「お出かけでありますか、ルルルのル」
「無念であります…害気大臣、害水大臣、骨は拾ってクリーナー!」
CV:竹本英史
概要
蛮機族ガイアークの掃治大臣。害水目出身。
「掃除」ではなく「掃治」と表記するのが正しい。
ヨゴシマクリタインに従い、チラカソーネとともにサウンドワールド、マジックワールド、プリズムワールドを滅ぼした(ただしキレイズキーはヨゴシマクリタインが滅ぼした世界の残骸を後片付けしただけ)。
軍人口調で話し、基本的にクールでハードボイルド。キタネイダスに右手で握手を求められた際に「利き腕は預けないであります」、ケガレシアが背後に立った際に「背後に立つなであります」と言うなど、プロフェッショナル意識が高い。
その一方、ケガレシアやキタネイダスらとすぐに意気投合したり、「お出かけでありますか、ルルルのル」(言うまでもなく天才バカボンに登場する某キャラの口癖のパロディ)と口走ったりと、ヨゴシマクリタインら他の高官に比べればいくらかユーモアのある性格。
戦闘力はガイアークの高官だけあって極めて高く、いわば戦いのプロ。おソウジ七つ道具(後述)という7種類の武器を使い、ゴーオンジャーを敗北に追い込んだ。
ゴーオンジャーを敗北させバラバラの世界に飛ばした後に、「ヒューマンワールド年末ジャンボ大掃除」と銘打った作戦を行おうとする。
だが、ゴーオンジャーはヒューマンワールドに集結し、バケツバズーカなど高威力の武器、ゾーキングレネードの攻撃を吸収し、それを投げ爆裂させるなどの技を使い圧倒。
ドッキリウムエナジーを使って超産業革命を起こし彼らを圧倒するが、エンジンオーG12にはなす術もなく、G12グランプリを受け爆散した(上記の台詞はその際のもの)。
彼の残したムゲンゴミバコは自分自身が中に入ることもでき、蛮機獣であっても入る事が可能。また次元をつなげる能力を持つため、後にヨゴシマクリタインとチラカソーネが出現する事になる。
おソウジ七つ道具
キレイズキーが使いこなす7つの武器で、掃除用具がモチーフ。いずれも威力が高い。
- ホウキショットガン(箒):箒を模したライフル。狙いは正確無比で、登場前のGP42においてもスピードルに不意打ちを仕掛けた。
- ゾーキングレネード(雑巾):アンチソウルゾーキンを絞り、手榴弾として投げつける。その威力は炎神の意識を一時的に飛ばすほど。
- チリトリシールド(ちりとり):どんな攻撃も跳ね返すちりとり型の盾。
- ハタキブレード(はたき):はたきを模した蛮刀で、赤い軌跡を描きながら敵を斬る。
- メンボークナイ(綿棒):綿棒を模した苦無。壊された時には、「メンボークナイが!面目ない!」と駄洒落を言った。
- ムゲンゴミバコ(ゴミ箱):次元の移動が出来るゴミ箱で、攻撃も回避出来る。キレイズキーの死後、残されたこの箱からヨゴシマクリタインとチラカソーネが登場した。
- バケツバズーカ(バケツ):最強最大の威力を誇るバズーカ砲。
余談
名前の由来は「きれい好き」と削除や抹殺を意味する「イレイズ」を掛けたもので、正義の味方を文字通り「綺麗に片付ける」事から来ている。汚れることが重視されるガイアークとしては意外なネーミングに見えるが、邪魔者を排除するプロである彼はいわばヒューマンワールド的価値観でいうところの「汚れ役」であるがゆえ、ガイアーク的には言い得て妙といえるかもしれない。
上記の台詞は「骨を拾ってくれ」という懇願と「クリーナー(掃除用具)」を掛けたダジャレ。最期の言葉の意味は、ムゲンゴミバコを指していたと思われる。
メインイメージや「背後に立たれるのを嫌う性格」の元ネタは『ゴルゴ13』のデューク東郷。自称が「自分」で、ショットガンを主武器とするあたりは『西部警察』の大門圭介がモデルになっている。
声を担当した竹本英史氏は『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』にて冥獣人デーモンのアボロスの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は3年ぶり。また、5年後の『獣電戦隊キョウリュウジャー』では同じく数話をまたいでの登場となる強敵・デーボ・ウイルスンとその分身・デーボ・コンピュータウイルスンの声を担当した。
スーツはのちに『炎神戦隊ゴーオンジャー10YEARSGRANDPRIX』のグレイズキーに改造された。
後続作品への客演
199ヒーロー大決戦にて、黒十字軍の復活怪人として巨大な姿で登場。
『太陽戦隊サンバルカン』のサンバルカンロボによる太陽剣・オーロラプラズマ返し、『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルロボによる地球剣・電子銀河斬りを受け爆散した。
関連イラスト
関連項目
炎神戦隊ゴーオンジャー 蛮機族ガイアーク ヨゴシマクリタイン チラカソーネ
光鬼:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の戦隊怪人で登場回がクリスマス回で本編中本物のサンタが登場している。