ヒーターバンキ
ひーたーばんき
「なんばすット!ゲームセット!」
GP-34「悪魔ナオンナ」に登場するキタネイダスが「ヒーター」をモデルとして製作した害気目の蛮機獣。
頭部が丸ごと巨大なヒーターとあう外見をしており、口癖は「ヒートット」、あるいは「~トット」。間違っても10年前の戦闘員ではない。
モデル通り熱を司る能力を持ち、顔面の電熱器で発生させた超高熱を頭部の巨大な送風機の力で増幅し、放射することが可能。
過熱によるパワーは自在に調整可能で、超高温ネップービームと武器の灼熱コイル等を全開にすれば、一瞬にして周囲の気温を50度以上に上昇させられる他、スーパーハイウェイバスターすらはね返してしまう程の威力のヒートウイニングショットを繰り出せる。他にも焼き鳥を焼いたり、パーマを当てることもできたりと、その用途は幅広い(パーマを当てられた大翔はあまりの熱さに「スタッフゥ~!」と叫んだ)。ただし、冷気には弱い。
劇中ではホロンデルタール探しに躍起になっているヨゴシュタインを他所に、地道な作戦でヒューマンワールドの地球温暖化を促進すべく派遣された。
キタネイダスに生み出されて街へ派遣されると、「秋になっても真夏日作戦」という地道かつ地味な作戦を目論み、都市部の気温を上昇させようと隠密行動に徹する。
だが、昨今の温暖化に慣れた人間達相手では大した効果を得ることができず、思い切ってガスタンクを爆破しようとするもゴーオンジャーに阻止されたためにそのまま交戦。スーパーハイウェイバスターをヒートウイニングショットで押し返す善戦ぶりを見せつけるが、ゴーオンウィングスが「熱風には冷風」とばかりに放ったフリージングダガーを喰らい敗北する。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、再びガスタンクを爆破するために動き出す。立ちはだかるエンジンオーG9をネップービーム等で圧倒するも、キシャモスのアイスエイジエクスプレスに怯んだところに、最期はキョウレツオーのキョウレツエクスプレスを止めに喰らい、上記の断末魔と共に爆散した。
こうして一件落着かと思ったら、地面から光が出てきた。そこから現れたのは…?
モチーフである「ヒーター」は、金属に電流を通して高熱を発生させる道具である。
声を演じた伊丸岡氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。2年後の『天装戦隊ゴセイジャー』では獏のエルムガイ夢の声を担当することになる。