ブドー魔人衆
ぶどーまじんしゅう
ブドー「ギンガの光が潜むものは言い伝えによればわずか数種類。その全てをここに書き出してござる。それを一つ一つ当たっていけば必ずやギンガの光に行き当たるはず・・・」(第十三章)
テーマBGM | ブドー魔人衆のテーマ(仮) ※:1分5秒から |
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本作の敵組織・宇宙海賊バルバンが擁する4つの軍団のうちの一つ。
幹部の一人である剣将ブドーを頂点とし、その配下の魔人達も「御大将」たるブドーに準じた、和の装いを基本とした忠義者ばかりが揃っている。巨大化に必要なバルバエキスの容器も、彼等が所持するものは瓢箪のような形状となっている。
魔獣ダイタニクスの封印を解き、復活させるという最終目標こそ他の軍団と同様であるが、魔人衆の場合はそのための手段として、超エネルギー体「ギンガの光」のみに狙いを絞っているという点で、行動の独自性が見られる。それゆえに、記事冒頭に示した台詞にもあるようにそれが姿を潜ませるものとして目星を付けた、物体や生物の破壊などに及ぶことで、ギンガの光を炙り出すというのが基本的なパターンとなっている。
前述の通り、忠義に厚い配下達を擁する魔人衆であるが、対するブドーの側でも配下がギンガマンとの戦闘で敗れ去った際には、「務めご苦労であった」との労いの言葉とと共に、ギンガの光の手がかりと作戦実行に当たった魔人の記された巻物に、その都度赤線を引くことで哀悼の意を表している。
また作戦遂行の際には、やはり作戦実行に当たった魔人の特性や能力を織り込んだ俳句を詠むという行動も、後述の四将軍を投入するまでの間しばしば見られた。
軍団の共通項としては、以下の点が挙げられる。
- 海棲生物の要素を含み、和の装いに身を包んだような出で立ちをしている
- 名前は漢字で統一され、モチーフとなった生物と職種などの要素を合わせたものとなっている
- ギンガの光の確保という目的から大きく外れた行動は原則として取らない
作戦の実行に際しては、ブドーがそれぞれの作戦に最適な人材を都度都度投入していることに加え、配下の方でも作戦内容や目標の特性を十分に把握していることが多い分、前任のサンバッシュ魔人団と比べてもそこまで的を外した行動は(全くない訳ではないにせよ)少ない方ではある。
またギンガマンに対しても、あくまで作戦行動の妨害に及んだ場合にのみこれを排除するというのが基本であり、状況によっては戦闘を切り上げて撤退に及ぶことも厭わないが、主目的ではないとはいえ戦闘において(一部の例外こそあるものの)属する魔人の多くは、ギンガマンを苦戦に追い込むだけの実力の持ち主ばかりである。中でも一番手である虚無八は、その時点でのギンガマンの必殺技であった機刃の激輪をあっさり打ち破るなど、この点においてもサンバッシュ魔人団との格の違いを見せつけている。
一方で予め候補を絞っていたとはいえ、実際にギンガの光の発見に至るまでに作戦の失敗が重なり過ぎた上、早急な発見を求めて催促に及ぶゼイハブ船長らの声や、曲がりなりにも協力姿勢を示そうとしていたブクラテスに対しても、ブドーが良くも悪くも意に介さぬ様子を通しており、当人の意図せぬところで彼等との不協和音を生じさせることとなった。
そうした姿勢は、結果的にブドーのみならず軍団そのものに対する信頼までも損ねる結果となり、遂には競合相手であったイリエスらの奸計によるブドーの失脚と、軍団そのものの壊滅という事態までも引き起こすこととなる。
外道衆:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する敵組織。ブドー魔人衆と同様に、和の要素と水生生物をモチーフとした怪人達による軍団であり、登場作品のメインライターをいずれも小林靖子が担当しているという点でも共通項が見られる
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vs剣将ブドー(星獣戦隊ギンガマン)
今回は記念すべき800回目という事で、自分自身の創作態度について見つめなおす意味でアンケートをつけてみました。お答えいただけたらならば幸いです。また、コメント欄での意見・議論も歓迎します。 なお、作品本編はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19582065以来のギンガマンから、前々からリクエストのあった幹部です。バルバンの中では色々な意味で浮いてたと思います。だからこそ、どこか哀れみを感じるんですよね。5,042文字pixiv小説作品