超能力をテーマとすることで、
- キャラクターが常時宙に浮き360°自由に動ける
- 波動拳コマンドが使えなくても手からそれっぽい何かが出せる
- それによる斬新なカメラアングルとダイナミックな必殺技演出
- 格闘ゲームの男性キャラに必要なゴツイ筋肉を削減でき、クールなイケメンキャラの自然な参戦を可能にした
なお、続編の『サイキックフォース2012』はゲーメスト大賞'98を受賞している。
概要
1996年4月、アーケードゲームとして発売。
炎や氷などを操る超能力を持つ「サイキッカー」として、相手キャラクターを倒すことを目的とする格闘ゲーム。アーケード版続編にサイキックフォース2012がある。
また今まで格闘ゲームのストーリーといえば『大会モノ』であったが、
この作品においては『超能力者への迫害とそれに対する抵抗』のストーリーがあるため
『勢力間の抗争』の要素があり、1人プレイでは基本的に選択したキャラクターと対立する勢力と戦う。
なお、負けたキャラクターは原則的に死亡する事になる。この為、仲の良いキャラクター同士で対戦すると勝者キャラがデモで『友人を殺した後悔』をつぶやく。
ビジュアルやストーリーは秀逸なのだが、ゲームセンターではそのビジュアル故に主なプレイヤー層の男性客に敬遠されたり(一方では「キャラだけが目当てで実際のゲームをプレイしないファン」も大量発生した)、『~2012』では使用基板(WOLFシステム)の故障が多かったり…と環境に恵まれずゲームセンターでの稼働期間は短く、この作品以降タイトーはアーケードでの作品展開を縮小していく事となる。
家庭用に移植されているが、パッケージものの「サイキックフォースCOMPLETE」は挙動の再現がいい加減であるため推奨はされない。
※初代はアップデート版である『サイキックフォースEX』をベースにしているPS版、『~2012』はDC版とWindows版が移植のクオリティとしては高評価を得ているが現在は入手困難。
初代サイキックフォース (作中では2010年)
『サイキッカーの理想郷の構築(=世界征服)』を掲げる秘密結社『ノア』と、その思想に異議を唱える『アンチノア勢力』との抗争。
勢力 | 主要キャラクター | 所属キャラクター |
---|---|---|
秘密結社ノア | キース・エヴァンス | ソニア、ブラド・キルステン、リチャード・ウォン |
アンチノア勢力 | バーン・グリフィス | ウェンディー・ライアン、エミリオ・ミハイロフ |
(非サイキッカー) | (存在せず) | 六道玄真、ゲイツ・オルトマン |
サイキックフォース2012
ウォンの裏切りによるノア崩壊という形で終結した前作の抗争から2年後のストーリー。
失踪したキースの意志を継ぎカルロの元再起した『新生ノア』とウォン率いる『軍サイキッカー部隊』、およびどちらにも属さない『第三勢力』の三つ巴の戦い。
勢力 | 主要キャラクター | 所属キャラクター |
---|---|---|
新生ノア | カルロ・ベルフロンド、キース・エヴァンス | レジーナ・ベルフロンド、ゲイツ・オルトマン(カルロに改造される)、ソニア(家庭用のみ)、ブラド・キルステン(家庭用のみ) |
軍サイキッカー部隊 | リチャード・ウォン | ガデス、刹那、エミリオ・ミハイロフ(ウォンに洗脳される) |
第三勢力 | バーン・グリフィス、マイト | パトリシア・マイヤース(パティ)、ウェンディー・ライアン、灌頂玄信、六道玄真(家庭用のみ) |
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