概要
ほぼ身内だけで構成・完結された幻想郷に住まう人間にはそういった類の者はほとんど居ないため、ここに埋葬されるのは主に「迷い込む」「食料として連れて来られる」などの理由で幻想郷にやって来た外来人…要は「外の世界」の人間である。
後述する理由から墓地としては杜撰で碌に管理されておらず、墓標の代わりに両手で持てる程度の大きさの石が転がっているのみである。
その下で眠っている者もいるという結界の綻びがあるため、冥界や三途の川とも繋がることがあり、また外の世界の物が落ちてくることも多い。
幻想郷の中でも最も危険な場所とされており、日頃訪れる者は少ない。
森近霖之助は秋の彼岸の時期にはここに通って、無縁仏の弔いや外界の道具拾いを行っている。
また、ナズーリンは普段は「無縁塚の地下にはなにかお宝が埋まっている」と言って近くに小屋を建てて、そこで無縁塚をダウジングしながら過ごしているという。ただし、現状ではガラクタしか見つかっていないらしい。
『東方花映塚』のラストステージであり、ここで四季映姫・ヤマザナドゥと戦うことになる。