ギンガマン「唸れ、ギンガの光!」
概要
物語中盤より登場する超エネルギー体で、ギンガマンの強化アイテムの一つでもある。
これ自体が意思を持っており、所有者に対して強大な力を与えるとともに、後述の通り所有者の意思に応じて様々な形へと姿を変えるという性質を有する。
その存在が明らかにされたのは第1クールも終盤に差し掛かってのことで、度重なる失態で追い込まれたサンバッシュが起死回生のための切り札として、ゼイハブにも秘匿していたこの力を利用することを画策。
既にギンガの光を封じていた箱の鍵はとある経緯から入手済みであり、後は所在地を突き止めるのみであったサンバッシュは、配下であるネイカーの作戦で起こした地震により隠し場所を突き止め、さらにヒュウガに化けたグリンジーにリョウマを巧みに誘導することで、洞窟の扉を開けさせまんまとギンガの光の入った箱を手中に収めた。
・・・のだが、肝心の箱の中は空であったことが判明。そして計画の破綻に伴ってサンバッシュも最期を迎えた後、魔獣ダイタニクス復活を任されたブドー魔人衆が、ギンガの光の本格的な捜索作戦に動き出すこととなる。
あらかじめ、ギンガの光が潜んでいると見られる物にいくつか目星を付けていたブドーは、それら一つ一つに標的を絞った作戦を展開。対するギンガマンもこれを阻むべく立ち塞がり、さらなる攻防が繰り広げられることとなるのだが、やがて同様にギンガの光を狙う黒騎士ブルブラックまでも現れ、争奪戦は三つ巴の構図へと展開していった。
ブルブラックの登場により、ギンガの光が地球へと持ち込まれた経緯もまた明らかにされた。元々ギンガの光は物語開始から遡ること3000年前、バルバンを倒すための手段としてブルブラックが地球に持ち込んだものであり、前述した箱の鍵はその際にサンバッシュの襲撃に遭って奪われたものであったのだが、こうなることも予測していたブルブラックはギンガの光までも奪われまいと既に手放しており、箱の中が空であったのもそのためである。
三者間での争奪戦が激化する中で、ブドーが目星を付けていた対象も一つに絞られたが、その最後のひとつである「清く湧きいずるもの」、即ちとある市街地の地下を流れていた聖なる泉の水脈を狙った作戦が遂に的中、作戦の実行に当たっていたブドー四将軍の1人・怒涛武者の手にギンガの光が渡ることとなる。
しかし、ブドーの追い落としを目論むイリエスの奸計により、ダイタニクス復活に使われるはずだったギンガの光を、怒涛武者自らが使用するという事態が発生。ギンガの光による「邪装光」でパワーアップした怒涛武者が猛威を振るう中、その見境もなく破壊の限りを尽くす様と、あくまでバルバンへの復讐に固執して手段を選ばぬブルブラックを前に、ギンガマンは「新たな破壊が生まれるくらいなら破壊するべき」と判断。
するとそんな5人に呼応するように、ギンガの光は自らを正しく扱える持ち手として、ギンガマンにその力を与えた。こうして長きにわたる争奪戦を制し、ギンガマンは新たな「星を守る力」を手にしたのである・・・。
各種形態
獣装光ギンガマン
ギンガの光をその身にまとわせるようにして発現させた、ギンガマンの強化形態。
超装光ギンガイオー
ギンガイオーがギンガの光をまとった強化形態。他のロボやマシンとの変形合体ではなく「強化パーツを装着する」という、スーパー戦隊シリーズとしても極めて稀有な方式でのパワーアップでもある。
機動馬ガレオパルサー
ギンガの光を変化させた特殊装甲二輪車。
超装光ビクトリーマーズ
OV『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』で登場した特別な形態。
同作のラスボスである暗闇獣に追い詰められても諦めないゴーゴーファイブとギンガマンにギンガの光が反応し、ゴーゴーファイブの巨大ロボの一つであるビクトリーマーズがギンガの光をまとった姿で、超装光ギンガイオーと同様に通常の5倍もの馬力を発揮することができる。