曖昧さ回避
- 日本の脚本家。1990年代に手がけたNHKの連続テレビ小説「ぴあの」「春よ、来い」「甘辛しゃん」などが有名。アニメでは「電脳コイル」7話の脚本を手がけたほか、同作のノベライズを担当している。
- 日本の声優。本稿で解説。
声優の「宮村優子」
1972年12月4日生まれ、兵庫県出身。愛称は「みやむー」。
アーツビジョン → ジャパン・アクション・エンタープライズ所属。
1994年、『勇者警察ジェイデッカー』のレジーナ・アルジーン役で声優デビューを果たし、1995年に放送が始まった『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役で大ブレイクする。
TVのバラエティ番組への顔出し出演の他、音楽活動も精力的に行うなど、1990年代を代表するアイドル声優の一人として人気を博した。
特撮作品では『救急戦隊ゴーゴーファイブ』において、速瀬京子役で顔出し出演(ちなみにゴーゴーファイブのVシネマでは、ファンには特に馴染み深い上述のアスカのセリフ「あんたバカァ?」が出てくる)。
1998年に漫画家のナカタニD.と結婚したが、翌年に離婚した。
2005年放送のTVアニメ『LOVELESS』では三間雅文と共同で音響監督を務めたことがある。
2005年~2009年まで、夫がユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション担当となったため、大阪に移住した。
しかし2006年頃にバセドウ病を患うことになったため、移住直後のようなペースで仕事をするのが難しくなってしまう。
このような経緯から、夫の転勤と持病の療養を兼ねて2009年からは、2人の子供(一男一女)を育てながらオーストラリアに移り住んでいた。
2016年7月18日に離婚届を提出し、日本に戻ることをTwitterで報告。
子供の親権は宮村側が持っている模様(上記の報告の中でお子さんを心配する、ファンからのツイートに『ご心配ありがとね。でも子供のために決断したので、娘と息子と3人でがんばるよ!』と返信している)。
その後、インターナショナル・メディア学院の講師に就任した。
アスカと並んで現在も演じ続けている役に『名探偵コナン』の遠山和葉がある。
2013年頃に放送されたコナンでは、2011年に第2子を出産した後に発症した橋本病(甲状腺ホルモンが過剰分泌されるバセドウ病とは逆に、甲状腺ホルモンが減少する難病)によって食物を飲み込む力が衰えたり、ろれつが回らなくなってしまった関係で上手く声を出せなくなり、何話かろれつが回らないような声で演じている。橋本病は投薬治療で治る病ではあるものの、いつ回復するかは分からないため、そのせいもあって徐々に精神的に追い詰められ、和葉役を降板し声優業引退を考えるまでになっていたが、コナンのプロデューサーである諏訪道彦から「治療に専念して乗り切って欲しい」と言われ続投となった。
更に諏訪プロデューサーからは「治るまで待っています」とも言ってもらえたことが大変嬉しかったそうで、「早く現場に戻れるように頑張ろう」と前向きに治療に取り組めるようになったこともあって治療を続けて1~2年ほどでどうにか回復することが出来た。
ただし、宮村氏曰く「普段は大丈夫だが、多忙でストレスを抱えていたり、睡眠不足だったりすると「ちょっと危ないな」という感覚になる」そうで、人によって前兆は様々だが、宮村氏の場合はバセドウ病と橋本病では、それぞれ異なる前駆症状があらわれ、バセドウ病寄りの時は、物凄く元気になり、気持ちもハイになってガンガン動き回って仕事をこなしてしまう」のだという。
そういう時は「これは大丈夫かな?」と、一旦立ち止まるようにしているのだそうだ。
そして、橋本病の症状が出始めている時は、舌の奥が重くなる感覚があるなど、双方に自覚症状があるので日頃から体調には気を配り、バランスをとるようにしているという。
声優業については現在は「スタジオまでの交通費を負担してくれるのなら」という条件つきで、オファーがあれば引き受けるとしている。
人物
『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役は今でこそ自身の代表作の1つだが、実は同作のオーディションでは綾波レイで受けていた。しかし当時声優としては1~2年の新人で元々は舞台を中心に活動していた為、アフレコ用マイクの使い方もよくわかっておらず、オーディション中になかなか声が大人しくならなかったと言う(元々レイが声が大人しいキャラクターだった為そういった注文だった。更に言えばそれまでレジーナやひなぎく等「技名や合体コードを叫ぶ勝気なヒロイン」を多くしていた為、自然にそういう演技になってしまっていたらしい)。見兼ねたディレクターにもう1つ役を受けるように言われたのだがそれがアスカだった。ちなみに宮村自身も後で知ったことだが、綾波レイ役の林原めぐみは、オーディションでは葛城ミサトで受けており、またミサト役の三石琴乃はオーディションではアスカで受けていた。当時宮村と林原と三石は同じ事務所だったが互いにそのことは全く知らされていなかった。その後エヴァのアフレコで林原のマイクの使い方を見て「オーディションでのマイクの使い方は自分でもヤバかった」と語ったと言う。
また第一次エヴァブームの頃に出演した番組のインタビューで演じたキャラとして前述のアスカやレジーナ、白鳳院綾乃エリザベスなどを挙げ「何だかよくわからないけど、ごつい名前の女の子のキャラを演じる機会が多い」と語っていた。
関西出身である為が遠山和葉、アカネといった関西系キャラクターもいる。なお、エヴァのドラマCDで関西弁を一緒くたにしたネタに「大阪と一緒にせんといて」と何故かアスカが言うネタがあるが、これは宮村が兵庫県出身による(関西弁はそれぞれ一緒くたにされるのを嫌がられる傾向がある為)。
主な出演作
アニメ
イラスト未確認
惣流・アスカ・ラングレー(シンカリオン)@新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION
劇場アニメ
OVA
鈴木凛(小鉄)@小鉄の大冒険 | 雁狩マリ@ぼくのマリー | 三井綾音@綾音ちゃんハイキック! |
九雷@天使禁猟区 | レイレイ@ヴァンパイアハンター The Animated Series | ジョー・ダイヤモンド17世@jaja馬!カルテット |
八島聡美@ヴァリアブル・ジオ | ||
イラスト未確認
ドラマCD・ラジオドラマ
ゲーム
イラスト未確認
特撮
映画
ゲーム内容の説明ビデオのお姉さん(メイン画像のアスカの隣の人物)@バトルロワイアル
脚注
- *1 第14話まで担当。第15話以降は大谷育江に引き継ぎ。
- *2 「闇村悠ノ介」名義でCVを担当。