概要
物語中盤より登場する、ギンガイオーの強化形態。
ギンガマンが超エネルギー体「ギンガの光」を得たことにより使用可能となったもので、ギンガレッドによる「超装光・ギンガイオー」の掛け声とともに、コックピット内からギンガの光を放出することで、ギンガイオーの頭部・胸部、そして銀鎧剣に強化パーツが装着され完成する。
操縦する獣装光ギンガマンと同様に、馬力が以前の5倍(1億2500万馬力)に上昇するなどといったパワーアップを遂げているが、一方で物語も後半に進むにつれ、相対するバルバンの魔人たちもより手強くなっており、特に鋼星獣の登場後は彼らの出番との兼ね合いから苦戦の描写も増えるなど、ともすれば強化前の方が強く見えるという声もない訳ではない。
武装
- 超銀鎧剣
銀鎧剣の強化版で、鍔の部分にギンガの光が変化した強化パーツが装着されている。
- ガルコンボーガン
背中のギンガルコンの一部が分離・変形した遠距離武器。
こちらも強化前に引き続き使用可能であるが、強化後は超銀鎧剣が主に使われるようになったため、超装光状態での使用は地球魔獣との最終決戦のみに留まった。
必殺技
- 銀河大獣王斬り
刀身を発光させた超銀鎧剣を振るって敵を袈裟懸けに両断し、敵の身体を石のように破砕せしめる。
連続斬りかつつなぎ技という位置付けであった、強化前の「銀河獣王斬り」に対し、こちらは一閃のみで必殺級の威力を発揮し、超装光状態での主要な必殺技として位置付けられるようになった。
- 銀河獣王無尽斬り
魔獣ダイタニクス戦にて使用。飛び込みながら横一文字に敵を斬り裂き、さらに着地後間髪を容れずに逆袈裟斬りを決める。
鋼星獣たちの合体攻撃、それにブルタウラスの野牛烈断に続けて繰り出し、ダイタニクスへの止めの一撃となった。
- 超銀鎧剣・銀河獣王火炎斬り
地球魔獣戦にて使用。獣装光ギンガレッドの炎のアースを込めた斬撃を繰り出す。
魔獣の破片を四散させたことで、新たな魔獣を生み出す結果となってしまったダイタニクス戦での反省から、地球魔獣を欠片一つ残さず焼き尽くす目的で使用されたが、地球魔獣には全く通じなかった。
- 火炎流星弾
同じく地球魔獣戦にて使用。獣装光ギンガレッドの炎のアースを込めた炎の矢をガルコンボーガンから撃ち出す。
銀河獣王火炎斬りと同様に、ギンガレッドの身体に著しい負担をかける大技であったが、こちらも効果は得られなかった。
- ギンガ大火炎
地球魔獣相手に繰り出した最後の大技で、ギンガレッドだけでなく、他の4人や鋼星獣のアースを超装光ギンガイオーへと結集させ、その両手から猛烈な炎を放出する。
ギンガマンのほぼ総力を結集したことにより、地球魔獣を完全に焼却せしめることに成功した。
備考
初期の名称は「銀鎧装」。マシンやロボといった別形態への変形機能を有していない、純然たる強化パーツの装着によって完成する強化形態であり、スーパー戦隊シリーズにおける1号ロボのパワーアップのパターンとしては、今なお異色な存在の一つと言える。
この強化パーツは、放送当時にも商品化されているが、その販売形式は些か特殊なもので、当初は黒騎士ブルブラックのアクションフィギュアとともに、「星獣戦隊ギンガマン パワーアップキャンペーン」の景品として、抽選で2万人限定にプレゼントされたものであった。
ところがその後、年末に差し掛かった頃に超装光パーツと黒騎士のフィギュアに加え、物語後半より登場したナイトアックスまでも含めた、「銀河大決戦セット」なる商品が一般発売されるという、先のキャンペーンの応募者泣かせな事態が発生。この銀河大決戦セットではナイトアックスの追加だけでなく、付属の黒騎士フィギュアもマントの素材や一部ディテールの細かな仕様変更がなされており、単純にキャンペーン景品をそのまま一般発売に回したものではない。
ちなみに、この手の「キャンペーン景品を一部仕様変更した上での一般発売」については前例がない訳でもなく、前年の『ビーロボカブタック』でも「スーパーチェンジシリーズ」のキャプテントンボーグのフィギュアが同様のパターンで商品化されている。
関連タグ
ビクトリーマーズ:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する巨大ロボの一つ。後に制作されたOV『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』において、ギンガの光の効果で「超装光ビクトリーマーズ」へとパワーアップしたことがある
ゴールドンオニタイジン:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する巨大ロボ、および強化形態の一つ。1号ロボに金色の強化パーツが装着された、超装光ギンガイオーに近いパターンの強化形態であるが、一方で「強化パーツが別形態への変形機構も有している」「1号ロボと2号ロボによるスーパー合体が別個に存在する」「そのスーパー合体ロボとの合体形態も存在する」といった相違点も複数有している