「もー!邪魔しないでって言ってるのにー!」
概要
Case File 6「偽りの招待客」に登場。宝石窃盗の常習犯で、圧縮冷凍15年の刑を受けていたロンダー囚人。囚人番号は[02475]。
全身を黒くて体形のハッキリ分かるスーツに身を包んだ姿を持ち、横に広がる楕円状の頭部が特徴。喋り方はぶりっ子然としているが、激昂するとやや荒っぽい口調になるというお約束のタイプ。
ちなみに顔はモノアイ。
姿をコピーした人間に変身する能力を有しており、捕まる以前は女性の姿で獲物に近つく手口で犯行を行っていた。尚、人間に化ける際には首元にツバメの形の痣が残るため、その性質を知っていれば正体を見破ることができる。戦闘では愛用の剣や手からの光線および衝撃波を使用する他、軽やかな動きを活かした不意打ちや騙し討ちを得意とする。
劇中での言動から「宝石を盗むことを生き甲斐としている」節があるため、悪人であることには変わりはないが、根は極悪人という訳でもない模様。
活躍
リラによって解凍されると、そのお礼として夜中に宝石店店長へ化けて世界的に有名なダイヤモンド「ムーンキング」を盗んで彼女にプレゼントする。
そして今度は「ムーンキング」と対になるもう1つのダイヤモンドである「ムーンクイーン」の入手を画策。令嬢に化けて船上パーティーに潜入するも、探りを入れていたユウリに正体を見破られて交戦。戦闘の最中にイエローから偶発的に左肩の巨大化抑制シールを剥がされたために巨大化してしまう。
巨大戦ではタイムロボαと戦うも、巨大化してしまったせいで「もう泥棒もできない」と嘆く事に。その様子を見兼ねたタイムレンジャーから「圧縮冷凍されて刑期を終えれば元の大きさに戻れる」と説得されたため、やむを得ずに圧縮冷凍される決意を固める。だがその寸前で「やっぱり怖い」と言って怖気づいた為、レッドの「優しくやるから」という再びの説得を経て、ようやく「プレスブリザード」を浴びて圧縮冷凍された。
余談
名前の由来は宝石の英訳である「ジュエル(jewel)」のアナグラム。外見のモチーフはツバメとされているが、原田吉朗氏は明言していない。
本編において初登場した一般の女性怪人である。
同話で「泥棒などの軽い罪でも30世紀においては3度目以上になると重罪と見なされる」とユウリが説明。(反省の色無し、ということだろうか)
スーツは後に『轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス』の再生ツクモガミの1体にリペイントされた。
声を演じる橘女史は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった(特撮作品自体は『ビーロボカブタック』のテントリーナの声で出演済み)。
関連タグ
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人
ヤモリモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』に登場する宝石泥棒繫がりの怪人だが、こちらは対戦隊用兵器の開発と言う戦略のために動く。
ガラット・ナーゴ:『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する、同じく宝石を奪う犯罪者繋がりの戦隊怪人。ただしこちらは奪った後の宝石店に放火もしているのでやっていることはルージェよりも悪辣。
ワーム(仮面ライダーカブト)、ファントム(仮面ライダーウィザード)、ロイミュード:後の平成ライダーシリーズに登場する、同じく人間の姿をコピーして社会に溶け込むライダー怪人達。