「油断は禁物だ!!」
演-綱啓永
概要
マスターブルーよりリュウソウケンを継承し、リュウソウブルーに変身する青髪の青年。コウやアスナは幼馴染。作中では年齢は明らかにならなかったが、演者によるとコウと同じ209歳。
実は青髪のリュウソウ族は忌み子扱いされる存在であった事が外伝『THE_LEGACY_OF_The_Master’s_Soul』にて語られているが、実際は遺伝子の変異によるもので不幸を呼ぶと言う伝承は迷信である事がわかっている。
昔はマスターブルーに憧れるあまり、彼の一挙手一投足を真似をしたり、同じく門下であったマユと張り合ったりするなど本編での冷静さが嘘のような言動を見せている。
人物
冷静沈着かつ慎重な努力家。1度見たものは忘れない記憶力を持つ(本編でこの能力が披露されないどころか明かしてすらない)が、初めてのことには少し臆病になってしまう面もあり、そういった点でコウを尊敬している。
知識欲の塊でもあり、始めて龍井ういの家を訪ねた際には騎士竜の化石や資料を前にいつもの冷静さはどこへやら、鼻息を荒くしていた。
ニュースや週刊誌で社会勉強をしたり、第18話の時点でパソコンやインターネットを使いこなせるようになっている辺り、探究心と学習能力の高さも窺える。
マスターへの信頼も深く、第1話でマスターたちが命を落とした際には3人の中で1番意気消沈し、第9話では迷い込んだ亜空間の中でマスターと再会を果たし驚いていた。
リュウソウジャーきっての頭脳派であり最も常識的な人物。戦闘面でも持ち前の知性で作戦を立てたり敵の戦略や弱点を見抜くなど、メンバーからの信頼も厚い。
ただ、他のメンバーであるコウ、アスナ、トワが無鉄砲なことに加え、常識人よりなバンバは基本的に単独行動なため、頭を悩ませることも多い。胃は大丈夫だろうか…?
『海のリュウソウ族』の末裔オトに好意を寄せられている。
また、基本的に理知的な言動だが、時折その物言いが災いして、主張自体がさほど間違ってなくても相手の反感を買ったり傷つけてしまうことも※。
※第20話では、トワに対し「お前は速いだけ。頭を使え」とメルト本人は助言したつもりだったが、言われたトワは偉そうな言い方に腹を立ててしまった。
第25話では、ういちゃんねるの為にコウ・アスナと共に踊っていたが、何度もダメ出ししてくるういに対して「ういの動画なのだからういが努力すべき」、「自分たちが頑張る義務はない」と半ば怒鳴ってしまい、コウやアスナに非難されてしまっている。
幼馴染に対する理解も深く、コウがマスターレッドを殺めたタンクジョウを前に復讐の鬼と化した際には冷静に制止し、彼が我に返るきっかけを作った。
不憫なメルト
上記の通りクールかつ常識人のキャラクターなのだが、何故か所々に不憫な目に合うシーンが多い。
- ティラミーゴに名前を覚えてもらえず(というより、もはや確信犯)、ソルトだのナルトだの呼ばれてる(第7話)
- シンマイナソーの技で現れた自分の偽物をキシリュウオーディメボルケーノが(仲間の姿に惑わされないという決意からであるが)迷いもなく斬った事にショックを受ける(第12話)
- ミイラマイナソーの技の影響で、アスナが自分に対する本音をまくし立ててショックを受ける(第13話)
- たこ焼きパーティーにて、ういの仕掛けたロシアンたこ焼き(激辛)に当たってしまう(第20話)
- リュウソウルのトレードでバンバと交渉したが断られ唯一交換できなかった(第23話)
- ういに無理やりダンスを踊らされ、ケボーンダンスを127回も間違える。更にまだ続けようとするういに向かって、上述の物言いで自分で踊れとキレてしまう。しかも周りに味方はいない(第25話)
- ジャックオーランタンマイナソーが仕掛けた技で狂暴化したオトにボロクソに罵られ、「やめろ…泣くぞ」と呟くほど落ち込む(第32話)
- 卓球でアスナの放った剛球が審判をしていたメルトの鼻をかすめ、摩擦熱で鼻先が焦げる(第33話)
以上のことから本人も相当マイナスな感情が溜まっていたのか、作戦で敢えてクレオンの汁を飲んでマイナソーを生み出した際には、物凄い勢いで成長し、数秒で巨大化した。
戦いを終えて…
龍井家に留まり、オトと共に尚久の研究を手伝う。新たな騎士竜の発見、そして再度封印されたティラミーゴや相棒・トリケーンの復活を目指している。
服装
暗めの青と茶色を基調にしたノースリーブのロングコートに丈の長い白シャツを合わせ、下は黒い長ズボン。また、左耳にだけイヤリングをしている。
余談
演者の綱氏は、数々の戦隊・仮面ライダーなどの特撮俳優を輩出させているジュノンスーパーボーイコンテストの第30回グランプリ受賞者である。
また綱氏は子供の頃から剣と恐竜が好きでその二つの要素を兼ね備えたリュウソウジャーは正に夢のヒーローと言え、本人もリュウソウジャーのメンバー役に起用された事を喜んでいた(参照)。
プロデューサーの丸山真哉氏曰く、変身前を一目見ただけでリュウソウジャーと分かる個性を持たせる為に髪の色を青くした模様。
関連タグ
加藤・クラウド・八雲、宵町透真…近年のクールなブルー達。後者は所々不憫な目によく合うという共通点がある。
シオン(タイムレンジャー):同じく変身後のスーツと同じ髪色の戦士(ただしこちらは本当に染めており、途中から茶色寄りの金髪に変わっている)。
トカッチ:周囲に振り回され易い結果、頻繁に不憫な目に遭う同色の先輩。
風切大和:スーパー戦隊の「胃が痛い」先輩。
タスク(ジュウオウジャー):大和の仲間である彼もクールな慎重派だが不憫な目に遭いがち、とどこか似たキャラ性がある。