闇丸(ギンガマン)
やみまる
宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、ブドー魔人衆に属する魔人の一人。記事冒頭の台詞からも窺えるように、軍団の中でも他の魔人とは異なり、剣将ブドーを影から護衛する役割を主に担う。
その役割を反映するかのように、出で立ちも忍び装束に身を固め、戦闘では手裏剣を兄弟共通の武器としているが、同様の役目にある弟の鬼丸との差異として、装束の色が暗緑色である、額の両側面より角を生やしている、固有の得物として刀を携えているといった点が挙げられる。性格の面でも、鬼丸よりも年長者であるが故の沈着冷静な面が強調されている。
後一歩のところまで達していた、「ギンガの光の確保」という作戦が完全な頓挫を迎えたに留まらず、イリエスの奸計により失脚・投獄の憂き目に遭っていたブドーは、最早死を待つばかりの身となっていた。
しかしそんな彼の元に、没収されていた妖刀ギラサメを携え闇丸・鬼丸の兄弟が参上、「御大将」たるブドーに対して汚名を雪ぐべく脱獄を促し、首尾よくそれに成功するとブドーと共に市街地にて、人々を無差別に襲ってはギンガマンをおびき出そうとする。
全ては彼等が手にしたギンガの光を奪還し、その手柄をもってブドーの復権に繋げるという思惑の上での行動であり、彼等が獣装光に及ぶのも見越して鬼丸が「魔人忍法・惑わしの術」を繰り出し、ギンガレッドを暴走状態に陥らせるなどギンガマンを窮地に追い込むが、そこにメドウメドウが追手として現れると、あくまでもバルバンに対する叛意のないことを示さんとするブドーの意向に従い、兄弟共々その場は大人しく引き下がった。
その後、メドウメドウに託けたゼイハブへの句に、自分達の命運を賭ける格好となったブドー一行は、レッド(=リョウマ)を正気に戻そうとハヤテとゴウキが奮闘する中、その時間稼ぎとして立ちふさがったイエローとピンクを痛めつけてみせるのだが・・・土壇場でリョウマが正気を取り戻し、ハヤテ達と共に駆けつけると形勢は逆転、5人揃ったギンガマンが獣装光に及ぶと、レッドの繰り出す剣星破に兄弟共々圧倒されてしまう。
さらにこの間、単身メドウメドウと接触し、一連の事態に至ったのが彼女やその背後のイリエスらの差し金であると知ったブドーは、メドウメドウを血祭りに上げるとともに闇丸・鬼丸兄弟に対しても、
「闇丸鬼丸、もはや我らブドー軍団に戻る場所などありはしない。後はただ存分に戦うのみ」
との言と共に、ギラサメの鞘を投げ捨てることで、自分達の置かれた立場を知らしめるのであった。
かくして、復権への道を捨てギンガマンとの戦いに自らの死に場所を見出したブドーの、レッドとの死闘の一部始終を見届ける格好となった闇丸・鬼丸兄弟は、その壮絶な最期を見届けると自分達も「最後の御奉公」に及ぶべく巨大化。対するギンガマンもギンガイオーでこれに応戦するが、ギンガの光の働きによってギンガイオーもまたパワーアップを果たしており、挑みかかった闇丸・鬼丸兄弟は銀河大獣王斬りでまとめて引導を渡されるに至った。
彼等の死により、ブドー魔人衆は名実共に壊滅を迎え、バルバンによる魔獣ダイタニクス復活に向けた作戦の実行もまた、イリエスとその配下の魔人族へと引き継がれることとなるのである・・・・。
後にOV『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』で兄弟揃って再生魔人の一体として復活するが、弟と虚無八と共にギンガレッドの「炎一閃」によって敗れ去った。
デザインは闇丸・鬼丸共に阿部統が担当。割とストレートに青にしがちな傾向にあるサメモチーフのキャラの中にあって、ここでは和風を意識して抹茶と小豆っぽい色合いとしており、このうち鬼丸についてはアカシュモクザメがモチーフであることに起因した色のチョイスではないかとの旨を、後に振り返っている。
また同時に、鬼丸の得物である手裏剣の処理なんかは自分でも好きであると、造形物もすごくカッコよく作ってもらえて嬉しかった覚えがあるとも語っている。
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vs剣将ブドー(星獣戦隊ギンガマン)
今回は記念すべき800回目という事で、自分自身の創作態度について見つめなおす意味でアンケートをつけてみました。お答えいただけたらならば幸いです。また、コメント欄での意見・議論も歓迎します。 なお、作品本編はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19582065以来のギンガマンから、前々からリクエストのあった幹部です。バルバンの中では色々な意味で浮いてたと思います。だからこそ、どこか哀れみを感じるんですよね。5,042文字pixiv小説作品