「おお!なんとケガレシア姫、いつ見ても貴女はなんて清らかで美しいんでしょう!」
データ
概要
蛮機族害水目の名門の一つで、由緒正しきアレルンブラ家の害水王子。同じ害水目のケガレシアに想いを寄せる。
「汚い」事に価値観を置く蛮機族の中にあって「美しい」が口癖であり、人間と変わらない美的感覚の持ち主なのだが、当然ケガレシアからはその事で煙たがられており、「変態」と罵られ露骨に嫌悪される始末。
とはいえ肉体は蛮機族のそれなので、清潔な環境に居続けると体調を崩してしまうという因果な体の持ち主である(しかもヒューマンワールドの清潔さが他の面々以上に堪えた様子で、ボディはあまり丈夫ではないと思われる)。
戦闘では嵐や暴風雨、時には雷といった気象現象を操り、周囲に甚大な被害を与えながら戦う。
また、ケガレシアとは同じ害水目の実力者同士、液化しての害水合身によって力とその能力を合わせる事で更にパワーを倍増する。
活躍
時期は不明だが既にヒューマンワールドに来ていた。しかしヒューマンワールドがあまりに綺麗だったので身体が耐え切れず仮死状態となっていたが、ケガレシアの汚水のパワーによって復活。
身体を液状化させる事でケガレシアと融合した「ミックス・ケガレゴール」なる技で巨大化する。
巨大戦ではエンジンオーG9と交戦し、G9グランプリを受けるも何とか耐え切るや、逆に暴風雨や雷を操って圧倒。ジェットラスを弾き飛ばして合体を解除させる程の強さを見せ付けたが「美しい……ベアールV」と、事もあろうにベアールの美しさに一目惚れし彼女に求婚。
この時自分から飛んで行ったベアールVの炎神ソウルを屋敷に持ち帰り、どこかで見たような装置に接続している。
だがベアールは当時ジェットラスに恋していたのであっけなくフラれ、おまけにイエローとシルバーの連携攻撃を受け敗北。
敗れた自身の前に現れたケガレシアに、ビックリウムエナジーを与えてくれと懇願するも、当のケガレシアは――――
「王子……ニゴール・ゾ・アレルンブラ お前は眠っているべきだったでおじゃる」
「ガイアークに、美しさなど不要」
そう切り捨てるや、手にしたビックリウムエナジーを踏み砕いて去って行く。なまじ人間と同じ美的感覚など持って生まれてしまった事が、ニゴールの死期を早める結果となってしまったのだ。
斯くしてケガレシアから見捨てられたニゴールは、「姫!そ、それでも貴女は、美しい……」と言い遺し、そのまま爆散して果てるのだった。
余談
名前の由来は名前が「濁る」、苗字は「荒れる」、「アンブレラ」、「アルハンブラ宮殿」からそれぞれ来ている。
声を演じる野島氏はスーパー戦隊シリーズ初出演となった。
尚、2年後の『天装戦隊ゴセイジャー』では父の野島昭生氏が研究のアバウタの、そして兄の野島裕史氏も続く翌年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』でワルズ・ギルの声をそれぞれ演じている。
因みに、息子であり現在俳優としても活躍している野島透也氏はスーパー戦隊どころか特撮出演の経験は今のところ無いが、14年後に東映特撮の出演者が多い『科捜研の女』にゲスト出演を遂げている(その回には『宇宙戦隊キュウレンジャー』の南圭介氏や『仮面ライダーセイバー』の川津明日香氏に加え、同業の声優である三澤紗千香氏と共演した地味に豪華な回だったりする)。
関連タグ
ウズマキホーテ:従者