「さらば、異次元の我が孫娘よ!」
演:木野花
概要
ガイアーク同様、ジャンクワールドの住人である魔女博士。他の幹部同様語尾が特徴的で、しばしば「~かいのぅ」という言い回しを用いる。
ヒューマンワールドでは「お仙」と言う名で隠れ住んでおり、不法投棄された粗大ゴミを宝の山と称して収拾している。
活躍
別次元から降って来た謎の物体を追って山の斜面を滑落し、気を失った範人を保護(その時範人は粗大ゴミに囲まれて倒れていたためか、「生ゴミかいのぅ」と若干失礼な発言をしている)。
嘗ては孫娘がいたが幼少の頃に亡くしてしまい、生きていれば範人と同じ年頃になっていた彼女との思い出を胸に抱いていたとして、その写真を大事にしていた。
そんな彼女の姿に心打たれた範人は感謝の気持ちから孫娘に女装し、彼女の身の回りの世話をする。
すると其処へキタネイダスがダウジングバンキと共に現れてその正体を範人に暴露し、然も彼女が周囲のゴミを一瞬で百倍にする冷蔵庫型の「超兵器」を持ち込んだ事を告げる。オーセンはジャンクワールドを荒廃した世界に変えた張本人だったのだ。
この超兵器こそ、範人が追跡していた謎の物体の正体だった訳だが、当のオーセンが超兵器をヒューマンワールドに持ち込んだのは、キタネイダスから「ジャンクワールドをヒューマンワールドの人間が侵略しようとしている」と嘘を吹き込まれたからであった。
ダウジングバンキが範人を除くゴーオンジャーとゴーオンウイングスの足止めをする中、キタネイダスに超兵器ごと連れて行かれたオーセンは、そのまま超兵器を起動させようとする。其処へ追って来た範人が止める様に必死に呼び掛けるも、とうとう彼女は兵器を起動してしまう。このまま地球はガイアークの望む、ゴミだらけの星になってしまうのか………?
と思いきや、周囲はゴミだらけとなる処か美しい花々が咲き誇る花畑となった。
実は、範人に話した孫娘の事は彼をこき使う為の嘘だったのだが、その嘘を信じた範人の誠実さに心を打たれたオーセンは、キタネイダスの言葉が虚偽だと悟ったのであり、それ故に超兵器のスイッチを逆に回していたのである。
その後範人に冒頭の台詞と共に別れを告げてジャンクワールドへ帰り、ダウジングバンキも倒されるのだった。
余談
名前の由来は汚染から。
21世紀のスーパー戦隊シリーズの中で初めて「魔女」と明言された人物となったオーセンだが、劇中描写を見れば分かる限り明確な悪役でも敵役でもない為、真に悪役と呼べる魔女の登場は12年後の『魔進戦隊キラメイジャー』のヌマージョまでお預けとなった。
関連タグ
魔女バンドーラ:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場した、同じ顔出しの女優が演じる魔女繋がりの人物。こちらは敵組織の首領である。