本項では2について記述する。
概要
幻想郷で唯一外の世界の道具、冥界の道具、妖怪の道具、魔法の道具全てを扱う道具屋。販売だけでなく買い取りも行っている。
人妖ともに拒まれず、誰でも利用できる。
しかし、霖之助が気に入ったものは非売品としてしまうため意外と商品は少ない。
頻繁に仕入れを行っているのか商品の入れ替わりが早く、珍品が流れ着いていることも。
商品の値段は基本的に時価。要相談。
他にも宇佐見菫子と茨木華扇の待ち合わせ場所になっていたり、今泉影狼が主催するゲーム「汝、人間なりや?」の会場として店の一部を提供している。
稗田阿求の著書「幻想郷縁起」によれば、「外の世界の道具を扱っている店は香霖堂しか無い」ため、「それなりに常連もいる」(『東方求聞史紀』より)とのことである。
また、同著では香霖堂で取り扱っている商品の一部が紹介されている他、巻末の参考文献に『香霖堂目録』なる資料(著者は「森近霖之助」名義)が掲載されている。
また、文々。新聞(百十九季 長月の二刷)には『古道具「香霖堂」』として一行広告を出している(『東方文花帖』)。
場所
魔法の森の入口辺りにある。
人間の里からの道のりは比較的安全なため訪れやすいはずなのだが、そもそも里から出る人間自体が少ない。
外装
瓦屋根の目立つ和風の一軒家。但し入り口はドアで、窓は障子。隣には大きな倉がある。
近くに見事な桜の木が一本生えており、店主は春に一人静かな花見を楽しんでいるらしい。
なお建物について稗田阿求の評では「ごちゃごちゃとして落ち着きのない異国風の建物」、「奇妙な建物」。
東方深秘録では対戦ステージとなっている。
内装
外の世界の道具、冥界の道具、妖怪の道具、魔法の道具からよくわからないガラクタまで所狭しと並べられている。
普段は閉め切っているので薄暗くて埃っぽい。
店の奥は店主の私生活空間となっており、倉庫のような空間もあり、そこにはよくわからないガラクタや店主が気に入って非売品にしてしまったものなどが雑多に置いてある。
整理する気は……ないようだ。
因みに障子の窓は、よく文々。新聞などが投げ込まれるため頻繁に破られる。
そのたびに応急処置として新聞で補修されるが、またすぐ破られる。新聞に。
主な住人
・森近霖之助:店主
・梅霖の妖精:あまりにジメジメしてカビっぽかった為に一時期屋根裏に住みついていた。
・名無しの本読み妖怪(朱鷺子):二次創作で住みついていることがある。詳しくは記事を参照。