「吼えろ、ギンガの光!」
概要
物語後半より登場する、特殊装甲バイク。
銀河の戦光が通用しない敵を前に、「持ち手の意思で形を変える」というギンガの光の特性を活用し、記事冒頭に示した掛け声とともにギンガの光を「機械の馬」、即ちバイクの姿へと結集・変化させたものである。その生成方式ゆえに、獣装光との併用は不可能となっており、使用後は自動的に獣装光へと戻るようになっている。
銀星獣時のギンガレオンを模した大型のカウルが外見上の特徴で、搭乗・操作もギンガレッドが担当、その最高速度は実に500kmにまで達する。また攻撃手段として、フロントカウルの目の部分から「獅子熱線弾」と呼ばれる光線を発射することも可能である。
さらに通常形態である「激走形態」から、ギンガレッドを乗せたまま前後のカウルを閉じ合わせることで、「突撃形態」へと変形することもでき、この状態から車体全体を炎に包み、そのまま敵に体当たりを繰り出す「獅子の装光」は必殺級の威力を叩き出す。
海外版
『ギンガマン』の英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』にも、「ハイパーアーマードサイクル」(※)の名称で登場。
同作にはこれとは別に、ギャラクシービースト(星獣)を象った「アストロサイクル」というバイクが物語前半より登場しており、ハイパーアーマードサイクルはこのうち、レッドレンジャー(ギンガレッド)用のアストロサイクルが、シークレット機能によって変形したという位置付けとされている。
当初、レッドレンジャーことレオはこの機能を知らずにいたが、ライオンギャラクシービースト(ギンガレオン)と心を通わせ、シークレット機能の存在を知ったことで使用可能になった。
同作での初登場エピソードは原典とは異なり、マンディガー(同作では「モーターマンティス」の名で登場)がゲスト怪人として登場するオリジナルストーリーとされており、原典における初登場回であった第三十二章を元にしたエピソードは、これより少し後に別個に制作されている。
(※ 原語版では「カプスラー・サイクル」と呼称)
関連タグ
シャークドライバー:『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する必殺技の一つ。ガレオパルサーと同様に、「レッドの乗るバイクを用いた超高速での突撃」である一方、使用の際には他のメンバーのバイクによって構成されるカタパルトを利用する、といった相違点も見られる
ジャイアントローラー:『超力戦隊オーレンジャー』に登場する武器の一つ。「レッドが内部に乗り込み、その状態から敵に突撃する」という共通項を有する一方、バイク型のガレオパルサーに対してこちらは巨大なタイヤそのもの、という点で相違している
トライゴウラム ビートゴウラム:いずれも『仮面ライダークウガ』に登場するマシンの一つ。「機械の馬に鎧をまとわせた重装甲のマシン」「必殺技が超高速での突撃」などといった共通項を有しており、同時に各登場作品を手掛けているメインスタッフも共通している
兄弟拳バイクロッサー:石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。同作に登場するマシンの一つであるギンクロンは、ガレオパルサーと同様に大型のカウルが搭乗者を包み込むような変形機構を有している