速瀬京子
はやせきょうこ
演:宮村優子
巽家の3男にしてゴーグリーン/巽ショウのパイロット学生時代の先輩であり、現在は宇宙飛行士をしている女性。
実家はお寿司屋さんである。
スペースシャトル「まほろば」のミッションからの帰還中に、竜巻サイマ獣トルネデウスが起こした竜巻から救われて以来、ゴーゴーファイブに憧れてゴーゴーファイブへの入隊を希望している。
その為、最初期からゴーゴーファイブの正体を知り、巽家の一同とも顔を合わせていた人物の一人である。
エンジニアとして能力も、宇宙ロケットの整備も任せられる程に非常に高く、劇中では巽モンド博士のサポートをしてビクトリーロボの整備や、宇宙飛行士としての経験や知識を活かして宇宙での活動を想定したビクトリーマーズの開発にも関わった。
このように、劇中では準レギュラーキャラとして、巽博士や巽ナガレらと同様に組織内では主にメカニックを本業の合間に担当していたのだが、本人としてはメカニックではなくゴーゴーファイブの一員として現場で活躍をしたかったらしく、後に夢の中でゴーレッドに変装して、他の4人を率いて巽マトイに襲いかかった事がある。
最終決戦では、宇宙飛行士という立場を使って宇宙から地球を観察する事で、大魔女グランディーヌが生きているという事実をいち早くゴーゴーファイブに伝え、宇宙からの情報提供を行った。
ゴーゴーファイブの単独Vシネマである本作では、事実上のヒロインを勤めており、本作のオリジナルキャラにしてゲスト戦士であるジークとは、彼のかつての獣魔ハンター仲間であるリリアと瓜二つだった事から、両者の間での物語が展開される。
序盤では、ジークのせいで負傷させられてしまったが、ジークに傷を癒された際に彼の心に触れた事で、ジークへの不信感を露にする巽兄弟に「彼は本当は優しい人だ」と擁護していた。
物語終盤では、致命傷を受けたジークを必死で助けようとするが、彼から自分はもう助からない事を告げられ、彼女にリリアの姿を重ねていたジークから、ゴーゴーファイブ側のキャラで唯一、彼の過去と最後まで戦いたいという思いを直接打ち明けられる。
そして、ジークの意思を組んでジークの魂が宿った変身アイテムである緑の結晶を使い、ジークの力を借りてジークジェンヌへと変身。遂に自らも戦隊戦士としてゴーゴーファイブと共に戦う事になる(扱いとしては1話限りのゲスト戦士だが、本作は追加戦士が本編にいないので、ジークと共に事実上の追加戦士に相当する)。
最終決戦では、ヴィクトリーロボのブレイバーソードと融合する事で、ジークの生命エネルギーで強化し、ゴーゴーファイブを勝利に導いた。
戦いの後は、ジークの魂が成仏するのを見送り、力を失って砕けた結晶の欠片を、後にネックレスにして持っている。
演じた宮村氏は、本作では闇村悠之介の名義で童鬼ドロップの声も演じている。