概要
木綿を主体に作られており、伸縮、吸汗、防寒に優れる。
「スウェット(sweat)」とは「汗をかく」という意味の英語で、元は発汗を促して身体を絞りやすくするトレーニングウェアとして1920年のアメリカ合衆国で売り出されたものであった。
そのため厚みや通気性を調整した夏用のスウェットというものも存在したりする。
また、本来は製品のみがこう呼ばれており、布地を含めて「スウェット」と呼ぶのは他国に広まる過程で発生した二次的な用法である。
日本語で「トレーナー」と呼ばれるものは基本的にこれらの一種。
こちらは日本に上陸した際に、職業としてのトレーナーが着ているものがアスリートとは別種の衣服のように扱われた事に端を発する完全なる和製英語である。
現在でも上下セットのものが「スウェット」、トップスのみのものが「トレーナー」と、なんとなく使い分けがなされる傾向が残っている。
普段使いとしては子供服や部屋着と、「ヤンキー」や「ストリート」といった属性向けに二極化する傾向がある。
特にHIPHOP界隈では一時期ユニフォーム同然の定番衣装となっていた事から、それらの用途を意識した厳つい柄物なども多く作られている。
同様の存在に「ジャージ」があるが、そちらはイギリスの民族衣装に由来しており、元は牛毛、現在は化学繊維を主体にしている。
関連イラスト
pixivではスポーツに関連した作品はほとんど見られず、ほぼ普段着の一種として扱われている。