概要
グルーヴコースター (GROOVE COASTER) は、タイトーによる音楽ゲーム。およびそのシリーズタイトル。
初出は2011年リリースのiOSアプリであり、2013年冬にアーケードに逆輸入された珍しい経緯を持つ。
画面の指示に合わせて画面・ボタンを押したり押しっぱなしにする、フリック(レバーをスライド)することにより曲を演奏する。
曲終了時点でGROOVEゲージを7割以上保持していればクリアだが、アーケード版では失敗しても全ての設定曲数を必ず遊ぶことが出来る。
他の音ゲーとの最大の違いは、基本的にアバター(判定枠)とオブジェの両方が基本的に動きっぱなしであり、その全てが所定の位置や軌道に固定されていることは一切ないことである。
アバターとオブジェをつなぐコースは大半の曲で見えており、その動きはさながらタイトル通りジェットコースターを追いかけているようである。
なお長押しでないオブジェクトはコースの外からも飛んでくる(高難度ほど動きが早く、死角から飛んできやすくなる)こともあるためか、
音ゲーとしては珍しく、上位難易度ほど初見殺しが頻繁に起こる。
2015年1月22日にバージョンアップが行われ、タイトルは「グルーヴコースター2 ヘヴンリーフェスティバル」となった。
2016年3月10日にバージョンアップ。サブタイトルは「グルーヴコースター3 リンクフィーバー」となり、ナビゲートキャラクターとして「リンカ」が登場した。
2017年3月には「グルーヴコースター3EX ドリームパーティー」にアップデート。
収録楽曲には、脱法ロック、エイリアンエイリアン(以上、ボカロ曲)やガールズ&パンツァー等が収録される予定。一部の楽曲に関しては譜面が変更される。
2018年3月29日に「グルーヴコースター4 スターライトロード」にアップデート。
新規収録楽曲には血界戦線、トリノコシティ、ウミユリ海底譚等が収録、更にはナムコットメドレーという変化球も収録された。
2018年7月にはSteam版がリリースされた。ただし、諸般の事情で一部楽曲は未収録となる。7月24日午前9時までに購入したユーザーには8月リリース予定のBadApple!! feat.nomicoが入手可能。
2019年3月28日からは「グルーヴコースター4EX インフィニティハイウェイ」が稼働。
新規収録楽曲には、まさかのDJMAX RESPECTからの楽曲が収録、更にはコラボイベントも開催される。
さらに、2019年11月7日から「GROOVE COASTER WAIWAI PARTY!!!!」がNintendo Switchで発売。ダウンロード版のみの販売で、6500円で購入できる。追加DLCも販売されている。
2020年4月9日からはアーケード版最後のタイトルとなる「グルーヴコースター 4MAX DIAMOND GALAXY」が稼働。
2022年11月23日をもってアーケード版の新規楽曲の配信を終了。オンラインサービスは継続。
2024年4月1日午前5時59分をもってアーケード版オンラインサービスを終了した。
演出
音ゲーに欠かせない演出と譜面が一体化しているこのゲームの背景は、
ローポリやワイヤーフレームを駆使して意図的に抽象的に統一されてある。
そのため曲のジャケットやタイトル以外にイラストは基本的に登場せず、ゲームやアニメの版権曲でもキャラクターを直接表現することはほとんどない。
しかし想像を引き立てるギミックや、分かる人にはわかる再現ネタなどが仕込まれており、ニヤリとする者も少なくない。
プレイを見る際は譜面パターンだけではなく、背景やコースの形やオブジェの色にも着目してみるのもよい。
その中でも例外中の例外処置が取られたのがBMSからの移植組であり、2018年7月にイベントで先行追加されたB.B.K.K.B.K.K.はMVがほぼそのまま移植されたような仕上がりとなっている。
幅広い選曲・コラボ
最近のアニメのテーマ曲やタイトー作品のBGMリミックスのみならず、他社のゲームBGMや有名ボカロPの曲も積極的に取り入れており、その幅広さでは太鼓に勝るとも劣らない。
このへんは東方曲を自社アレンジしいち早く取り入れたタイトーの面目躍如というところか。
登場キャラクター
- リンカ (CV:豊田萌絵) … AC版『3』ナビゲーター
- ユメ (CV:高橋菜々美 / 小田果林) … AC版『3EX』新ナビゲーター
- セイネ (CV:河上英里子) … AC版『4』新ナビゲーター
- ユウ (CV:高槻みゆう) … Switch版2022年12月アップデートにおける新ナビゲーター
作品を投稿する際の注意
pixivでは、曲擬人化イラストに各機種名タグを付けないことを強く奨励しています!!
擬人化とは、人によって強い不快感を与えるジャンルでもあります。
その機種本来のキャラクターなどのイラストを探そうとした方々に迷惑にならないよう、グルーヴコースタータグは可能な限り付けないようにしましょう。
天下一音ゲ祭
グルーヴコースター代表は『Got more raves?』という楽曲が選出。
この楽曲をプレイする為には解禁が必要であり、その際に使うミュージックプレートは25枚。
解禁処置はなしだが、よく考えてもらいたい。この楽曲のHARD譜面はアーケード初登場したLEVEL10であり、そして未だに最難関の一角に連ねられるものである。
そしてその楽曲自体も変拍子で構成されたトリッキーな楽曲であり、ボス揃いとなった他の代表曲共々(SIMPLEやNORMALにかけてはそれら以上に)、まともにプレイするには相当な慣れを要する。仮に解禁緩和がされていたとしても生半な触りでは手が出ない可能性が高いのである。(現在では解禁は不要)
関連イラスト
関連タグ
太鼓の達人 maimai「GAME MUSIC TRIANGLE」で3社連合。ゲームミュージックのアレンジやマッシュアップリミックスが登場。
jubeat 天下一音ゲ祭で上記のGMT組を含め、奇跡の4社コラボが実現。
ニンジャスレイヤー イベントでニンジャスレイヤーのアバターを入手できる他、イメージ楽曲も収録された。
博麗神社例大祭 2015年の例大祭内で行われる「東方ゲームショウ」で初出展される事になった。
DJMAX アーケード版が後にリリースされた音ゲーつながり。こちらはオンラインゲーム版が先だった。
ミュージックパレード ディズニーとタイアップしたアプリゲーム。