概要
本作に登場する巨大生命体・星獣の別形態。
ギンガレオンを始めとする5体の星獣が、バルバンとの戦いで仮死状態に陥った際、故郷の星からの膨大な力を注ぎ込まれることにより、復活と同時に新たに獲得したものである。あくまでも戦闘に際して一時的に取る形態であるため、毎回ギンガマンによって召喚された後に、「大転生・銀星獣!」の掛け声とともに自在剣・機刃を介してその力を受け止める必要がある。
その身体は星獣パワーを凝集した超合金・ギンセイ鋼製の装甲で覆われ、通常時の有機的な姿からメカニカルなフォルムへと出で立ちを大きく変化させている。またこの形態では、ギンガマンをパイロットとして内部に搭乗させることも可能となっており、コックピット内の操縦盤にセットされた機刃を介して操縦が行われる。
大転生以前からのアース技をより強化して放つこともできるなど、見た目の変化だけでなく能力自体も向上しているようであるが、作中ではあくまでギンガイオーに合体するために取る形態、という意味合いが強いものとなっており、銀星獣単体での活躍は初登場時などごくごく限定的なものに留まっている。
備考
当初、ギンガイオーへの合体は生身の星獣のフォルムを活かした形が志向されていた都合上、「星獣がメカニカルな姿へと変化する」という銀星獣のコンセプトが導入されたのは、デザイン作業の中でも後期に入ってからのことであり、ギンガイオーのデザインとも不可分である点も含め、作業は難航を極めたことがムック本などでも触れられている。
デザイン案の中には、星獣にメカニカルな鎧をまとわせる形で銀星獣とするものも存在し、その案の名残なのか、放送当時には素体の星獣に外装を取り付けて銀星獣とする、所謂クロス玩具的な食玩も発売されている。
この他にも物語後半でのパワーアップ案と思しき、宇宙空間での戦闘に対応した5星獣の転生形態も検討されていたことが確認されている。