概要
東方ロストワードにおける「汎異記号(はんいきごう)」によって分けられた世界線の分類で、この中には秘封LostWord記号B3「終わりの君」の舞台となった世界線も含まれている。
B世界団は「B系列の世界団」と記されているが、”B”は「Binary data(バイナリデータ)」の頭文字から来ている。B世界団に属する世界線は非常に多くの世界と合流する傾向にあり、分岐点は「A8分岐点群」より前と考えられている。
「B〇〇」の数字の部分は、通常は逸脱度といって(原作と比べた時の)例外的な要素の多さを表すものである。
なお、この記事ではストーリーのネタバレを含むため、"B世界団に属する登場人物"を「秘封ロストワード」の記事から転送してまとめている。
Binary data(バイナリデータ)とは?
バイナリデータは2進数で表現されたデータのこと。
binary(バイナリ)は「2値の、2進法の」、data(データ)の意味は「資料、情報」などを意味する。
文字のデータ「テキストデータ」は人間が理解できる内容のデータであるのに対して、バイナリデータは人が読んでも理解することができない代わりにコンピュータが理解しやすいデータである。
例えば、バイナリデータで2進数の文字列(UTF-8)「111001011000110110011010111010011011101010010111111010011001110010001010111001011010010010100010」を入力したとすると、人間はただの0と1の並びにしか見れない一方でコンピュータは「博麗霊夢」と変換することができる。
厳密にはテキストデータもコンピュータが理解できる範囲内であるため、バイナリデータに含まれるが、一般的には「テキストデータ以外のデータ」を「バイナリデータ」と表現していることが多い。
つまり画像、音楽、動画、プログラム諸々の様々なデータもバイナリデータと言える。メタ的な話だと原作「東方Project」における『立ち絵』や『楽曲』、『弾幕』などもバイナリデータでできていると言えば分かりやすいだろうか。
バイナリデータはコンピュータ用の"言葉"といっても過言ではなく、これを使ってCPUに命令して実行させることが可能である。ゲーム内はおろかプログラミング、インターネットでは決して欠かせないものとも言える。
記号B3「終わりの君」
眠りに付いた3人が謎の基地へ迷い込み、脱出を目指すストーリー。
その最中に主人公が見る幻覚により、帝都とレジスタンスの戦いを追っていく事となる。
レジスタンス及び帝都の面々は盗聴防止のため基本的にコードネームで呼び合っており、本名を呼んだと思わしき場面でも「□□□」などで伏せられる。
レジスタンス側
全員超フェス限定での実装。
元々持っていた能力を異変で封じられており、科学技術によって代替している。そのため非常にSFチックなデザイン。
- コード:プレイア
主人公の幻視の視点となる、基地へ転移してきた迷子少女。「東方ロストワード主人公」と同じく幻想の少女を操る能力を持つ。
本名が不明なのか、コードネーム又は「式神使い」としか呼ばれない。
記号B3第2節・第3節に登場する、「時間を操る程度の能力」を封じられ只のメイドとなった咲夜。
炊事洗濯など持ち前のスキルを活かし基地で尽力していた。
記号B3第2節・第3節に登場する、「奇跡を起こす程度の能力」を封じられ神性を失った早苗。
傷つく仲間を癒せぬ無力さを嘆いていた。
記号B3第2節・第4節に登場する、「剣術を扱う程度の能力」を封じられ半人が残った妖夢。
装備によって力を取り戻し襲撃者を迎え撃つ。
- コード:ソルジャー(月戦型ソルジャー 鈴仙・優曇華院・イナバ)
記号B3第2節・第4節に登場する、「波長を操る程度の能力」を封じられ狂気の瞳を失った鈴仙。
帝都からの脱走兵であり、かつての仲間との敵対に揺れる。帝都時代はラビット1というコードネームだったらしい。
- コード:エンチャンター(月戦型エンチャンター 霧雨魔理沙)
記号B3第2節・第5節に登場する、「魔法を使う程度の能力」を封じられ普通の人間となった魔理沙。
力不足を補うためとにかく働き、慣れない筋トレなど努力を欠かさない。
記号B3第2節・第5節に登場する、「霊気を操る程度の能力」を封じられ只の巫女となった霊夢。
異界を渡り、黒幕を倒すために戦う。
- 『司令』(反骨の青き不死鳥)
記号B3では台詞上でのみ登場していた人物だったが、後にメインストーリー第4章で登場した。鈴仙たちとは出身である世界線が異なる。
- 『軍師』(宇佐の叛乱参謀)
記号B3で台詞上でのみ登場していた人物。妹紅と同様、鈴仙たちとは出身である世界線が異なる。後にメインストーリー第4章で登場。
帝都側
- コード:ラビット3(浅葱色の兎 清蘭)
鈴仙やレイセンのようなブレザー風の軍服とトロンボーンのような銃を携えた清蘭。
上記自機メンバーとは違い、衣装違いのキャラクター。(実装済み)
レジスタンスの基地を襲撃し追い詰めていく。
- コード:ラビット4(橘色の兎 鈴瑚)
鈴仙やレイセンのようなブレザー風の軍服とホルンのような銃を携えた鈴瑚。
上記自機メンバーとは違い、衣装違いのキャラクター。(実装済み)
レジスタンスの基地を襲撃し追い詰めていく。
- コード:ラビット2(空色の兎 レイセン)
ストーリー終盤に登場。式神使いにある提案を持ちかける。
(名前以外は通常のレイセンと全く同じ容姿。)
??
この時点ではセリフのみの登場となる2人の少女。
→記号Bm3 傍観者
記号Bm3「怪獣都市」(EXストーリー)
お泊まり会で就寝した3人が謎の都市に迷い込むストーリー。
今度は主人公がこの世界の人物に憑依するような形で、怪獣により滅亡の危機に瀕する帝都での戦いを追っていく。
記号はBm(マイナー)3と読む。(生放送より)
月戦世界からより『狂気的に』かけ離れた世界となっており、特撮チックな雰囲気が漂う。
対峙する”怪獣”は、主人公視点では何故か幻想郷の少女として映り、”怪人”は「記号B3『終わりの君』」の時に見た少女の姿で現れる。
傍観者
東方靈異伝より
- 夢と伝統を保守する巫女 博麗靈夢
荒廃した空間に佇み、傍観者を名乗る謎の少女。(衣装と二つ名は東方夢時空のもの。)
東方封魔録より
- 魔法と紅夢からなる存在 霧雨魔理沙
荒廃した空間に佇み、傍観者を名乗る謎の少女。
帝都
「三重会議」と呼ばれる三人を筆頭に、その下に「四院」と呼ばれる四人が要職に就いている。
帝都の構成員達は全員「姉妹」と呼ばれている。
(帝都関連の設定・用語には、ジョージ・オーウェル著作のディストピア小説である「1984年」が元ネタとして多く取り入れられている。)
- 蕃神
主人公の視点となる存在。
帝都に召喚された最後の希望であり、「東方ロストワード主人公」と同様に幻想の少女を操る能力を持つ。
ちなみに「蕃神」とは外来の神のこと。
某特撮シリーズに出てくる防衛チームのような服を来たレイセン。スペカも某防衛チームの兵器が元ネタだと思われる。
ストーリーでは伝令役として奔走する。
- 長姉
「姉妹」の筆頭の「長姉」と呼ばれている人物で三重会議の一人。
「八意様」と呼ばれている存在であることから、元の世界における八意永琳である可能性が高い。
四院
帝都に存在する4つの組織・およびその組織の長を務める4人を指す。
組織としての四院は「平和院」「潤沢院」「真理院」「慈愛院」の4つの組織で、三重会議より下位の存在にあたる。帝都に棲む玉兎たちは、その生活のすべてが四院によって徹底的に管理されている。
これらはある種の官公庁のような機関だが、帝都における様々な物事は、四院のうちの複数が関わっているものがほとんどである。
- 平和院
外的脅威や内部への不安要素への対処、および保障や協力指揮に関する執行を担当。
- 潤沢院
食料・日用品から平和器(武器や兵器のこと)までに至る物資の全ての製造・流通を担当。
- 真理院
報道や教育・風紀の維持など、情報に関わる物事の確認の徹底を担当。
- 慈愛院
帝都民に対する、「指導(詳しい意味は不明)」を担当。
この「指導」とは、深い愛をもって帝都の姉妹たちを導くとされているが、帝都の言語はその単語・文法のレベルで恣意的に操作されており、文字通りの「博愛的な教導」ではなく「詰問と厳罰」を意味するものであろうと推測される。
人物としての四院は、「高等姉妹」とも呼ばれている帝都の上級幹部とも言える4人で、帝都の実質の最高支配者であるかのように振る舞っている。
全員の二つ名に「○○院」とあるので、その院がそれぞれの担当管轄だと思われる。
外見上の共通点として、全員が同じデザインの白いローブを着用している。
四院の一人で、右目に眼帯とガンブレードを携えた依姫。正義感が強く帝都を守るため戦う。
若干だが本来の依姫とは口調が異なり、武人らしく堅苦しい。
四院の一人で、左目に眼帯とキャンディマシンのような杖を携えた豊姫。
なお本当にキャンディマシンであり中身はただの桃味の飴。疲労回復効果がある。栄養補給効率化のため開発したとのこと。
本来の豊姫よりもしおらしい印象。
四院の一人で、 ガスマスクのような機械を付けたサグメ。
このマスクはサグメの思考を言語化する機能があり、普段はこれを装着する事で能力の意図せぬ発動を抑えている。が、ニュアンス違いによる誤翻訳が多い。
四院の一人で、戦隊チックな衣装を身にまとい、光線銃のようなものを武器として装備している輝夜。共通の白いローブもマントのようになびかせている。
この衣装および装備は帝都の玉兎たちとよく似ているが、装備品自体に対した性能は付与しておらず、輝夜の弾幕および力はすべて彼女自身の持つものである。
わざわざ玉兎たちと同じ真似をしている理由は「それが教導だから」である。
”怪獣”、”怪人”
”怪獣”は一辺1.524メートル(5フィート)の六角形の『支配強制区域』を持ち、主人公視点では何故か幻想郷の少女として映る。そして”怪人”は「記号B3『終わりの君』」の時に見た少女の姿で現れる。怪獣の名称と幻想郷の少女の姿は何かしら繋がりや共通点がある。
第〇話 | 名称 | 少女の姿 | 備考 |
---|---|---|---|
第3話 | ブンスイショウグン | ろくろ首の怪奇 | 分水将軍と赤蛮奇はどちらも胴体と首を切り離しても生きることができる。 |
第4話 | タイイツシンジン | 古代日本の尸解仙 | 布都のスペルカード『炎符「太乙真火」』の名前は太乙真人から来ている。どちらも炎を扱う。『怪獣』たちの中では唯一、「幻想おとぎ草子」にも登場しているが、そちらでは少女の姿になった際に『心なしかなんか弱そうな雰囲気になった』と言われている。小僧、派手に言うじゃねぇか! |
第5話 | ライテイ | 怨霊も恐れ怯む少女 | どちらも(雷帝は図像表現において)第三の目を持つ。 |
〃 | 妖魔使い | ??? | 妖魔とは、化け物や魔物、変化の類のことを指す。第3話と第4話の"怪獣"は人間の姿とあまり変わらない妖怪と人間?の姿をしている。回想ではコード:サーヴァントの姿が重なる。 |
第7話 | ライシンシ | 熱かい悩む神の火 | どちらも烏と合体している。(雷震子は烏と合体した人間、空は八咫烏と合体した地獄鴉。)同話にはそれぞれミスティア・ローレライと庭渡久侘歌の姿の”怪獣”も登場。 |
第8話 | クジャクミョウオウ | 悪魔の妹 | 孔雀明王のモチーフである孔雀とフランドールはどちらも鮮やかな色の羽を持っている。 |
第9話 | カセンコ | 壁抜けの邪仙 | 霍青娥と彼女のモデルである『聊斎志異』の中の物語『青娥』のヒロインである青娥は、どちらも幼いころから何仙姑に憧れていた。 |
〃 | 妖鳥使い | ??? | 妖鳥とは、妖しい鳥の魔物のことを指す。7、8話に登場した"怪獣"たちのことかと思われる(空、ミスティア、久侘歌、フランは全員羽が生えている)。回想ではコード:ガーデナーの姿が重なる。 |
第11話 | ボクキリン | 勁牙組組長 | 墨麒麟は聞仲の駆る霊獣であり、早鬼のモチーフである甲斐の黒駒は聖徳太子の愛馬。どちらも四足歩行で空を飛ぶ。同話にはそれぞれ犬走椛と今泉影狼の姿の”怪獣”も登場(黒点虎(白額虎)と思われる)。 |
第12話 | センネンコリセイ | すきま妖怪の式 | 千年狐狸精は九尾の狐の精とも言われている。八雲藍の種族は九尾の狐。同話にはそれぞれドレミー・スイートと上白沢慧音の姿の”怪獣”も登場(四不象と思われる)するが、メインストーリーで登場する夢幻幽玄怪獣や異聞異説怪獣と同一の存在ではないと思われる。 |
第13話 | キンコウセイボ | 片腕有角の仙人 | どちらも仙人。元になっているのは道教における雷の神「電母」で、華扇は雷を呼ぶ雷獣を飼っている。余談だが、藤崎竜版封神演義での金光聖母の最初期のデザインは角の生えた細身の女性だったと推測されている。 |
〃 | 妖獣使い | ??? | 妖獣とは、(東方Projectにおいては)獣から妖怪化したものを指している。早鬼は驪駒、椛は(一部では元々狼だったとも言われている)白狼天狗、影狼は狼女、藍は九尾の狐、ドレミーは獏、慧音は聖獣。回想ではコード:オラクルの姿が重なる。 |
第15話 | タモンテンノウ | 愉快な忘れ傘 | 原作「封神演義」では、多聞天王を由来とした「魔礼紅」という道士が登場。魔礼紅は西岐を攻めたときに傘を使っている。 |
第16話 | コウモクテンノウ | 古びた琵琶の付喪神 | 原作「封神演義」では、広目天王を由来とした「魔礼海」という人物が登場。魔礼海は西岐を攻めたときに琵琶を使っている。同話には、九十九八橋と堀川雷鼓の姿の”怪獣”も登場。持国天王と増長天王だろうか。 |
第17話 | セイテンタイセイ | 非想非非想天の娘 | 斉天大聖は『西遊記』の主人公である孫悟空が作中で名乗った称号。天子のモチーフは孫悟空で、東方獣王園に登場した『幻想郷の斉天大聖』とモチーフが同じ。 |
〃 | 妖器使い | ??? | 『西遊記』では孫悟空が太上老君の八卦炉で焼き殺しそうになる場面がある。また、妖器とは、勝手に動く道具のことで、第15、16話の"怪獣"は全員付喪神で統一されている。彼女で”妖器”といえば…回想ではコード:エンチャンターの姿が重なる。 |
第19話 | ゲンテンジョウテイ | 鬼傑組組長 | 玄天上帝は亀と蛇が合わさった姿の霊獣『玄武』が元となっている。八千慧の種族は龍と亀が合わさった様な姿の幻獣『吉弔』。 |
第20話 | トウカイカリュウタイシ | 美しき緋の衣 | 東海火龍太子は『西遊記』に登場する龍神の子。”永江”の元ネタと思われる『長江』は龍に例えられることがある。 |
第21話 | キンカクダイオウ | 萃まる夢、幻、そして百鬼夜行 | 金角大王(金角)は名前が示す字面から日本では角の生えた姿で描かれることが多い。金角の持ち出した五大宝具の中に紫金紅葫蘆という瓢箪がある。 |
〃 | 龍使い | ??? | 陰陽道には東方青龍神王・南方赤龍神王・中央黄龍神王・西方白龍神王・北方黒龍神王が属する『五龍神』が存在する。龍とは、アジアに広く知られる伝説の霊獣。八千慧は(龍のような)幻獣、衣玖は竜宮の使い。回想ではコード:シャーマンの姿が重なる。 |
第23話 | タクトウリテンノウ | 毘沙門天の弟子 | 托塔李天王は毘沙門天の化身とされている。星は毘沙門天の弟子であり、代理人。なお、第15話に登場した小傘の怪獣としての名前は……。 |
第24話 | コンシンラカン | 逆襲のあまのじゃく | 金身羅漢は沙悟浄が釈迦如来から授かった称号のこと。正邪と沙悟浄はどちらも赤い毛がある。 |
第25話 | ハニヤスヒメ | ??? | ???はハニヤスヒメがモチーフ。このストーリーにおける表向きのラスボス。 |
蟲の『怪獣』 | リグル・ナイトバグ | ||
〃 | ??? | ??? | |
〃 | ??? | ??? |
??(ネタバレ注意)
(下記よりBm3 EXシナリオ終盤のネタバレを多分に含みます。)
『怪獣都市』は『三重会議』のシミュレーションシステムによって作られた仮想空間であった。
シナリオ中にまるでシーンの切り替わりのように人が消えたり、怪獣の支配区域に六角形で正確に区切られていたりしたのはそのため。
蓮子の推測によれば、夢を利用した世界ではないか、とのこと。
EXシナリオの記号がB3ではなくBm3なのは、B3に内包された小さな(minor)世界という意味であろう。
補足すると東方LWでは「夢」や「ゲーム」の中も1つの独立した世界と扱っており、イベントシナリオ等でそれが窺える。
だが彼女たちの出身世界はあくまで基盤となったB3である。
シナリオ冒頭にて何者かに追い詰められた輝夜・豊姫・依姫・サグメの四院(外見は通常通り)が、『三重会議』を起動したのが物語の発端である。
輝夜はシミュレーションを通じて『怪獣』=『敵対者』の対抗策を見つけ出そうと目論んでいた。
だが……
小さな純狐。元の服をだぶつかせており口調も相応に幼い。
汎異記号は「B2」であり別世界の出身。
ある目的のため三重会議を起動させハックした『怪獣』である。
彼女は取り除けない瑕疵(かし)、不意に入り込む障害、そして『機械に混入した蟲』であり、さらには『三重会議』の瑕疵だった(このことから恐らくリグル・ナイトバグの姿の怪獣の正体も彼女と思われる。)。だがそんな彼女でも、例え一瞬でも三重会議をハックすることは不可能な筈だった。
その影には協力者が存在した。
- ラビット1?(狂気の宇宙妖怪 鈴仙・優曇華院・イナバ)
金髪の鈴仙。ブレザーのような宇宙服を着用している。
純狐に従い、三重会議のハックに協力した張本人。テンションが高い。
純狐曰く「何よりも意味深く大切」らしい。
ラビット1と呼ばれるものの、彼女の汎異記号は「B5」であり、この世界の鈴仙(B3)とは明確に別人である。
なおセリフが3つしかない。
別世界同士の彼女らが如何にして出会ったのか、
また如何にして異界渡りを行ったのか、
なぜ自分の世界(記号B2や記号B5)の月ではなく、別世界(記号Bm3)の月へ侵攻したのか、
シナリオ中では未だ多くを語られず、謎に包まれている。
なお、彼女らが別世界の月に侵攻した理由は、
- ①自分の世界の月の侵略に失敗したが、月への侵攻を諦めきれないため。
- ②自分の世界の月は既に侵略しているが、謎の小さな少女が目的としている××が見つからなかったため。(ストーリーで少女が「ようやく会える」と発言している)
- ③自分の世界の月を侵略する前のデモンストレーションとして。
- ④本当は自分の世界の月に侵攻しようとしていたが、なんらかの理由で別世界に迷い込んでしまったため、その世界の月に侵攻することにした。
- ⑤特に理由はなく少女の単なる気まぐれ。
のいずれかだと思われる。
果たして彼女らが再登場し、これらの謎が解ける日は来るのだろうか?
補足(時系列について)
記号B3「終わりの君」及び記号Bm3「怪獣都市」にて描写されたストーリーの時系列について、個人の考察として記載する。
ロストワード「魔力」により、あらゆる魔法や神性が消える異変が起こる。
(シナリオ前)
↓
黒幕退治を目指す月戦型のレジスタンスと、異界移住を目論む帝都との戦いが起こる。
(B3シナリオでの主人公の幻視)
その末に筆記帳を持つ「式神使い」はロストワードを復号せず、帝都につく?または拐われる?
↓
「蕃神」と帝都の四院との謁見中に敵対者が来襲、三重会議が起動される。
「蕃神」=「式神使い」?
敵対者は目的を達成する。
(Bm3シナリオ)
↓
終わりを迎える世界のレジスタンス基地に主人公と秘封倶楽部の3人が迷い込む。
3人によってロストワード「魔力」が復号される。
(B3シナリオ)
また、記号B3とBm3はメインストーリー第1章『幻想孤島』を意識した展開が多い。主な共通点として、
- 主人公のいる世界が時間が経つにつれ、折り畳まれていくように世界が消えていく(秘封ロストワードの方では明記されていないが、幻視ではない方の世界で"闇"がどんどん迫る描写からメインストーリーと同様の事態に陥っていると思われる)。
- どちらも霊夢たち幻想郷の自機組のストーリー、EXは綿月姉妹やレイセンなどの月の都のキャラクターのストーリー。
- 後に追加されたEXストーリーの続編でも霊夢たちと似て非なる存在が世界を滅ぼす側として登場(メンバーも霊夢、魔理沙、咲夜、妖夢、鈴仙、早苗と一致)。
が挙げられる。
メインストーリー第4章「永遠戦線」
メインストーリー4章はB世界団を中心に数多の平行世界が交わる長編となっている。
4章1編のラストにてヘカーティアが議長を務め、秘封ロストワードで登場した平行世界の紅魔館組に加え平行世界の地霊殿組、緑色の服を来た鬼そして研究者のような風貌した女性に連れられた謎の一団による会議が始まる。この際、秘封EXで出てきた用語である『支配強制領域』について言及があったが……
4章2編のストーリーにて水着姿の紫から帝都に関して言及された。帝都は数多の平行世界を支配下に置き、資源の搾取を行っているとの事。そして2編終盤、この世界のヘカーティアからこの世界の衝撃の事実を知らされる。
現時点での秘封のB世界団とメインのB世界団の関連性は不明である。
メイン4章では秘封ロストワードにて登場したキャラクター達が再登場した。
再登場したキャラクター達は上記参照。
メインストーリー第4章で登場する四季映姫・ヤマザナドゥ
メインストーリー第4章で登場する小野塚小町
メインストーリー第4章で登場する庭渡久侘歌
メインストーリー第4章で登場するアリス・マーガトロイド
メインストーリー第4章で登場するメディスン・メランコリー
メインストーリー第4章で登場するルナサ・プリズムリバー
メインストーリー第4章で登場するメルラン・プリズムリバー
メインストーリー第4章で登場するリリカ・プリズムリバー
メインストーリー第4章で登場する秦こころ
メインストーリー第4章で登場する九十九弁々
メインストーリー第4章で登場する九十九八橋
メインストーリー第4章で登場する、レジスタンスに所属している青い妹紅
メインストーリー第4章で登場する清蘭
メインストーリー第4章で登場する鈴瑚
メインストーリー第4章で登場する八意永琳
関連タグ
汎異記号 | 概要 | 分岐点 | 合流点 | 該当するキャラクター |
---|---|---|---|---|
B1 | 帝都の平和維持隊長 | |||
B2 | 地球外生命体(?)となった純狐が元いた世界群。 | 不明(「A8分岐点群」より前と考えられている) | 収束傾向(非常に多くの世界と合流する傾向にある)。 | 名もなき宇宙恐怖 |
B3 | ロストワードの影響により、能力が封印・秘匿された世界群。 | 不明(「A8分岐点群」より前と考えられている) | 収束傾向(非常に多くの世界と合流する傾向にある)。 | 月戦型シャーマン、月戦型エンチャンター、月戦型サーヴァント、月戦型ガーデナー、月戦型ソルジャー、善意と良心の慈愛院、地下廃区画のチケットパンチャー、地下廃区画のデポマスター、月戦型オラクル、マルチディスプレイヤー、デバイスドライバーの姉、デバイスドライバーの妹、帝都の思想捜査官、帝都の熟練刑事、正統と清廉の真理院、ゲートアドミニストレータ、地下廃区画のアライナー、穏和と敬虔の平和院、豊富と平等の潤沢院、帝都の平和維持隊員 |
B5 | 純狐に鹵獲(?)された鈴仙が元いた世界群。 | 情報の著しい不足により一切不明。 | 情報の著しい不足により一切不明。 | 精密ドロイド技師、メモリリーカーの長女、メモリリーカーの次女、メモリリーカーの三女、狂気の宇宙妖怪、反骨の青き不死鳥、メディカル・オートマタ |