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靴下

くつした

足に着用する袋状の衣類(下着)の総称。ストッキング、タイツ等も「靴下」として分類されている。
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概要

主な用途は「靴と素足の間の緩衝材」「足を暖かく保つ保温作用」「足汗を吸収して通気性の確保」「足の皮膚の保護」、そして「足の服飾」つまり「ファッション」である。

「靴下」という呼称について

「「靴の下」って靴底のことじゃないの?なんで「靴中」とか「靴内」って呼ばないの?」と疑問を抱いている方は多いだろう。
大雑把に「「靴」の「下」着」だから、と説明されることもあるが、少し違う。
服飾用語では「上着」「下着」と呼ぶように「素肌から見て外側が「上」、内側が「下」」と分けている。
そのため「靴下」は靴よりも素肌の内側(下)にある衣類だから「靴下」というわけ。
ちなみに靴下という呼称が日本で広まったのは戦後から。それまでは「メリヤス足袋」だったり単純に英語名称である「ソックス」「ストッキング」と呼ばれていた。
また靴下の英語名称も「丈を短いのがソックス」と「丈が長い(長靴下)がストッキング」とされる傾向があるが、別に厳密に分けられているわけではない模様。


歴史

西洋

「履かれ始めたのは近代から」というイメージが強いが、靴下の歴史は意外と古い。紀元前4世紀から5世紀にかけて、エジプトの遊牧民が靴下を作っていたという記述がある。
サンタクロースの由来、及び「クリスマスプレゼントは靴下に入れる」という風習は「ある貧しい三人娘を憂いた教父聖ニコラオスが、その家の窓に金貨を投げ入れたらたまたま暖炉そばに干してあった靴下に入った」というエピソードからなのだが、これが4世紀頃のお話。
16世紀のイギリスのエリザベス女王は、初めて絹製のストッキングを履いた時「もう布製のストッキングは履きたくない」ともらすほど、気に入っていたのだとか。
つまり、西洋での靴下はかなり古くから存在し、しかも貴族はもちろん貧乏な庶民でも履くほど日常的に履かれていたと考えることができる。
ちなみに現存する最古の靴下は、エジプトで発掘された4世紀頃のもの。厚手の毛糸で編まれた子供用の靴下で、つま先が二股に別れた「足袋」状のものなのだとか。

日本

日本古来の足の履物と言えば「足袋」が連想されるが、日本製の靴下はこの足袋が直接のルーツというわけではない。やはり直接のルーツは西洋からということになる。
我々が知る靴下が西洋から日本に入ってきたのは16世紀の南蛮貿易の頃。当時は「メリヤス足袋」とか「莫大小」とか呼ばれていた。もちろん庶民の手に届かないほどの高級品であったのだが、そんな中でこの靴下を愛用していたのがかの徳川光圀。つまり水戸黄門様である。彼の墓からは7足の靴下が発見されていることがそれを裏付けている。
(この話から「日本で初めて靴下を履いたのは水戸黄門」とよく言われている。本当に「日本で初めて」なのかはわからないが、愛用していたのは間違いない。)

日本で靴下が普及し始めたのは文明開化後である。しかしそこでの靴下とは「西洋製の靴を履くため」とか「制服と合わせて履く」という観点が強く日常的に履かれているわけではなかった。本当の意味で「庶民も日常的に履くようになった」のはやはり第二次世界大戦後ということになる。

ファッションとしての歴史

西洋では

以上のように靴下という存在は古くからあるが、履く目的は防寒や汗の吸水が主であったため「ファッション」という意味での靴下の歴史は浅い。しかも現代の認識とは異なり、昔はもっぱら男性用のファッションとしての意味合いが強い。
中世頃の身分の高い男性は裾がすぼんだ膝丈のキュロットズボンと靴の間に「ホーズ」と呼ばれる白い靴下を履くことが流行していた。表面は細かい刺繍が施されており、また伸縮性がない素材が中心だったため、足の形に合わせたオーダーメイド品で大変高価だったとか。「王子様は白いタイツ」というイメージはおそらくここからだろう。
一方で女性はと言うと、くるぶしまで丈があるロングスカートを履いていたため、靴下がファッションの中心になることはなかった。当時の「足は不潔な部位」という認識から極力露出しないという風潮もこれを後押ししている。しかし靴下が履かれていなかったわけではなく、レースや刺繍等が施された細かいデザインの靴下が「隠れた楽しみ」として履かれていたようだ。

靴下が女性の表立ったファッションとして認識されるようになったのは20世紀初頭のお話。ナイロン製のストッキングが開発されたのである。「脚を隠す」という風潮から開放され、脚線美を求めた世界の女性たちに「ファッションとしての靴下」であるストッキングは爆発的に普及した。1967年にはパンティとストッキングが一体化したパンティストッキングも開発されこちらも全世界に普及している。以後ストッキングは、時代の変化に応じて柄やデザインを変えながら、カジュアルなファッションとしても、フォーマルな場所の正装としても着用されるようになり、現在に至っている。

日本では

日本の靴下ファッションの中心は10代未満から20代までの若い女性である。
「学生の制服には、靴下やストッキング(タイツ)を合わせる」という認識は既に大正時代の頃からあった。第二次世界大戦中は物資不足から一時的に廃れたものの、戦後の高度経済成長期で庶民も日常的に靴下を履くようになり、ファッションとしての靴下も注目されるようになる。前述したパンティストッキングは日本でも流行しており(ちなみに最初は「何も履いてないように見える」ということからあまり流行していなかったんだとか)、最初は破れやすかったものが次第に丈夫になっていく過程は「戦後強くなったのは女性とストッキング」とも言われていた。
「履いていた靴下の種類で世代がわかる」ほど、女子学生が制服とあわせる靴下のファッションは変遷を遂げている。80年代の三つ折りソックス、90年代のルーズソックス、00年代の紺ハイソックスやニーソックス、そして2010年代の黒タイツと丈の短いショートソックスと、女子学生の足元は目まぐるしく変わっている。しかし種類やデザインは違えどどれも「完全に指定されてしまっている制服とは違い、ある程度自由が許されている靴下で個性を出したい、そして脚を細く魅せたい」という女子学生たちの意図は変わっていないだろう。

二次元世界の靴下

前述した経緯から漫画・アニメ・イラスト等の二次元世界においての「靴下」とは、「現代の若年層、ひいては学生キャラが履くもの」と紐付けられている。特に女性キャラにおいては、清楚さや脚線美や若々しさを演出するためにも欠かせないアイテムとなっている。00年代においてニーソックスが「萌え属性」と採り上げられることが多かったのもそれを裏付ける。
反面、現代より古い時代を舞台にした作品においては「靴下」という存在は省略されることが多い。そもそも靴下が無かった昔の日本が舞台の作品はしょうがないが(代わりに足袋が描かれる)、時代背景が中世や近代の西洋がベースになっているような、ファンタジーな世界観の作品においても、「靴下=現代」という認識が強いためなのか、「靴以外は何も履いていない(素足履き)」もしくは「長いブーツを履いている」というデザインのキャラが多かったりする。
(現実で靴下を履かずに素足で靴を履くと、靴ずれはもちろん、汗のムレや臭いで大変なことになる。しかし二次元キャラはそういうのに無縁なので、靴下を省略しても問題ない。)

性癖としての靴下

多種多様なデザインがあるためなのか、靴下タグがついている絵にはいろんな種類の変態紳士がいるのが特徴(自分が靴下好きなお洒落女子も多い)。
ただ単に靴下を履いてる女の子の姿が好きな人もいれば、裸靴下が好きな人もいる。ニーソックスとスカートの間に出来る絶対領域が好きな人もいるし、靴下に包まれた足指足裏が好きな人もいる。はたまた、靴下の臭いが好きな人(臭いフェチ)もいればアブノーマルなところでは汚れた靴下が好きな人や足コキは靴下じゃないと、と言う人もいる。
靴下の形や柄に現れるキャラクターの好みフェチ、生活感フェチ、流行フェチの人もいる。

女子用の靴下は種類がとても豊富で見ている人を飽きさせない。「フェチとまでは言わないけど、女の子の靴下は好き」という諸氏も多い。
もちろん「素足フェチ」の人間にとって、靴下は妨げでしかないため邪魔者扱いされたりもする。わざわざ靴下を脱がした裸足のイラストを書く紳士も多い。

別名・表記ゆれ

ソックス くつした

丈による分類

丈(長さ)によってそれぞれ呼称がある。
簡単に分類すると、

大抵の場合、サイハイソックスのことをニーソックスと誤って呼んでいることが多い(それだけ、絶対領域という単語とニーソという単語が有名になり過ぎたのだろう)。

関連タグ

  足裏 ソックス足裏
5本指ソックス 三つ折りソックス リブソックス 穴あき靴下 片靴下 違い靴下
レギンス トレンカ
ガーター ガーターベルト ガーターリング ソックスガーター

◆用途別
ルーズソックス / ルーソ ルーズ レッグウォーマー
スポーツソックス
ソックパペット
足袋
ルームソックス

◆色や柄
白靴下 / 白ソックス 黒ソックス / 黒靴下 紺靴下 / 紺ソックス 緑ソックス
縞靴下 / 縞ソックス ストライプソックス ボーダーソックス ライン入りソックス

◆長さ別
短い↑

長い↓

◆動作別
靴下を履く 靴下を脱ぐ 靴下ぬぎぬぎ

◆その他
足裏汚れ ソックス足裏 生靴下 黒生 白生
靴下ください ソックスハンター
裸足 素足 素足履き 制服裸足 サンタクロース チラ魅せ靴下 裸靴下 ペニスソックス ぬぎたて靴下

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