演:渡哲也
概説
西部署刑事課の実働部隊「大門軍団」を率いる刑事。階級は巡査部長。クレジットでは大門部長刑事、一人称は「自分」、団員からは「団長」と呼ばれている。
人物像
射撃の名手であり、その技量はライアットガンで狙撃を行えるほどである。正義感、悪を憎む心が非常に強く、凶悪・卑劣な犯人に対しては容赦なく鉄拳を振るう。一発だけではなく、犯人が強情を張って人質の隠し場所を白状しなかった場合など、白状するまで殴り続けたこともある。
独りよがりな行動に走ったり、弱気になっていると見抜いた部下に対して行われる鉄拳制裁は師匠である谷大作から受け継いだ指導方針である。
若き日に自信喪失に陥った際谷に言われた言葉『大門!刑事は犬だ!相手の喉笛に食らいついたら絶対に離すな!それができないなら死んじまえ!』は殉職するその日まで決して忘れることはなかった。
言動に関しては『自分たちは・・・』『全力を上げてくれ。』というセリフをよく口にするが、全体的に見るとボキャブラリー不足が決定的なまでに顕著で、捜査会議などでの重要な会話はほとんど軍団員に任せっきりで、日常でも妹の明子(特に二代目)とは兄妹らしい会話をあまり交わしていない。(特に顕著なのが「燃える勇者たち」の回で、ゲストキャラのミスター東郷に同じ事を何度も聞いたりしていた)こうした一面が軍団員からの反発を招く事もしばしばあり、課長の木暮がその度にフォロー役に徹することになる。
経歴
共通ルート
大門軍団を率いていたがPART1第30話で巽刑事が殉職後は、将来自分が殉職した時の後継者も探す様になった。
一旦は松田猛(リキ)刑事を本庁栄転と言う形で後継者にしようとしたが松田は軍団員としての依存心を捨て切れぬまま殉職してしまう。
PART2&PART3の世界線
自ら西部署行を志願してきた沖田五郎刑事を招聘するが、沖田もまた不治の病に冒され、死期が近い事を悟り退職。その後釜に山県新之助、五代純の二名を招聘。後者が自身の妹・亜子と恋仲になり、あるテロリスト関連の事件で後継者を見つけられないまま、大門自身が殉職。殉職後、五代と明子は結婚し、五代は大門の遺言を守り、本庁へ行ったと言われている。また、一説では大門の後任が後にゴリラ警視庁捜査第8班の班長となった倉本省が後任になったのでは、と言うファンもいる。
2003年スペシャルの世界線
団長として様々な事件に挑むも、上司だった木暮課長が病気療養の甲斐無く死去。その後鳩村英次刑事を軍団長の後継者に指名。鳩村は新たな団長となり、大門自身は課長に昇進。団長時代より丸くなった。
関連タグ
黒岩頼介:大都会の主人公でマル暴刑事。出演者が共通しているが、無印は大門とは逆に人間的な脆さを有していた。
仮面ライダードライブ:第20話で追田現八郎がパロっている。
THE突破ファイル:出動!アメリカンポリスでケイン・コスギが車からの狙撃シーンをパロっている。
人気者でいこう!:格付けチェックなどで知られるバラエティ番組。企画の一つとして「早大門」があり、浜田雅功、内藤剛志、堀部圭亮の3人が大門のコスプレをする(いかに早く着替えられるかを競う)ものだった。勝者には西部警察のエンディングさながらのPVに出演する権利が与えられる。
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!:上記のセルフパロディとして菅プロデューサー扮する「菅大門」が登場する