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博麗神社例大祭

はくれいじんじゃれいたいさい

東方Project作品オンリー同人誌即売会のことである。略称は例大祭。
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概要編集

2004年から毎年春に開催されており、東方Projectオンリーの同人誌即売会としては最大規模で、原作者のZUN本人も上海アリス幻樂団として参加している。ここで新作の体験版や音楽CDが頒布されることも。


第5回以降はオンリーイベントとしてサークル数、一般参加者数ともにトップクラスとなり、総勢5万人前後が集結する。例大祭の名の通り年に一度の盛大なお祭りとなっている。

2013年の第10回をピークにサークル数のスペースが減少に転じたが、最近は音楽ゲームに東方Project関連の楽曲が収録され、家庭用ゲーム機でも外伝ナンバリング作がサポートされた影響もあり、初開催から10年を超えてなお5万人規模の一般参加者が集まる。

オンリーイベントにしては珍しく10代の一般参加率が高く主要年齢層に大きな変動が見られないのも特徴である。


2011年10月に代表交代がありつつも、今日まで続けられている。


博麗神社例大祭があまりにも規模が大きく、例大祭と開催時期が近いことからサークル参加者が集まらないことを懸念し、他の地方で行われる東方オンリーの同人誌即売会の開催が中止・延期となった事例がいくつかあるため、「博麗神社例大祭の開催が近い時期に他の東方オンリーを開催してはいけない」という不文律が存在しているほどである。


名前の由来編集

「博麗神社例大祭」というイベント名称については、ZUN、または鈴木龍道(「博麗神社例大祭」初代代表)によれば、「博麗神社例大祭」のイベント名は第一回開催に先立ってイベント開催の話がZUN持ち込まれた際、ZUNがこれを命名した。このときイベント名には元々イベント企画者側が持ち込んだ案があったのだが、最終的にZUNからの提案で「博麗神社例大祭」となった(ZUN、ロングインタビュー第7回、または鈴木龍道、東方コミュニティ黎明期鼎談対談特集第2回。いずれも「東方我楽多叢誌」)。


外部リンク編集

開催履歴編集

回数年月日会場募集スペース
第1回2004/04/18大田区産業プラザPiO約100スペース
第2回2005/05/04東京都立産業貿易センター (旧)浜松町館約350スペース
第3回2006/05/21池袋サンシャインシティ 文化会館 Dホール約500スペース
第4回2007/05/20池袋サンシャインシティ 文化会館 Dホール約650スペース
第5回2008/05/25東京ビッグサイト 西4ホール1086スペース
第6回2009/03/08東京ビッグサイト 東3456ホール2948スペース
第7回2010/03/14東京ビッグサイト 東23456ホール4050スペース
第8回2011/05/08 (※1)東京ビッグサイト 東23456ホール4940スペース
第9回2012/05/27東京ビッグサイト 東123456ホール4984スペース
第10回2013/05/26東京ビッグサイト 東123456ホール5013スペース
第11回2014/05/11東京ビッグサイト 東123456ホール4310スペース
第12回2015/05/10東京ビッグサイト 東123456ホール4031スペース
第13回2016/05/08東京ビッグサイト 東12456ホール4067スペース
第14回2017/05/07東京ビッグサイト 東12356ホール3736スペース
第15回2018/05/06東京ビッグサイト 東12356ホール3282スペース
第16回2019/05/05東京ビッグサイト 西1234ホール3151スペース
第17回[中止] (2020/03/22) (※2)ツインメッセ静岡-
第18回2021/03/21ツインメッセ静岡1290スペース
第19回2022/05/08東京ビッグサイト 東456ホール1615スペース
第20回2023/05/07東京ビッグサイト 東456ホール2103スペース

※1 2011年3月13日の予定であったが東日本大震災の影響を受け延期された。スペース数は延期の影響によるキャンセル分は受け付けた上での参加数となっている(当初は4780スペースを見積もっていた)。

※2 一度延期の判断が採られたが後に中止となった。詳細は下の項目を参照。*派生イベント

スコアアタックイベント編集

第1回博麗神社例大祭で東方妖々夢Phantasmステージを用いて行われたイベント。

ZUNがこのイベントのため、Phantasmステージを特殊仕様に作り変えたものが使われた。

例大祭前のアナウンスでは、紅魔郷の例大祭仕様も用意される予定であったが、こちらのお目見えはなかった。

ステージ曲は『妖々跋扈 ~ Speed Fox!』


例大祭SP編集

2010年と2011年の秋に開催された東方Projectオンリーの同人誌即売会で、例大祭と主催は同じの姉妹イベントである。ただしこちらは夏のコミケ直後ということもあり規模的にはより小さい。また、原作者のZUN本人が参加したこともない。

2011年を最後に開催されておらず、その2年後の秋に開催された「博麗神社秋季例大祭」が実質的な後継イベントとなっている。

第1回2010年9月19日東京ビッグサイト 東456ホール約1000スペース
第2回2011年9月11日東京ビッグサイト 西12ホール約1500スペース

博麗神社秋季例大祭・博麗神社例大祭 in 台湾編集

博麗神社例大祭の周辺イベントとして「博麗神社秋季例大祭」(秋季例大祭)と「博麗神社例大祭 in 台湾」(台湾例大祭)が企画・実行されている。

「博麗神社秋季例大祭」は秋に予定・実行されているイベントで、「博麗神社例大祭 in 台湾」は台湾におけるイベント。詳細は博麗神社社務所公式ホームページからそれぞれの該当ページを参照。


他イベントへの参加・「超濃縮版」編集

博麗神社例大祭は、上記のようにそれ自体が主体のイベントとして開催されている他、博麗神社例大祭のイベント運営者である博麗神社社務所が他の東方Project関連のファンイベントなどにおいてサークルとして参加することもある。


また、株式会社ドワンゴ主催によるイベントである「ニコニコ超会議」では、同イベントの2013年の開催回(「ニコニコ超会議2」)以後、「博麗神社例大祭 超濃縮版」として独自のブースと様々な企画を展開することもある。「ニコニコ超会議」にはZUNが参加することがあり、「超濃縮版」にも同時に参加することもある。先述の通り博麗神社例大祭自体にもZUNの参加があるが、それが「濃縮」された「超濃縮版」においてもZUNの参加が実現している。

「超濃縮版」を含め同イベントにおいて同時開催する東方Project関連のブースはそれぞれが連動・協同して展開することもあり、例えば東方Project関連の音楽ライブブースで社務所スタッフが司会や裏方のサポートを務めたり、社務所が行うニコニコ生放送にゲストとして関連ブースからトークイベントの関係者や音楽ライブの関係者が顔を出すなどの有機的な繋がりが成されている。

2022年以降、「超濃縮版」は本祭が翌週に開催される関係上、開催されていない。


SOUND_VOLTEX出展編集

2012年9月よりコナミの音楽ゲームSOUND_VOLTEXに、東方Projectのアレンジ楽曲が収録されたこともあってか、2013年の第10回ではその新作であるSOUND_VOLTEX II -infinite infection-が無料体験できるという形でアーケード筐体が出展された。


東方ゲームショウ編集

上記のSOUND_VOLTEX出展から時は流れ、2015年5月10日に行われた第十二回例大祭ではBEMANIから東方アレンジの収録機種であるSOUND_VOLTEXBeatStreamを含め、現段階では東方Project楽曲が未収録のjubeatREFLEC_BEATも出展される事になった。

しかも、それだけではない。

何と、maimaiグルーヴコースター太鼓の達人も出展されるという超展開を生み出したのである。これだけの他社音ゲーが揃うのは天下一音ゲ祭以来の展開となった。

また、SONYの協力で「Play Doujin!」企画に参加した東方二次創作ゲームがPlaystation 4で遊べるブースも設けられた。


東方ゲームショー用イラスト


例大祭13でも音ゲーやPlay Ddoujin!が出展されるほか、今回はさらにPS4版『東方深秘録』の先行プレイまで盛り込まれた。

コスプレ編集

例大祭はコスプレイベントとしても最大規模。撮影の際はカメラ登録、コスプレイヤーの同意を忘れずに。

アフターイベント編集

イベント主催者、ZUN、サークル参加者、企画関連企業などのトークや、音楽サークルによるライブなどが楽しめる。


博麗神社うた祭編集

2015年の秋季例大祭の後に突如発表された企画であったが、要は博麗神社社務所主催の音楽サークルによる東方アレンジ曲のライブイベントである。


「つなぐ・つながる・東方~解禁~」をコンセプトに、2016年7月3日に記念すべき第1回が行われた。

その開催を記念してか、第1回では参加サークル全てによる特別な記念コラボのアレンジ楽曲「仙酌絶唱のファンタジア」が誕生。

このアレンジ曲は例大祭13のアフターイベントで最後のパートが録られ、原作者ZUNがアレンジ曲のタイトルを名付けているという、ZUNが関わった東方アレンジ曲という奇跡で異色のアレンジ曲が生まれた。


2017年は5月に台湾で開催され、日本国内でも同年の11月18日・19日に開催が決まっている。


博麗神社遊芸祭編集

2023年7月9日開催。

東方Projectを題材とした二次創作の同人・商業のデジタルゲームやアナログゲームといった、様々なゲーム作品を集め、参加者に体験・遊んでもらう・知ってもらうことを目的・趣旨とした「ゲーム展示試遊会」のイベント。


いわゆる原作の公式ゲーム作品を試遊することもでき、最新版はもちろん、今となっては古いPCでなければ遊べないようなPC-98東方旧作をプレイできる数少ない機会のイベントでもある。



第17回の開催中止、その余波編集

上記のように日本国内での博麗神社例大祭は東京開催、特に第五回以降は東京ビッグサイト東京国際展示場)を開催場所としてきたが、同会場は2019年から2020年には東京オリンピックパラリンピックの開催の影響でその一部、または2020年の五輪開催期間中は全部が使用不能になる。

博麗神社例大祭自体は五輪開催の予定の7月から9月より以前の5月開催が例年となっているが、同会場、特に博麗神社例大祭も開催会場として利用する東1~6ホールなどは2019年4月から準備工事などで貸し出しが行われない(土地と建物の所有者である東京都が管理)。

このため、2019年の「第十六回博麗神社例大祭」は改修工事が行われない西ホールでの開催となる。博麗神社例大祭が西ホールでの開催となるのは初めて東京ビッグサイトでの開催となった第五回開催回以来11年ぶりのこと。

さらに2020年5月中頃からは西ホールも貸し出しが行われなくなる。

ビッグサイトは通常であれば連日多数のイベントが会場として利用する場所であるため、この長期にわたって会場貸し出しが行われない期間の調整のために博麗神社例大祭だけでなく同会場を利用してきた多くのイベントが調整に難儀することとなっている。


ここにあって博麗神社例大祭の主催である博麗神社社務所は2020年の開催回についてはこれまでより時期と場所をずらして3月22日の静岡で行うこととし、上記のようにツインメッセ静岡での開催が決定していた。


しかしその後2019年12月に中華人民共和国(湖北省武漢市)において新型のコロナウイルスによる急性呼吸器疾患を発症する集団感染が発生(第十七回例大祭関連参考1)。発生後数か月の間に世界中に拡散した。「COVID-19」と命名された新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、またワクチンや有効な治療薬の無い状態にあって大幅な行動自粛(ex.StayHome)などの方法で対する他に術を持たなかった。日本では「 2月1日に新型コロナウイルス感染症は、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定 」(静岡例大祭関連引用1)され、4月7日には「緊急事態宣言」(第17回例大祭関連参考1)が行われた。2020年は初頭より世界規模でのウィルス性の感染症の発生という文脈で混乱しており、各種の状況も一変していた。


第十七回博麗神社例大祭は緊急事態宣言が展開される以前の3月14日に一度「延期」の判断を行いその日程を「2020年5月17日」としたが、しかしCOVID-19の影響が衰えることなくむしろ深刻化の一途をたどっていたこと、その後強い行動中止の要請を含む緊急事態宣言も行われたことから「中止」の判断をとった。4月12日には博麗神社例大祭の開催主体である博麗神社社務所の北條孝宏代表によって中止にあたっての声明が発表された(第十七回例大祭関連引用0)。

また北條代表は同日の「『超』東方ステーション」の生放送においても直接経緯説明を行った。


この判断に先立っては、5月開催予定であったコミックマーケット98も3月27日に「中止」の判断を行っている。また先のとおり第十七回博麗神社例大祭とも同じ年に開催予定であった2020年東京オリンピック・パラリンピックも「1年延期」を決断しており、緊急事態宣言もあいまってCOVID-19は社会生活全てに対して甚大な影響を与えていた。


北條代表は「博麗神社例大祭」について事態が改善された暁には必ず開催したいとし、また先述のようにCOVID-19の影響より以前の、東京オリンピック・パラリンピックの影響による特殊な開催予定となった「静岡例大祭」(「例大祭 in 静岡」)自体も開催したいと意欲を語っている。博麗神社例大祭が巨大な規模を持つイベントであることから感染症であるCOVID-19への対策という観点ではそれの実現がいつになるかは4月段階では不透明ではあるものの、未来への強い意思を示した。

厳しい状況ではあるがクリエイターにも活動を継続してほしいとし、博麗神社例大祭としても共にできることを模索していくと語った(「『超』東方ステーション)。


同放送にはZUNもオンライン(COVID-19対策)で出演しており、例大祭中止について大規模な感染症という事態ではやむを得ないことであったとの旨を語る一方で例大祭存続やフォローについては静かな意欲も示した。


その副次的影響として、海外渡航の困難を理由に、台湾例大祭の開催が2024年まで休止となったほどだった。


(例大祭継続支援のためのカタログについて、「追加購入した」「三冊購入した」などのツイートがあったとの話題を受けて「 あんまり無理しないでもいいけどね 」とした後に)

全部余ったら僕が買うから(笑)


約1年後となる2021年3月21日、仕切り直しで第18回博麗神社例大祭が静岡で開催された。


この影響により、「東方上州祭 第5幕」「第3回 富士東方ランド(蓬莱編)」が例大祭と開催が近く、サークル参加が見込めないことを懸念して開催延期、「東方駿河祭」に至っては例大祭開催の影響で非開催となった。


「例大祭17」の開催後、「再び静岡で例大祭を開催して欲しい」という要望が相次いだことから、2025年3月に「静岡例大祭」開催することが決定した。


第十七回博麗神社例大祭中止に関するお知らせ(引用)


第17回例大祭関連・引用


第17回例大祭関連・参考

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