「吸い取れ吸い取れエネルギー!後少しで枯れ野原!」
「飛んできただと!?山は一歩一歩、足で登るものだろう!空から飛ぶとは何と言う邪道!」
データ
身長 | 197cm(コンティニュー時:39.4m) |
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体重 | 177kg(コンティニュー時:354.0t) |
リーダー | アザルド |
対応機種 | アタックピッケル、スイドリル |
ジャンル | クライミングゲーム |
CV | 中務貴幸 |
スーツアクター | 今井靖彦 |
メダル投入口 | 口(給気管)の左側 |
概要
見た目に違わない最高峰の登山テクニックを持つ登山家である、チームアザルド所属のプレイヤー。
その登山家としての勘で、山の生命エネルギーが集まるポイントを探し当て、そこにエネルギーを吸い上げる特殊な手回し式掘削ドリル『スイドリル』を突き立てコツコツとエネルギーを吸い上げるコンボ技「吸い取れ吸い取れエネルギー」を得意とする。
このコンボ技を使い、地球上の植物を枯らして絶滅させるブラッドゲームにエントリー、その手始めにとある山へ陣取り、そこに生えた植物を枯死させようとする。
しかし、エネルギーを吸い上げる過程はひたすらコツコツとスイドリルのハンドルを回し続けると言う、余りに地味で時間だけが掛かる物だった。正直な所、「ジニスを喜ばせる」という根本的なルールを持つブラッドゲームには向かないプレイスタイル(作戦)であり、それでも何とか見世物として成立させるため「陣取った山中に派手な罠を仕掛ける」と言うアザルド直々のアシストを受けている有様であった。
その一方で、肉体派のチームアザルド所属らしく高い戦闘力を持ち、先端から光弾を撃てる登山用つるはし『アタックピッケル』の二刀流による肉弾戦が得意。
その実力は、手負いとは言えジュウオウジャー内で最も格闘戦の強いレオを軽くあしらい、巨大戦ではパワーに優れるワイルドジュウオウキングに一度競り勝つ程。
自身の足で一歩一歩と山を登ることで、「辛抱強くコツコツ攻略する」というスタンスを持った、殺気全開でゲームに興じるデスガリアンでは珍しい、落ち着いた性格のマイペースな努力家(そのためジューマン達も彼の存在を察知出来なかった)。
ただし上記の様な、見る方はつまらない作戦を平気でやることから、裏返せば我が強く融通の利かない頑固者だとも言える(ある意味ではアザルドのプレイヤーらしい)。
また、自身より高い存在に対して、高ければ高いほど燃える性分で、パワーに優れるワイルドジュウオウキングを相手に善戦できたのはこれが大きい。
数々の罠を乗り越え、自身の所まで登ってきた相手に対して賞賛し、空を飛ぶのは邪道であると考えるなど、凶悪な性格のプレイヤーの中では礼儀を重んじる面を見せる。
活動
第13話
上述の通り、地球の植物を絶滅させて枯れ野原にしてしまうブラッドゲームにエントリーしたが、偶然にも陣取った山、「斧岩山」には鳥男が一時期滞在していた。そのため以前、山頂で鳥男を見た登山サークルの女子大生、五十嵐百合(演:井上小百合)の案内でジュウオウジャーが山に来てしまう。
程なく、罠に引っかかった大和やレオに百合、さらにデスガリアンの存在を知ったタスク達3人へ活動を知られるが、アザルドの仕掛けた罠と多数のメーバによるサポートでジュウオウジャーを足止めしてゲームの時間を稼ぐ。
なお、先述の様に殺気を出さなかったためジュウオウジャーに存在を察知されなかったが、「罠に掛った奴の顔を見たい」とタスク達の前に姿を見せたアザルドが自慢げにノボリゾンの作戦を話したため、結局無意味になってしまう(多分ゲームを盛り上げるためだろうが、コツコツ時間を掛ける作戦の特性上、なるべく存在を隠して妨害も無い方が都合良い)。
しばらくして、単独山頂たど辿り着いたレオと交戦、自慢のパワーで一度撃退したが、二度目ではレオの陽動を受け、大和の変身したジュウオウゴリラにスイドリルを破壊されてしまう。汚名返上するためジュウオウジャー2人と交戦するも、複数のメーバを一掃した3人も合流。結局ジュウオウジャー全員と戦って追い詰められ、ジュウオウシュート、ジュウオウスラッシュの連続攻撃により敗北。
その直後、ナリアよりコンティニューメダルを投入されて再生巨大化する。
ワイルドジュウオウキングと交戦、自身より高い相手に熱く燃え、キングソードを叩き落とす等して追い込むが、ワイルドジュウオウキングが掴んだ斧の形をした岩からジュウオウキューブウエポン「クマアックス」が目覚めた事で形勢逆転。
ワイルドジュウオウキングのパワーで繰り出されるクマアックスの重い一撃を耐え切れず、最期は「クマアックス・ジュウオウインパクト」を食らい、「山に登るときは、クマに気をつけろ~!」と視聴者に山登りの際の注意をするような発言をしながら、爆散した。
彼の敗北の要因は陣取った場所が悪かった(クマアックスがあった山)のだが、それ以上にサポートでやって来た筈のアザルドの余計な会話が大きいと言えるだろう。
第23話
バングレイの力によりレオの記憶から再現された個体が登場。その際、バングレイの関与を知らないアザルドは死んだはずの彼が再来したことを不審に思っていた。
ジュウオウジャーと戦い、ウルフフォームとなったジュウオウザワールドが放ったジュウオウザガンロッド(ガンモード)の必殺技、ジュウオウザバーストを喰らい消滅した。
余談
彼が初登場した第13話では、エンディング前のキューブが積み重なりジュウオウジャーのエンブレムになるバンクシーンでキューブが積み重なる音が「インコの鳴き声になっている」その理由は本編を見て確かめてほしい。
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