雨法師
あめほうし
宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、ブドー魔人衆に属する魔人の一人。
ずんぐりむっくりとした頭身の低い体型と、携えているフグの形を模した琵琶が特徴で、この琵琶はかき鳴らすことにより激しい地震を引き起こす他、機関銃のように弾丸を放ったり、直接殴りつける等武器としても用いられる。
また、祭壇を組んで雨乞いの祈祷を行うことにより、「邪悪なる雲」を呼び寄せることも可能で、そこから琵琶を奏でることによって降り注ぐ「呪われた雨」は、瞬く間に大地に浸透し琵琶の音の影響を受ける形で、あたかも酸性雨の如くこれを溶かしてしまう効果を発揮する。
「ギンガの光が姿を潜ませるもの」として、ブドーが次に目を付けたのは「全てを育むもの」。これを大地であると解釈したブドーは、これに対して効果的に作用する能力の持ち主として雨法師に作戦の遂行を命じ、これを受けて雨法師はとあるビルの屋上にて雨乞いの祈祷を敢行。邪悪なる雲を呼び起こし呪われた雨を降らせてみせる。
「邪悪なる 雨を逃れる 術は無し」(ブドーの句より)
だが、異常な速さで地面に染み込む雨をモークに怪しまれ、これを受けてギンガマンも行動を開始する中、ハヤテによってビルの屋上から怪しげな雲が立ち上る様を見つけられてしまう。
これに対して雨法師は、祈祷に参加していたヤートットをギンガマンに差し向け、彼等の行く手を阻もうと画策するが所詮は焼け石に水。ただ一人シェリンダからの横槍が入ったハヤテを除くギンガマンに屋上へと踏み込まれると、雨法師も自らこれを迎え撃つが、レッドの猛火獣撃でビルから叩き落されてしまう。それでもなお反撃のために琵琶を奏で、呪われた雨の効果と相俟って引き起こされる地震でギンガマンを翻弄するが、5人揃った彼等が繰り出す銀河獣撃弾の前に敗北、地震も深刻な被害を出す前に食い止められた。
直後の巨大戦では琵琶からの銃撃で星獣を攻撃するも、銀星獣に大転生したギンガルコンの銀旋風を受けて怯んだところに、合体したギンガイオーの流星弾を喰らって瞬殺されたのであった。