「俺はガイアークの保蛮官、チラカシズキーだ。貴様らに決闘を申し込みに来てやったぞ」
データ
身長:212cm(産業革命時・53.0m)
体重:238kg(産業革命時・595.0t)
特殊任務:ガンマンワールド侵略兼陽動作戦
概要
ガイアークの残党で、害統領ババッチードの部下。名前と外見は、嘗てのガイアークの幹部であるキレイズキーとチラカソーネを足して2で割ったそれである。
自分勝手を地で行く性格をしており、逆らう者は容赦無く処刑する。
戦闘ではガンマンらしくハンドガンを使い、キレイズキーと同じくホウキショットガンやバケツバズーカ等の火器を乱射。周囲を破壊すると同時に一面にゴミを撒き散らす事を好み、そうした姿勢から汚い環境を好む蛮機族の気質が如実に表れている。武装は銃火器のみならず、炎神のパワーを吸収する投げ縄まであり、劇中ではこれでマッハルコンを除くスピードル達のパワーを奪って無力化してのけた。
活躍
スピードル、バスオン、ベアールVの3体の炎神を上記の投げ縄で退けた後、ババッチードの命令により囮作戦を目論み、異次元世界「ガンマンワールド」の侵略を開始する。
ガンマンワールドの街で暴れていたウガッツをゴーカイジャーに一掃されたのを受け、上記の台詞と共に食事中のマーベラス達の前に姿を現し、決闘を申し込む。
「貴様らが勝ったら、俺達ガイアークはここから出て行く。俺が勝ったら住民諸共纏めて処刑だ!」などと、明らかに不利な条件を口に出すチラカシズキー。無論反発するルカやスピードル達だが、マーベラスがそれを了承した為に晴れて決闘となる。
勝負内容は早撃ちによる一騎討ちで、「走輔が投げたコインが地面に落ちてから銃を撃つ」と言うルールだったが、チラカシズキーは守る気など更々無く、卑怯にもコインが地面に落ちる前に不意打ちに出る。だが、「見切った上で弾丸を弾丸で弾き返す」と言うマーベラスの離れ業の前に失敗してしまう。
破れかぶれになったチラカシズキーは伏せておいたウガッツにマーベラスを包囲させ、「こうなったら勝負など知った事かァッ!」とバケツバズーカを発射するも、豪快チェンジした6人にウガッツを全滅させられてしまう。負けじと身体前方のハッチからミサイルを連射するが、デカレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーに攻撃を防御されると同時に圧倒され、ゴーカイレジェンドリームとライジングストライクを連続で喰らい敗北。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、巨大戦ではゴーカイオーと豪獣レックスを先制攻撃で銃撃する。だが、ハリケンゴーカイオーのゴーカイ無限手裏剣を防いだ際に弾切れを起こしてしまう。そして最期は豪獣神の豪獣トリプルドリルドリームと風雷丸の必殺奥義・乱れ桜の連撃を止めに喰らい、「俺は、『ガイアーク』と言う名前が大好きです!」と叫んで爆散した。
敗北して散ったチラカシズキーだったが、ゴーカイジャーをヒューマンワールドから遠ざける為の囮作戦自体は成功しており、ババッチードは「鎖国バリア」で彼等の帰還を妨害。真の計画に動き出した。
余談
モチーフはガンマンで、名前の由来も「散らかし好き」。
保蛮官の肩書も、保安官+蛮と言った所か。
スーツも頭と手足はチラカソーネ、胴体はキレイズキーをそれぞれ流用した物である。
断末魔に叫んだ台詞は、西部劇の名作『荒野の決闘』の「私はクレメンタインという名前が好きです。」と言う台詞が元ネタ。彼のガイアークに対する深い忠誠心が窺える。
忠誠心と言えば、声を担当した黒田氏は5年前の『轟轟戦隊ボウケンジャー』に闇のヤイバ役で出演していたが、こちらはババッチードと中の人繋がりの主君を裏切っているため、文字通り真逆のキャラ付けとなった。
その後、頭部は『爆上戦隊ブンブンジャー』のワルイド・スピンドーの配下である追跡隊長と呼ばれる個体に流用された。