ギエン 「やはり破壊こそ極上の酒。この興奮、このまま冷めるには惜しい。もう少し味合わせてもらおう。フッフッフッフッ……ハハハハハハハハハハハ!!ハハハハハハハハ!!!」(Case File.19)
概要
30世紀の未来社会におけるロンダー囚人の中でも、特に凶悪な囚人達の総称。
所謂強化怪人に相当する存在である。
これは「事実上の終身刑」を受けた囚人達を指し、ロンダー刑務所の最奥にある特別製の鍵で厳重に管理された半永久独房・ヘルズゲートに収容されている。加えて圧縮冷凍された彼等を収容しているカプセルには、特別にメイン画像のデンジャーマークが貼られている。
いずれも非常に強力な力を持ち、大規模な殺戮やテロ紛いの事件を引き起こした、殺人にしか興味を持たないような超凶悪犯達である。ドン・ドルネロですら圧縮冷凍1000年の刑だった事を考えれば、終身刑を言い渡された彼等がいかに凶悪であるかが窺えるだろう。
その人格と犯罪歴を鑑みてもまともに制御できない連中ばかりであった為に、ドルネロやリラですら金儲けに使えないばかりか、むしろ自分達のビジネスに支障を及ぼしかねない連中として嫌悪しており、最初からヘルズゲートの囚人だけは何があっても解凍しないつもりでいた。
しかし、次第に破壊活動に傾倒していくギエンが、ドルネロとリラがバカンスで遠出している最中に独断で解凍(バカンスもドルネロ達を遠ざける為にギエンが用意したものだった)。
その後、ギエンは帰宅したドルネロから強烈な鉄拳制裁を喰らい、勝手な事をした事を咎められてヘルズゲートの鍵を押収されるが……
「鍵は1つとは限らんぞ?フハハハハハ……!!」
ギエンはこの結果を想定しており、ヘルズゲートの鍵を既に複製し、もう1本の鍵を秘かに隠し持っていた。
劇中では4人の囚人が解凍されており、いずれも20世紀の時代に甚大な被害を及ぼしている。なお、Case File 19の時点で該当のカプセルは5つ確認できていたが、その内の1つは最後まで未解凍のままで終わった。
劇中で解凍された者達
声:伊藤栄次
Case File 20に登場。
1030件もの殺人罪でヘルズゲート行きになった。
殺人にしか興味がなく、都市部で手榴弾を無差別にばらまいたり銃剣でヘリを撃墜したりと大量殺戮と破壊を行い、タイムレンジャーを未だかつてない程に苦戦させた。
声:齋藤龍吾
Case File 28に登場。
暴力を用いた超凶悪事件を起こした罪でヘルズゲート行きになった。
時空パルスの増大に加担し、タイムレンジャーと交戦した。
声:夏井貴浩
Case File 39に登場した狂気の科学者。囚人番号は[7181]。
様々なウイルスを違法開発し、犯罪組織に高く売りさばいていたが、まさに因果応報で自分もそのウイルス(レダーウイルス)に感染してしまう。しかし、あろうことかそこで自暴自棄になり、無関係な人間にウイルスをばらまいて感染させ、多数の死者を出した罪でヘルズゲート行きになった。
現代でも「ワクチンを一週間以内に打てば助かるが、自身はその期間を過ぎていたのでまず助からない」という事実に対する完全な八つ当たりでウイルスをばらまいた。
声:乃村健次
Case File 42に登場。
具体的な罪状は不明(間違いなく大量殺人罪)。
人間を殺す事にしか興味がない犯罪者で、ギエンの作戦の陽動として第三総合研究所を襲撃した。
関連タグ
アリエナイザー:彼等と同レベルの凶悪な犯罪をしている同類。ぶっちゃけ作品が違えば間違いなくヘルズゲート囚人達もデリート対象だっただろう。
インペルダウン:東映がアニメ制作を手掛ける海賊漫画『ONEPIECE』に登場する世界最大の監獄。その中でも最下層のLEVEL6(通称:無限地獄)は、まさしくヘルズゲート囚人に相当する重罪人を収容する場所と言える。
ハニープリズン:『トリコ』に存在する世界三大グルメ刑務所の一つ。現実世界では死刑または終身刑確実のA級食犯のみを収容している。