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私は、黒騎士ブルブラック。ギンガの光は私がもらう。


プロフィール編集

出身タウラス星
一人称私(わたし)
CV落合弘治
スーツアクター大藤直樹(人間大)、中川素州(重騎士)
パートナー星獣重星獣ゴウタウラス

概要編集

かつて宇宙海賊バルバンに滅ぼされたタウラス星出身の戦士

戦闘力は非常に高く、怪力自慢のゴウキ/ギンガブルーを上回る腕力と、ひと飛びで山から山へと飛び越える程のジャンプ力を併せ持ち、見た目通りの力強い攻撃で相手を圧倒する。

ちなみに外見は鎧を纏った姿なのだが、彼自身の素顔や本当の姿は弟のクランツと共に不明。


かつて自身の星がバルバンに蹂躙された際に、星を守るべくゴウタウラスと共にバルバンと戦ったのだが、弟のクランツブドー魔人衆の四将軍の一人である砂爆盗に人質にされ、散々甚振られて重傷を負わされた挙句、クランツを目の前でゼイハブ船長によって殺された。


一人生き残った彼は、バルバンへの復讐心から執念で追跡し、3000年前にバルバンが地球に襲来した際に、バルバンを滅ぼすべく地球へ「ギンガの光」を持ち込んだが、その強大な力を持て余した挙句、バルバンとの戦いで負った傷が深かったせいで止む無く手放さざるを得なかった。

その後は、手負いの身で銃頭サンバッシュと戦うも重傷を負わされ、彼に追いつめられ何とかギンガの光の偽の在処の情報を吹き込んだが、トドメを刺されて断崖に落とされた。


かつては星を守る戦士らしい高潔な人物だったが、弟・クランツを殺したバルバンへの復讐心に囚われた結果、その為の力である「ギンガの光」を取り戻す為なら手段を選ばない冷徹な性格へと変貌してしまっている。

ギンガの光を手に入れる為ならば「多少の犠牲はやむを得ない」として、一般人が戦いに巻き込まれる事を気にもせず攻撃したり、わざとバルバンの作戦を見逃してそれを止めようとしたリョウマを妨害する等、バルバンという共通の敵を持ちながらギンガマンとも争う事になる。


ギンガマンの事は「甘い」「そんな戦い方では決してバルバンは倒せない」と一蹴しており、リョウマから共に戦うよう誘われた際も真っ向から拒絶し、あくまで第三勢力として活動している。


一方で、リョウマ/ギンガレッドは彼に助けられた際に、何故か第一章で死んだ筈の兄のヒュウガの面影を感じ、当初は彼の事をヒュウガではないかと思っていた。しかし、やがてブルブラックの過去や彼の戦い方を見た事で、ブルブラックはヒュウガとは無関係だと確信するが...


ネタバレ注意編集

実はその身に、リョウマの兄であるヒュウガを取り込んでいた。

かつてサンバッシュの攻撃で致命傷を負った彼だが、地下空洞の中で復讐心だけを支えにして3000年もの間一人で生き延びており、そこへ第一章でゼイハブ達によって攻撃され、地割れに落されたヒュウガが偶々落ちてきたところに遭遇する。そこで彼を救うと同時にその身体を取り込み、彼の持つアースの力を利用する事で復活を果たし、ギンガの光を手に入れるべく活動を再開した。


しかし、やがて体内に取り込んだヒュウガが意識を取り戻し始め、彼の過去や目的を知って彼を止めようとする。その結果第二十一章からブルブラックの身体に異変が起き始めるが、ブルブラックはヒュウガの訴えには応えようとせず、短剣を使ってヒュウガの意識を沈めてしまった。


結末編集

激しい争奪戦の末、ギンガの光は「獣装光」としてギンガマンの力になり、自暴自棄になったブルブラックは活火山を利用して、地殻変動を起こして地球ごとバルバンを滅ぼそうと目論む。

それに対してゴウタウラスは「昔に戻りたい」と止めようとするも、ブルブラックは「昔のような戦士に戻って何の意味がある!今の私に守るべきものなどない!」と意にも介さず計画を実行しようとし、ギンガイオーでそれを止めようとするギンガマンもあしらう。

しかし、戦士の誇りを失った主の姿に流石のゴウタウラスも愛想を尽かして去ってしまう。


それに動揺した隙を突いたワンガワンガによって、その強い憎しみを吸収されブルブラックは大ダメージを負う。それを見捨てる事ができないギンガレッド=リョウマは彼を助けようとするが、そこでブルブラックは自分が彼の兄であるリョウマを利用している事、意識を沈めた彼を解放する為には自分を殺すしかない事を告げ、あくまで復讐を果たさんとリョウマに刃を向ける。


しかし、リョウマは星獣剣を収めて

「何かを守る為に、戦う事を教えてくれたのは兄さんだ」

「あなたを殺して助け出しても、兄さんは喜ばない!」

「俺達は、星を守る為に戦ってるんだ!!」

と改めて宣言して、踵を返して仲間達の元に戻っていった。

そんな彼の背中にブルブラックは、クランツの面影を見い出していた。


そして、ワンガワンガを撃破したギンガマンだが、その槍が偶然火口に落ちた事で、槍から発せられたマイナスエネルギーによって火山と地殻が実際に活性化を始める。本当に自身の思惑通り地球爆発の時が迫る中、復讐の終わりを見届けようとした彼の前に死んだ筈のクランツが幻影となって現れる。


「戦おうよ、兄さん。あの人たちのように…」


「だめだ。私にはもう、守るべき星も、人もない…ゴウタウラスさえ去ってしまった」

「そして何より……お前がいない!クランツ!」


「星はいっぱいあるよ。人もたくさんいる。ね?兄さん」

「ゴウタウラスも、きっと昔の兄さんが好きだよ」

「星を守ろうよ。昔みたいに…」


幻影である弟からの語りかけを受けかつての自分を取り戻した彼は、クランツの短剣を使って封印していたヒュウガを解放する。ヒュウガを失った事で力の大半を失った上に、かつての戦いで負わされた傷等も開いてボロボロの姿になり、火口に向かうギンガマンを制止して結界の中に閉じ込め、心配して戻ってきたゴウタウラスをも制止して「共に戦う仲間を見つけろ」と言い残す。


「星を守るぞ、クランツ……!!」


そして、クランツの幻影に託された白い花を手放して火口に身を投げ、爆発直前だったマグマと憎しみのエネルギーを一身に取り込んで自爆し、彼は地球を救った。同時に爆心地にいたギンガマン達も、ブルブラックが張った結界のお陰で無事であり、そして解放されたヒュウガと再会した。


その後、巨大戦でギンガイオーゲルトゲルトの鏡縛りの術で動きを封じられた際、ブルライアットが意志を持ちヒュウガの元に飛んできて、鍔に施された緑の結晶から黒騎士の声が響いた。


「私の力を、星を守る戦いに使ってくれ。ヒュウガ…それが出来るのはお前だけだ!」


同時に、戦場に躍り出るゴウタウラスの姿とブルライアットの中に宿る黒騎士の意思を見定めたヒュウガはブルライアットを掲げ、彼の遺志と力を継いで黒騎士ヒュウガへと変身した。


装備編集

ブルライアット編集

星を守ってくれて、ありがとう。

ショットガンにも変形する長剣。ギンガマンの必殺技でも壊せない程の強度を持つ石を、一撃で真っ二つに斬って捨てる程の切れ味を持つ。また、鍔の緑の結晶から結界を張る事もできる。

必殺技は、跳躍してブルライアットの剣先に黒い稲妻を纏わせ、縦一文字に斬りつける『黒の一撃』と、袈裟に斬りつける『黒の衝撃』の2つであり、この技は後の黒騎士ヒュウガにも継がれている。


クランツの短剣編集

柄に羽のような意匠が付いた短剣。かつて彼がクランツに渡したものである。

これを投擲して敵の攻撃を封じる事もあり、作中では単純な武器として以外にも、胸の緑の結晶に突き立てる事でヒュウガの意思を封じていた。しかし最終的にはこの短剣で自らヒュウガを解放した。


巨大戦の戦力編集

重星獣ゴウタウラス編集

重星獣ゴウタウラス

タウラス星を守護していた野牛型の星獣であり、ブルブラックの相棒的存在。

ブルブラック共々バルバンへの復讐心は強いが、ブルブラックと違って星を守る星獣としての使命は忘れてはおらず、地球諸共バルバンを葬り去ろうとした彼の行いに反発した事もある。


大転生した銀星獣にも似た重装甲に加え、頭部から生やした金の角と銀の爪が特徴的な大型の星獣であり、黒騎士の呼び声と共に地を割りながら出現し、敵に対して主に突進で攻撃する。

さらに角にパワーを込めることで角が赤くなり突進力が増幅。巨大化したバルバンを投げ飛ばす『騎重激突』という技が得意。そしてブルブラックを下記する重騎士に変身させる力もある。


重騎士ブルブラック編集

ゴウタウラスの光線を浴びる事で巨大化した姿。外見は各部が赤くなっているのが特徴。

ゴウタウラスを愛馬代わりに乗りこなし、二振りの剣・ブルソードで戦う。ちなみにこの形態における技として、ブルソードで×の字に斬りつける『ブルソード・ファイヤー斬り』があるが本編では未使用。


合身獣士ブルタウラス編集

黒騎士

重騎士ブルブラックがゴウタウラスに格納される事で完成する巨大獣士。

ギンガマンの二号ロボに該当する存在でもあるが、設定上ギンガイオーとのスーパー合体はできない。


ブルソードが合体した槍・ツインブルソードでバルバンの魔人と立ち回り、黒い稲妻を放ち高速回転しながら横一文字に斬り裂く必殺技・『野牛鋭断』で敵を葬り去る。

さらに黒騎士ヒュウガがナイトアックスを得てからは、満月を描いて斬り裂く『野牛烈断』という円月殺法を習得した。


ちなみにこの重騎士ブルブラックと合身獣士ブルタウラスは、赤と黒がメインのカラーリングになっており、これは2代目黒騎士のヒュウガを意識したようなカラーリングとなっている。



余談編集

一応、ポジション的には所謂追加戦士に相当するキャラなのだが、公式でも本作の追加戦士は彼の力と装備を引き継いだ黒騎士ヒュウガとされており、追加戦士扱いされていないというスーパー戦隊シリーズどころか、特撮界隈全体で見てもかなり珍しいキャラになっている(さらにそのヒュウガも後年のゴーカイジャーでは、その特殊な誕生経緯から番外戦士扱いになっている)。

また、設定上は変身前の姿が存在する筈なのに、それが一切登場しない戦士も珍しい。


もっと言えば、追加戦士ポジションのキャラとメインメンバーが最初は対立しているのは戦隊ではありがちな展開だが、ブルブラックの場合は完全に和解したのは彼が退場する直前であり、ほぼ全編に渡って対立関係が続いた彼のようなキャラは戦隊の追加戦士でも珍しいと言える。


関連イラスト編集

黒騎士【特撮ワンドロ 154】黒騎士ブルブラック

黒騎士の決意黒騎士


関連タグ編集

星獣戦隊ギンガマン 黒騎士ヒュウガ

ギンガの光 クランツ

ダークヒーロー


関連項目編集

デギウス:こちらも故郷と家族を失った戦士であるが、戦う度に大切なものを失い続ける人生に疲れ果ててバルバンの魔人に身を落とす等、ある意味ブルブラックとは正反対な道を歩んでいた。ただし、どちらも星を守る戦士の成れの果てという点では、ギンガマンのifと言える存在である。


獣魔ハンター・ジーク次回作Vシネマに登場するキャラクターで、『悪の勢力に故郷の星を滅ぼされ、大切な人も奪われた為に復讐鬼となった』『死後はスーパー戦隊仲間力と変身能力を託した』等の共通点がある。


ゴーダ:ある意味ブルブラックとは真逆の特撮キャラクター。※ネタバレ注意


デズナラク8世25年後の戦隊にて前半のラスボスをつとめた存在で、追加戦士と敵対戦力首領という違いこそあれど、外観・半生に多くの共通点を持つキャラクター。

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