“Remained Prayer in Gensokyo.”
概要
東方ロストワードとは、スマートフォンやタブレットで遊べる東方Projectの二次創作のゲームである。正式表記は「東方LostWord」。ゲームのシステムの特徴として、ターン制、コマンド制のRPGである。SNSには#東方ロストワードや#東方LWや#東方Projectに投稿されている。
2020年4月30日から商業ソーシャルゲームとして登場した東方**二次創作**ゲームのひとつ。これらの商業ゲームの多くは東方シリーズの原作者であるZUN氏が主宰するサークル・上海アリス幻樂団から公認を受けている。
東方Projectの一部というわけではなく、あくまで公認二次創作という扱いが徹底されている。
ちなみに、東方Projectの二次創作ガイドラインでは、企業による営利活動は許可がなければ不可能。個別に上海アリス幻樂団から許可を得た商業ゲームが「公認」二次創作となるのである。
「公認」という名前が付いているからややこしいが要はただの「企業が作ってるだけの二次創作ゲーム」であり、黄昏フロンティアの「東方萃夢想」等のような別の企業(サークル)が上海アリス幻樂団と共同開発した作品とは全く違う扱いであることには要注意。
ピクシブ百科事典内でも特に各キャラクターの記事にて、まるで東方ロストワード内の出来事や東方ロストワードでのオリジナルの描写(本作独自のスペルカードや本作独自の衣装等)をまるで上海アリス幻樂団が作成している作品、あるいは「東方三月精」等の書籍作品と同列であるかのように書かれていることがあるが、あくまで本作は二次創作であり、本作内で使用されている独自の要素は公式のそれとは異なる可能性が高い。
寧ろ「東方ロストワードという作品を出して営利活動すること自体は上海アリス幻樂団が認めたが、東方ロストワード内での設定や描写についてや東方ロストワードの運営方針等については上海アリス幻樂団は一切ノータッチである」「東方ロストワードは企業が作ってるだけの同人作品」程度の認識に留めておいた方が良い(個別でZUN氏が携わっていることが明言された事柄があれば話は別だが)。
現在では当ゲームと東方キャノンボールを皮切りに、公認二次創作ゲームが多数登場している。当時では異例のテレビCMの放映も行われるなど、東方二次創作に商業という新しい風を吹かせた作品である。
特徴としては、1人のキャラクターにつき3人の声優がついており、自身の好みに合った声優を選択できる点が第一に挙げられる。多数の声優が参加しており、人気声優の登板も複数存在する。音楽方面にも力を入れており、名の知れた音楽家・サークルが多数参加しているほか、MVProjectではオンボーカルの楽曲のプロデュースも行なっている。
設定面では、オリジナル設定を持つ並行世界の東方キャラクターが多数いる一方、イベント等で登場するベーシックなキャラクターたちは原作や二次創作を広く取り入れた造形がされておりファンから高評価を得ている。
ボイスや性格に関しては「二次創作によってキャラが異なる」という設定を上手く組み込んだと言える。
なお、一部「ぼくのかんがえたさいきょうの」に近いレベルでキャラクター設定が原作とは大きく乖離したキャラもいるのも特徴(例:※ネタバレ注意)。
開発制作はNextNinjaが行い、配信はねんどろいどでおなじみのグッドスマイルカンパニーが行っている。
ちなみに「ロストワード」とは「失われた言葉」を意味する。「東方ロストワールド」ではないので注意。
ストーリー
幻想郷では、謎の青い結晶体「封結晶」があちこちで発見されていた。ある日、主人公は封結晶の力で突如幻想入りしてしまった上に、自分の名前以外のことを思い出せなくなってしまった。しかし、主人公は封結晶を安全に開封する事ができたり、暴発した封結晶を再び封印する事ができるなどの奇妙な能力を持っていた。
紫は「封結晶について調べていれば、記憶を取り戻したり元の世界に帰れるかもしれない」と考えられた事で、主人公は霊夢や魔理沙と共に封結晶の調査を行う事になる。
そんな中、3人は「赤い封結晶」を発見。主人公が手を触れたところ、赤い封結晶が作動し、たまたま近くにいた早苗と共に並行世界の幻想郷に転移してしまった。
そこで出会った並行世界の紫から、「あるひとつの言葉が失われた事で、幻想郷に未曾有の危機がもたらされる」と聞いた一行。しかも、この異変は他の並行世界にも伝播してしまう危険性もあるのだという。
失われた言葉……「ロストワード異変」と名付けられたそれを解決するため、主人公たちはいくつもの並行世界を駆け巡る。
さらに詳しくは東方ロストワード(メインストーリー)を参照。
キャラクター
主人公は女の子で固定。チュートリアルで博麗霊夢、霧雨魔理沙、チルノ、十六夜咲夜、魂魄妖夢、東風谷早苗のどれか1人を仲間にできる。何度でもやり直しが可能。
霊夢、魔理沙はすぐに仲間にできるので、強力な全体攻撃を持つ妖夢がお勧めとされている。
プレイアブルキャラクターは本家「東方Project」に登場するキャラクターである。特殊な形ではあるが、3.5周年からは秘封倶楽部の2人も参戦した。登場キャラクター一覧については東方LW・実装キャラクター一覧を、ボイスについては東方LWのCVを参照。
原作では戦闘に一切関わっていなかった稗田阿求や本居小鈴といったキャラクターもショットやスペルカードを有し、バトルに参加できる。2人が新登場したイベントでは八雲紫から「スペルカードルール仮免許証」を受け取る描写があった。一方で、森近霖之助は原作と同様、戦闘をしない立ち位置のキャラクターとなっている。
汎異記号
プレイアブルキャラクターには汎異記号(はんいきごう)が設定されている。これはそのキャラクターがどの世界出身かを表すもので、主人公のホームとなる世界の汎異記号はL1。
L1以外の汎異記号のキャラクターは異世界(パラレルワールド)の幻想郷出身という設定であり、同名のキャラクターでも汎異記号が違えば違う世界出身の別の存在である(この人が初の・現状唯一の例外)。システム上でも汎異記号が異なるキャラクターは別キャラクターとして扱われ、同時にパーティに編成することも可能(例えば、6つの異なる異世界出身の博麗霊夢6人でパーティを組むことも可能)。
汎異記号の一覧は東方LW・実装キャラクター一覧を参照。
「異世界の幻想郷」出身というのは、簡単に言えば「IF(もしも)の世界の東方キャラ」「ぼくのかんがえたさいきょうの東方キャラ」などとイメージすれば分かりやすいだろうか。
基本的にはメインストーリーで登場するキャラクターで、彼女達は本作オリジナルの設定に加えて、メジャー及びマイナー・マニアックな原作設定・特徴、キャラの元ネタにちなんだ要素、2Pカラーなどをミックスしているため、キャラクター設定が原作からかけ離れたものになっている。また、一部キャラクターは原作に登場したそれとは髪の色を含めて大きく見た目が異なっている者もいる。
このようなオリジナルキャラクターはレアリティも性能も高く、その代わりに入手機会が限定的かつ育成の難易度も高い。育成できれば非常に頼りになる存在のため、もしも入手できたならば育成を優先的に行うと良いだろう。ただし、見慣れた普通のキャラクターたちよりも独自性の強いキャラクターのほうが性能面で優遇されているということで、これはプレイヤーの賛否が分かれる要素にもなっている。
一方で、キャラゲーとして見れば、普通のキャラクターたち(汎異記号L1)の存在感はいまだに強い。L1のキャラクターは原作や二次創作の要素を広く取り入れて作られており、プレイヤーからの評判は良好である。
後述の収集系イベントのストーリーに登場するのは基本的にL1のキャラクターのみであったが、4thアニバーサリーの時期からは複数の並行世界を跨いだストーリーが展開され並行世界のキャラクターも登場するようになった。
着替え
キャラクターの見た目を変える要素で、メインストーリーで登場する衣装や、新規イベント開催に合わせて追加される衣装がある。後者は対応するイベントポイントの入手量が増える効果をもつ。原作に登場したものから、通常原作には登場しないような近代的なコスプレ衣装など種類は多い。
ショップにて、神結晶(有償石)で購入することができる。期間限定衣装も存在するので注意。初期はイベントで衣装が配布されることもあった。
今のところ、衣装はL1のキャラクターにしか存在せず、異世界のキャラクターたちとの差別化要素となっている。
ただし、別衣装の定番である水着に関してはC世界団の面々に出し抜かれてしまったため、L1キャラクターの衣装には存在しない。
通常の衣装とは別に、十分育成して後述の少女転生を済ませたキャラクターはレアアイテムである縁環を使用して衣装解放することができ、特別な衣装が手に入る(衣装解放は現在順次実装中)。
Pixivでのタグの使い方
東方ロストワードオリジナル設定を持つキャラクター(異世界のキャラクター)を描いた作品には、そのキャラクターの二つ名をタグとして使うという慣習が存在している。ピクシブ百科事典の記事も作成されている。
例: ハンター狩りの吸血鬼
L1キャラクター用の衣装にもそれぞれ二つ名が設定されているが、そちらをタグとして使う習慣はあまり定着していない。ただし、東方ロストワードタグに加えて、タイトルや説明文に二つ名を記載することもある。
例: 馬脚を露わす献上品
バトルシステム
編成したキャラの行動を選択し、速い(速力が高い)キャラクターから行動していくオーソドックスなコマンドRPG。原作の弾幕シューティングでお馴染みの要素が取り入れられている。
編成
前衛に3人、後衛に3人最大6人まで編成できる。編成している人数が多いほどステージ潜入時の消費霊Pが増える。
対応する前衛と後衛は戦闘中にチェンジ可能。1回チェンジすると一定ターンのクールダウンがある。
全員が戦闘不能になると「満身創痍」(いわゆるゲームオーバー)になる。
戦闘
- ショット
他のゲームで言う通常攻撃。威力はやや劣るが「霊力」を多く入手できる拡散ショット、単純に威力が高い集中ショットの2つがあり、目的に応じて使い分けられる。
攻撃対象(単体・全体)、属性、追加効果はキャラクターやショットによってまちまち。
必殺技ポジションとして存在。それぞれのカードは1枚につき1回のみ使用できる。通常のスペルカード2種類×2の他、最終奥義のようなポジションのラストワード1枚の計5枚がある。
ラストワードは強力な代わりに使用した時点で何枚スペルカードが残っていようがスペルカード攻撃が使用不可になる。
大妖精や小悪魔、本居小鈴など、原作でスペルカードが登場していないキャラクターの場合は東方LWオリジナルのスペルカードが付与されている。ラストワードは、永夜抄・心綺楼で登場していたキャラクターは原作のラストワードが与えられている。それ以外のキャラクターは、原作の他のスペルカードからの流用はせず、東方LWオリジナルのラストワードとなっている(但し、この人だけ例外)。
異世界のキャラクターの場合、原作のスペルカードをもじったものが与えられることが多い(恋符『マスタースパークのような放水』など)。
- ブースト
集めた霊力を消費することでパワーアップすることができる。霊力1.00消費につき1段階で最大3段階まで。霊力は5.00まで貯められる。
- グレイズ
各キャラは5枚ずつ結界を持っており、1枚消費することで相手の攻撃を1回防ぐことができる。一度に3回までグレイズ可能だが、最後の結界はグレイズで消費できない。
なお攻撃されなかったとしても結界は消費される。
結界は敵に弱点攻撃されることでブレイクされ、全て割られるとフルブレイク状態となり、行動不能になる上、受けるダメージがアップする。(敵に対しても同様だが、結界のない相手はフルブレイク状態にならない。)
原作だとグレイズは「かすり判定」のことで高得点が得られる。
- チェンジ
前衛と後衛を入れ替える。
絵札
装備品。スペルカードに装備しステータス上昇や補助効果を得ることが出来る。(分かりやすく言うとイラストカード。他の東方ソシャゲでいうところの、「写し絵」や「ミタマカード」「念写フィルム」「想起カード」に相当する。)
おいのり、探索でのドロップで入手する。「博麗神社例大祭」など東方関連イベントや、「とらのあな」などの東方グッズを扱うショップとのコラボを記念して絵札をログインボーナスで配布していることもある。
少女転生
転生鏡を一定数消費し、Lvを1に戻す代わりにステータスを強化する。強化されるだけでなく衣装解放や生魂(いわばLive2D)といった要素もある。
式
キャラクターそれぞれには式が設定されており、大まかな能力の傾向を表す。勿論式ごとに得意とすることが異なるため、場合によって使い分けるのがセオリーである。
また、所属する式は原典の立ち位置や所属、能力を参照して区分されている事が多い。ただし、本作のオリジナルキャラクターに関してはその通りではない為、注意。
モチーフはかつて黄帝や諸葛亮孔明が使ったとされる、八卦の後天図に基づいた8つの戦法『八陣』。開発段階では龍飛・鳥翔・蛇幡・虎翼・天履・風揚・雲垂・地載の名称だった。
- 攻撃式(龍飛)
単純に殴ることに特化したアタッカー
自分自身で火力を補い叩くことが出来る為、扱い易く心強い式。
主に霧雨魔理沙や魂魄妖夢など比較的能力がシンプルなキャラクター、もしくは風見幽香と言った能力が弾幕勝負でそこまで有用ではないキャラクターが属する。
- 速攻式(鳥翔)
火力が下がった代わりに速く動けるようになったアタッカー
攻撃式と同じくスキルや特性もシンプル寄りで素早さも相まって初心者向け。
幻想郷最速の射命丸文は勿論、比類なき脚力を持つ驪駒早鬼や自機最速の十六夜咲夜等、原作でもスピードに秀でているキャラクター、地獄鴉(八咫烏)の霊烏路空、烏天狗の姫海棠はたてなどの鳥類タイプのキャラクターも属する傾向が高い。
- 破壊式(蛇幡)
一発逆転に特化したピーキーなアタッカー
他メンバーによるお膳立てが必要だが、場を整えた時の強さは特筆に値する。
フランドール・スカーレットは勿論、ヘカーティア・ラピスラズリの様な文字通り相手を破壊できる程に規格外の力を持つキャラクターやチルノ、古明地こいしの様な比較的精神が幼いキャラクターが属する傾向にある。
- 技巧式(虎翼)
スキルや特性に一癖あるものが多いアタッカー
上級者向けで扱い辛いが、真価を発揮出来た時は攻撃式や破壊式を凌駕することも。
レミリア・スカーレットの様に現在でも能力の解釈が分かれるキャラクターやアリス・マーガトロイドや伊吹萃香と言った原作でも能力を使いこなしていたキャラクターが主に属する。
- 防御式(天履)
高い体力と防御力を持ち、敵の攻撃を受けるタンカー
火力は低めだが、長期戦になりがちな高難易度の探索では活躍する。
主に結界を操る博麗霊夢、妖怪の山の警備員である犬走椛といった原作で何かを守護、管理する立場にいるキャラクター、八雲紫、八坂神奈子、聖白蓮と言った幻想郷の重鎮が属している。
- 回復式(風揚)
文字通り味方の回復、状態異常緩和に特化したヒーラー
こちらも防御式と同様長期戦攻略に役立つ式であり、特に状態異常緩和は高難易度の探索で重宝される。
医者である八意永琳や、祈祷的な意味から東風谷早苗、リリーホワイトや秦こころと言った「闘う」という面から少し離れたキャラクターが属する傾向にある。
- 妨害式(雲垂)
敵へのデバフ付与に特化したサポーター
基本はアタッカー達と組ませるのだがデバフスキルがメインな為、攻撃式、速攻式と組ませると本領発揮し易い。
相手の波長をいじる鈴仙・優曇華院・イナバや相手の心を読む古明地さとりを始めとする相手にネガティブな影響を与える能力を持つキャラクターが多い。詐欺師的な性格を持つ因幡てゐもここに属する。
- 支援式(地載)
味方へのバフ付与に特化したサポーター
妨害式と同じくアタッカー達と組ませるのだがバフスキルがメインな為、こちらは破壊式、技巧式との方が相性は良い。
回復式と同様、大妖精や稗田阿求と言った「闘う」という面から離れたキャラクターや元々後方支援等の裏方で動いていた鈴瑚と言ったキャラクターもここに属している。
ちなみに並行存在の関係である同名のキャラクターでは"なるべく式が異なるようにする"という暗黙のルールが存在する模様。
探索
プレイヤーが攻略していくステージのこと。クエストとも。
メインストーリー、イベント、デイリー等がある。
ものによってはEX探索が解放される場合もあり、難易度は高くなっているが、さらに発展したストーリーを楽しめる。
各探索には推奨レベルが設定されており、編成を組むときに参考になるが、戦い方次第ではそれよりも低いレベルでも対応できる場合がある。(特にエピックなど、単体火力が高い場合。)
また、自動再戦やリプレイオート機能を使えば、自分の行動を記録し、それを元に何度も自動で再戦をさせることも可能。
しかし、これは記録された行動が再現できなくなった場合、普通のフルオート戦闘へと切り替わる。(自軍のキャラが撃破された場合など。)
- イベント探索
イベント探索では「イベントポイント」や「イベントレアポイント」を獲得できる。
ここで入手したポイントは、交換所のイベント交換で交換したり、イベントメニューの福引きで使うことができる。
イベントレアポイントは、ドロップ確率が異様に少なく希少であるが、その分高レアリティのアイテムと交換できる。
- デイリー探索
デイリー探索では、指南書や巻物など、強化素材が主に手に入る。
基本は一日に3回しか探索へ出発できず、種類ごとに解放される曜日も限られている。
レベル別に獲得できるレアリティが分かれており、高レベルな探索ほど、高レアリティの素材を入手可能。
なお、期間限定ではあるが、一日に5回探索へ出発できるようになったり、大量のExpが手に入る探索も解放される場合がある。
その他コンテンツ
幻想おとぎ草子
課題(ミッション)をクリアしてマンガを読み進めるイベント。紅魔塔と同時期に開催される事が多い。
マンガの内容もよく、様々なクリエイターが描いているため、ぜひ読むことをおすすめする。
香霖堂
ミニゲームを遊べるモード。
現在遊ぶことができるのは霊夢のお祓い大作戦!。
霊夢のお祓い大作戦!
画面の左右から飛んでくる霊に合わせてタイミングよく画面の左右をタップすると、画面中央にいる霊夢が霊を祓う。
いわば音ゲー。
他ゲームのような、ただタップするだけの霊だけではなく、長押しする必要がある霊や、同時押しギミックも存在する。
また、何度も3段階あり、NOHMALから徐々にむずかしくなる。
VS複霊
複霊と対戦することができるモード。複霊にはレベルが存在し、複霊を倒すことでさらに高いレベルの相手を解放することができる。高レベルの複霊は難易度が高く、現在のエンドコンテンツである。
様々な報酬を獲得できるが、目玉となるのは限定絵札である。福霊は一定期間ごとに切り替わるので、開催期間内に絵札を獲得しよう。
ガチャシステム
典型的な闇鍋である。
ガチャは、ゲーム中で「おいのり」と呼称されており、封結晶と賽銭を用いることで課金なしでも回せる通常ガチャと事実上の課金専用アイテムである神結晶で回す仲間確定ガチャがある。
通常ガチャは封結晶と賽銭のみででき、どちらもほかのソシャゲにおけるミッションにあたる課題のクリアと所謂「遠征」システムである「お使い」で、賽銭は時間経過でどんどん貯まる賽銭箱からも入手可能入手可能であり、遊んでいれば自然に回すことができるのが利点。
しかしキャラの排出率が7.5%と低い。
キャラの排出率=そのガチャの最高レア度の排出率と考えた場合近年のソシャゲと比べればまだ良心的な方と言う声もあるが、いずれにせよその内訳となるキャラの数も東方を題材にしてることも相まって数が多く、狙ったキャラが出ることはほとんどない。欲しいキャラクターがいる時はピックアップされるのを待つまで素材を温存する方がいいだろう。ほかのソシャゲ同様天井制度は存在し、一定回数回せばピックアップキャラが獲得できる。おいのりの種類によって150回や250回など天井にも違いがあるので注意。
だが、上述のようにガチャを回すために必要なものである賽銭には保有できる量に限りがあり、それが天井まで回すために必要な賽銭の量と比べるとかなり少ないことから、他のゲームのように好みのガチャが来るまで貯めておくことで、無課金で天井まで回すということが他のゲームよりも難しい。
なお、賽銭の保有量上限はあるものの、イベント交換や課題のクリアで得られる賽銭は保有量上限を超えて保有されるため、それである程度は対応できる場合もある。しかし、例えば250連引くとなると、おいのり一回の単価が「封結晶5個、賽銭1500」であり、賽銭だけでも375000(封結晶は1250個)も必要となるため、現実的ではない。
仲間確定ガチャは神結晶を用いて行われるが、これが事実上の課金アイテムであるため、他のゲームで言う「最高レア度確定の有償ガチャ」に相当すると言えば想像しやすいだろう。
他のゲームと違ってこの神結晶は無課金でも入手できるものの、無課金で仲間確定ガチャを回せるまで神結晶を集めようと思ったら途方もない時間がかかる(一応「お使い」でも手に入るものの、「お使い」を用いての神結晶入手は特定の「お使い」が出た場合でかつ1回あたり0〜2個)。
時々ピックアップキャラを入手しやすくするためのお得なステップアップガチャが出ることもあるが、そちらも神結晶が必要になる。
ちなみに、既に最大まで限界突破まで手に入れてしまったキャラを再度入手してしまった際の補填はほとんど無いため、体感的な当たりの確率は他よりも低めに感じるかもしれない。
2024年1月31日のアップデートでやり込み要素として運命値が追加され、この辺の問題はある程度は解決された。
ガチャの排出物は絵札が☆3〜☆5、キャラクターは全て☆5だが、キャラクターには事実上以下のようなレアリティが存在する。当初は恒常・フェス限定の2種類のみだったが、インフレに伴って分類が増加している。
レアリティ | 限界突破アイテム | 天井 |
---|---|---|
恒常 | 人形代 | - |
フェス限定 | 人形代 | 150 |
超フェス限定 | 天形代 | 250 |
エピック限定 | 巫形代 | 400(1回のみ。以前は天井無し) |
レリック限定 | 靈形代 | 350 |
ジェニック限定 | 靈形代 | 350 |
白フェス限定 | なし(同一キャラのみでの限界突破) | なし |
EXフェス限定 | 大形代 | 350 |
ゆっくり | なし(白フェスと同じく同一キャラでのみの限界突破) | なし |
恒常キャラクターはどのガチャからも入手できるが、それ以外は全て、そのキャラがピックアップされたガチャ(フェス・超フェスなど)が開催されるのを待つ必要がある。
L1のキャラクターは恒常かフェス限定に分類される。原作からして重鎮の立場にいたり、戦闘力が高い人たちは、当作品でも強キャラに位置するフェス限定になることが多い。このようなフェス限定キャラクターは、登場から時間が経つと恒常に移動し、入手しやすくする措置が取られる。
他にA世界団の面々もフェス限定で登場するが、通常(L1世界群)以外のキャラは恒常になることはない。
通常およびフェス限定は限界突破用アイテムが人形代であり、これは長く遊んでいればかなりの数が手に入るため、無課金〜微課金のプレイヤーにとっても最大強化しやすく、主力となるレアリティである。
それより上のキャラクターは入手機会が少ない上に限界突破アイテムも貴重なものとなるため、かなり課金していなければ主力として扱うのは難しくなっている。超フェス以上のキャラクターはほとんどがB世界団・E世界団・MVProjectなど、東方ロストワードオリジナルの設定を持つキャラクターたちである。
靈形代と巫形代に関しては、イベント交換(レアP)で、人形代は割符交換で手に入るため、比較的入手しやすい傾向にある。しかし靈形代と巫形代は交換に必要とするイベントレアPがかなりの量であるため、注意が必要。
白フェス限定のキャラクターはー入手方法が特殊で、以下の3つの方法で入手できる。
- 特定のエピック限定のガチャから通常確率で排出
- 神結晶のみで引けるピックアップガチャから排出
- 白フェス祭絵馬と交換(祭絵馬の入手には課金パックを購入する必要があり、完凸まで購入すると4万円かかる)
以上のように、現状白フェス限定のキャラクターは入手難易度が非常に高く、重課金者向けのキャラクターと言える。
またゆっくりはストーリーを読むことで入手できる。
そのほかストーリーをクリアすることで一定確率で手に入る専用の祝詞を使うガチャでも入手することができるが、祝詞が入手できる確率は低く、運が悪いと1000回周回しても1個しか入手できないということもある。
現状はストーリーを進めて入手できるゆっくりれいむ、ゆっくりまりさそれぞれ1人(?)ずつなので完凸するには周回が必須である。
2024年10月現在実装されているのはゆっくりれいむとゆっくりまりさの2人。
音楽
東方ロストワード楽曲一覧を参照。
関連タグ
東ロワ 東方LW アプリゲーム 東方Project(二次創作) 東方Project 東方二次創作ゲーム 東方ソーシャルゲーム 秘封ロストワード グッドスマイルカンパニー