「僕達はもう、帰れないからここにいる訳じゃない。僕達の意志でここにいるんだ!」
「僕も本が大好きだから…こんな素晴らしいものを消させたりしない。」
概要
ジュウオウエレファントの変身者で異世界・ジューランドの住民。
家族は今のところ父親のみが判明しており、最終回にて登場したがなんと青年のはずのタスクが見上げるほどの大男だったのである・・・もしかしたらタスクはあれでもまだ子供だったりするのだろうか。まぁゾウなのだから当たり前といえば当たり前だが
ジューマン態はゾウ。名前の由来は牙などを意味する「tusk」であろうけれど、発音としては柄本佑など日本人名で使われる「たすく」と同じである。
ジューマン態と人間態では髪型も変わる(ジューマン態は束ねた銀髪、人間態は短い黒髪)。また、帽子と右耳のピアス、額のキューブの文様が人間態では消失している。
人物
一人称は「僕」。冷静で落ち着いた性格だが、デスガリアンの襲撃の際逃げ腰になっていたりと臆病な一面もある模様で多少人見知りが激しく引っ込み思案な一面もある。規則や規律にも厳しく、当番をサボったアムに文句を言いながらも食器洗いからゴミ出しに至るまできっちりとこなしている。
しかし、その真面目すぎる性格が災いしてつい一言多くなったり、相手に少々棘のある言い方をしてしまう事があり、自分でも何とかしたいと思っている。第43話では大和の叔父に、世話になったお礼を兼ねたクリスマスプレゼントとしてデパートでセーターを買おうとするが、せっかくバイトで貯めた今日までのお小遣いの殆どを使い果たしたり、セーターの消費税を忘れたりなどの抜けた一面もある。
最終話では二つの世界がつながったことをきっかけに、長年人間達への不信感に凝り固まった長老達を説得するため、父親に協力を仰ごうとする。その際父親は何も言わなかったが、息子の力強い声音と表情に成長を見出していた様子であった。
また、幼いころに父に本を読んでもらった影響から読書好きで人間界の書物にも興味があり、下宿先であるアトリエに動物の本しかないことに不満を訴えた事も。その為か書物や物を大切にする気持ちを馬鹿にされる事が何よりも大嫌い。
ジューマンとしての能力は嗅覚に優れているが、納豆やレオの靴下などのクサイ臭いは苦手で、また香気を利用する攻撃にも弱い。鼻はどこまでも伸びるという優れもの。また冷静さとは裏腹に怪力だが、プリズナブルの4個以上の鉄球には耐えられなかった。
薬草学にも通じている様で第31話で毒に倒れたセラと操のために(鼻マスクに洗濯ばさみの二重武装で)毒消しの薬湯を用意している。
他のジューマンの3人と異なりすぐには風切大和を信用できず、彼の「面倒をみる」という申し出も「僕は行かない。僕は君の世話にはならない」と断り、大和の王者の資格を「これはジューマンの物だ」と没収した上でしばらく別行動していたが、大和が諦めず世話を焼いたことで少しだけ心を開き、王者の資格を(あくまで『貸す』という形ではあるが)渡す。後に王者の資格を持ち出した犯人がバドと判ってからは、完全に信用する。
バドの事も当初は大和の恩人だと知りつつもジューランドに帰れなくなった元凶として敵意を抱いていたが、ラリーからバドの過去とそれに関する『ジューランドの真実』を知った時は、「ただ王者の資格を取り返せばいいという、単純な問題ではないのかもしれない」という結論に至り、以降は敵意を収めている。
また、上記の通りアムのマイペースぶりには振り回されているものの、彼女の実力や前向きな所は認めているため、大和との一件も考えるとそういった感情を素直に面と向かって表現するのが苦手な様子である。
第4話でデスガリアンに捕まったレオとセラを探すために靴下の臭いを嗅いでいた所を真理夫に見られて若干危ない人扱いを受けそうになるなど、早くもスーパー戦隊恒例の真面目な不憫キャラとして確立しつつあり、第9話では悪夢から抜け出すためとはいえ寒い中顔に水をぶっかけられたり、ニオイ対策として鼻にティッシュを突っ込まれた(どうせなら洗濯バサミで塞いだ方がいい)。
第12話でも頑固な古本屋のおじいさん(大岩源九郎)に勘違いから大怪我を負わせられたと言われてタダ働きをさせられ(しかもケガ自体はウソ)、続く第13話でもノボリゾンが斧岩山の山中に仕掛けたトラップにメンバーの中で一番多く引っ掛かったりと悲惨な目に遭っている。
おまけに上記の性格のせいで操からは不器用な者同士だと勝手に思われ懐かれるハメに・・・・。
また作中でバングレイに記憶を読まれて、自分を含めた記憶の人物を出現される回数はジュウオウジャーのメンバーの中で一番多い。
余談
『ジュウオウジャー』EDの「レッツ!ジュウオウダンス」では、メンバーの動物名にちなんだ歌詞が使われているのだが、その中でタスクが担当している「すぐファンファン エレファント」という歌詞が、どういう意味なのかイマイチよく分からないという視聴者が続出しているらしい。
あわれタスク・・・・・・
いや多分英語の「fun(楽しい)」なんだと思いますがね、うん。
他のみんなの様に日本語でダジャレが上手く作れなかったんや・・・
明言されていないだけですぐファン(ファンクラブ的な意味の)になる、という意味の可能性もある。こっちはまだ日本でも一般的に使われている英語だろうか。
まあでも、二番の「ノリゴリラ」よりはまだ無理がないんじゃないかな。
ジュウオウジャーは2016年末の『くりぃむVS林修!クイズサバイバー』に芸能人チームとして出場したが、その中で渡邉氏だけが2問正解した(他は正解なしの上、レオ役の南羽氏以外は(少なくとも放送内容では)回答すらしていない)。
関連タグ
ヒカリとはスーツの色が黄緑の男性メンバー、自分の気持ちを上手く伝えることが出来ない不器用な性格、第2話でレッドと対立、追加戦士が加入した直後にその人物と関わるなど共通点が多い。