「マザーイリエスの思うがまま。これでブドー軍団も終わりね……ウフフフフ!ハハハハハッ!」(第二十三章)
CV:津野田なるみ
概要
妖帝イリエス率いるイリエス魔人族の1番手。顔の上半分を仮面で覆い、髪と目が蛇になっているのが特徴。デザイン画ではムチが武器らしいが劇中で使われた描写は無く、代わりに他者の姿に変身する能力を披露している。
初登場自体は第二章だったが、当初はサンバッシュが行動隊長になっていたために表立った活躍は中盤までお預けとなっていた。
イリエスの事を「マザーイリエス」と呼び慕う腹心の配下であり、第二十三章で彼女の命を受けてブドーを失脚に追いやるべく暗躍した。
下にはメルダメルダという妹がいる。
劇中での活躍
イリエスの命を受け、ブドーを行動隊長の座から引きずり下ろすべく暗躍を開始。
魔獣ダイタニクス復活のために探し求めていたギンガの光を手に入れ、これから帰還しようとしていた怒涛武者の前にブドーに変身して接触すると、「ギンガの光でギンガマンを倒し、威力を確かめろ」と偽の命令を下し、呪いの籠った蛇の数珠を手渡した。
目の前に現れたブドーがメドウメドウの化けた偽者であることに気づかぬまま、怒涛武者はギンガの光を体内に宿して邪装光・怒涛武者となってギンガマンを追い詰めるのだが、その直前に蛇の数珠でダメージを受け、ギンガの光を身にまとっていられなくなってしまう。
そこへメドウメドウが現れて自慢げに真実を語って嘲笑い、ギンガの光を横取りしようとするも黒騎士ブルブラックの妨害を受けて失敗に終わる。だが、当初の目的だったブドーの失脚は彼に濡れ衣を着せることで見事果たされたのでそのまま退散した。
その後、切腹を命じられたところに闇丸、鬼丸の忍者兄弟に救い出されたブドーは自身の身の潔白を証明するためにギンガの光の奪還に動く。そこへ追手として現れたメドウメドウに「濡れ衣を ギンガの光で 晴らすべし」というメッセージを託すのだが、濡れ衣を着せた張本人がそれを承諾するはずもなく破り捨ててしまう。
そしてブドーの前で真実を明かし、「あんたは見限られたのよ。バルバンにも……運にも!」と煽ったことで彼の怒りを買い、ギラサメ残酷剣で倒され、消滅するという因果応報の末路を辿った。
この後ブドーはギンガレッドとの一騎打ちの末討ち死にし、残る家臣の闇丸と鬼丸も2人揃って巨大化した末に超装光ギンガイオーと戦い玉砕。ここにブドー魔人衆は全滅し、ギンガの光の争奪戦に終止符が打たれたのだった。
同時に次回から、本格的にイリエス魔人族が魔獣ダイタニクス復活の為に動き出すこととなる。
余談
モチーフと名前の由来はメドゥーサだが、他にもSM女王もモチーフに含まれているらしく、『百化繚乱[下之巻]』でデザインを担当した下條美治は「仮面と宝石を基本にヘビとSM女王をモチーフに加えた」と語っている。
イリエス魔人族の魔人の中では唯一ギンガマンと交戦しておらず、5人の前に姿を見せたのも僅かだが、その代わりにブルブラックと交戦している。ブドーに粛清されたため、イリエス魔人族の中では唯一巨大化せずに倒された魔人でもある(※ギンガマン初の女性の一般怪人でも有るのだが、初の巨大化はヒエラヒエラまでお預けとなった)。
声を演じ津野田女史はスーパー戦隊シリーズ出演は今作が初となった。余り知られていないがくりいむレモン史上最強のSM女王・早川ナオミお姉様とクレヨンしんちゃんの地獄のセールスレディ・売間久里代の中の人である。
ブドーの失脚に関してはとっくにゼイハブから気づかれていた事実が本編後半で明かされたが、当のゼイハブは現状維持を優先する形で敢えて黙認していた。
もっとも、帳消しになった訳でなく、後にイリエスもメドウメドウの後を追うかのごとく因果応報の末路を辿ることとなった。
関連タグ
星獣戦隊ギンガマン 宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)
イリエス魔人族 メデューサ 悪女
メルダメルダ:妹
結婚詐欺師バーベラ:こちらもメドゥーサモチーフで、石化能力がない怪人繫がり。
メドゥーサマイナソー:21年後の作品に登場するメドゥーサがモチーフの怪人。メドウメドウと違ってこちらはきちんと劇中で石化能力を披露していた。