「我等ガイアーク……このヒューマンワールドを我が物にするため、大地を穢し、
大気を汚しておるのに!貴様という奴はよくもおめおめと!」 (GP-01)
概要
11の世界の一つ、ジャンクワールドを発祥とする機械生命体。
元々は彼等もマシンワールドの住人で、炎神からは絶滅したと思われていたが、生き残っていた三大臣(三賢人とも呼称される)がガイアークを結成しマシンワールドの征服を目論むが、その結果炎神達によってマシンワールドから放逐されてしまう。
それぞれが「害地目」「害気目」「害水目」というグループに属しており、更に幹部は「○○大臣」という肩書を持つ。
炎神達が暮らすマシンワールドを襲撃するも失敗し、3大臣はヒューマンワールド(地球)に逃げ込み、そこにヘルガイユ宮殿を構える。
彼らはヒューマンワールドの環境を破壊し、ガイアークが住みやすい環境を作ることが目的である。
人間とは美的感覚が異なり、「汚い」が褒め言葉で、「美しい」は侮辱の言葉となる(ただし「カッコいい」「可愛い」は褒め言葉)。
当初は3人の大臣が主導していたが、終盤では高官が登場し、3大臣に代わって指揮を執った。
基本的にエネルギー源はオイルだが、ガイアーク3大臣は侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャーでは酒を飲んだり、寿司を食べていた様子があった事から、恐らくガイアークも人間の食事を取ることも可能だと思われる。
地球やマシンワールドにとっては害悪でしかないが、その動機は「故郷を失った蛮機族が平和に暮らせる理想の世界を作りたい」という切実な願いによるもの。
そのため仲間同士の結束はとても強く、3大臣は協力して作戦を立てている他、ウガッツ含む部下達への信頼も篤い。
またコミカルでお茶目なシーンも多く、所謂憎めない悪役である。
しかし作中終盤、手段を選ばない総裏大臣一派の登場によって一気にブラックな組織へと変貌を遂げていく…。
構成員
三大臣一派
三大臣
ガイアークのヒューマンワールド(地球)侵略を主導する3名の大臣(幹部)。中盤のヨゴシュタインの独走による軋轢はあったものの、仲間として思いあう絆を持つ。
- 『VSシンケンジャー』では、害統領バッチードの召集により三途の川の底から引き上げられ再登場。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』では、3人共死んでいるにもかかわらず、魔空監獄に収監されていた。
- 『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』では、肉体を取り戻し復活を果たしたが、この時はヒューマンワールドの侵略を断念している。
害地大臣ヨゴシュタイン(声:梁田清之) |
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ガイアークの害地大臣で、ヨゴシマクリタインの息子。害地目の蛮機獣を従える。 |
害気大臣キタネイダス(声:真殿光昭) |
ガイアークの害気大臣。害気目の蛮機獣を従える。終盤で、ヨゴシマクリタインに反旗して粛清される。 |
害水大臣ケガレシア(演:及川奈央) |
ガイアークの害水大臣。害水目の蛮機獣を従える。終盤で、キタネイダス共々ヨゴシマクリタインに粛清される。 |
三大臣の関係者
害地副大臣ヒラメキメデス(声:中井和哉) |
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ガイアークの害地副大臣で、ヨゴシュタイン直属の部下。 |
害水王子ニゴール・ゾ・アレルンブラ(声:野島健児) |
GP-26に登場。蛮機族害水目の名門・アレルンブラ家の害水王子。清潔なものを愛する。 |
害水機士ウズマキホーテ(声:楠見尚己) |
GP-25に登場。蛮機族の名門・アレルンブラ家を守り、ニゴールに仕える害水機士。 |
総裏大臣一派
終盤から登場する、ガイアークの3大臣より位が上の大臣たち。3大臣の手ぬるいやり方に業を煮やし、指揮権を簒奪する。三つ目でより邪悪な顔つきなのが特徴。
総裏大臣ヨゴシマクリタイン(声:梁田清之) |
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ガイアークの頂点に君臨する独裁者。害地目出身で、ヨゴシュタインの父親。 |
危官房長官チラカソーネ(声:島田敏) |
ヨゴシマクリタインの最側近で、害気目出身。 |
掃治大臣キレイズキー(声:竹本英史) |
ヨゴシマクリタインの側近で、害水目出身。戦闘のプロ。 |
その他
蛮機族ホロンデルタール |
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GP-35に登場。ヨゴシュタインが復活させた伝説の蛮機族。ダイナワールド(中生代の地球)を滅ぼすほどの力を持つ。 |
ココロオトメデス(声:中井和哉) |
『炎神戦隊ゴーオンジャーゼミナールだよ!全員GO-ON!』に登場。ヒラメキメデスの兄で、乙女の心を持つ。 |
害統領一派(残党)
害統領バッチード(声:銀河万丈) |
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映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー銀幕BANG!』に登場。ガイアークの大物たる害統領。外道衆と手を組む。 |
害統領(2代目)ババッチード(声:銀河万丈) |
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第35話~第36話に登場。2代目の害統領。ゴーカイジャーや宇宙帝国ザンギャックと敵対し、ヒューマンワールド(地球)の支配を目論む。 |
保蛮官チラカシズキー(声:黒田崇矢) |
『海賊戦隊ゴーカイジャー』第35話に登場。ババッチードの部下。 |
怪人
戦闘員
蛮機兵ウガッツ |
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スクラップから生まれるガイアークの量産型戦闘員。バイクに変形することもできる。 |
協力者
戦力
ヘルガイユ宮殿
ガイアークの本拠地で、ヒューマンワールドのどこかにある。
心臓部には、「デウス・ハグル・マギア」と呼ばれる巨大な歯車が回っており、ウガッツや蛮ドーマを大量生産させる。
このデウス・ハグル・マギアは、別次元を繋ぐ扉にもなっている。
名前はベルサイユ宮殿に、「地獄」(hell)と「害」をあわせたもので、デウス・ハグル・マギアは「デウス・エクス・マキナ」から。
ビックリウムエナジー
キタネイダスが開発した蛮機獣を巨大化させるエネルギー。ただし、劇薬であるため、多量に摂取すると暴走を起こしてしまう。
巨大化するときは「サンギョーカクメーイ!!」と叫んで巨大化する。
終盤では、ヨゴシマクリタインが開発したさらに強力な「ドッキリウムエナジー」も使用され、こちらは「チョーサンギョーカクメーイ!!!」と叫んで巨大化する。
蛮ドーマ
カマドウマがモチーフになっているマシン。飛び跳ねて移動する地上モードと羽を広げて飛行する空中モードに変形する。ヒラメキメデス専用の蛮ドーマスペシャルも存在する。
大抵は新しく登場した炎神の噛ませ犬にされる。
関連イラスト
関連タグ
侍戦隊シンケンジャー、海賊戦隊ゴーカイジャー:残党が登場する。