「ドコここ!?もしかしてサグメ様が言ってたーー天国!?そんな、私死んだってコト?清蘭は悪い子だったから、天照様…か天帝様か分かんないけど、叱られる!?ヤダぁ!」
概要
東方ロストワードのメインストーリーに登場する、帝都の巨大システムにより改変された清蘭。
とある別世界の中の更に別世界?の清蘭であり、三重会議と呼ばれるシミュレーションシステムにより顕現された帝都の住人の1人。帝都世界の思想警察の捜査官を務めている。
『異次元から弾丸を飛ばす程度の能力』は、弾幕を飛ばす空間のみならず『他の概念における次元』にも介入できるように変化している。
この世界の清蘭はこの能力である程度なら他者の思想を読み取れるらしく、これを使って仕事をしているようだ。その細かい仕組みはサトリ妖怪の読心術とは似て非なるモノで、
- 『本来誰にも読めない内心世界』を『異次元方向』と定め、そこに向かって思想の弾丸を飛ばす。
- 飛ばした弾丸は弾幕を成し、弾幕の作用で特定の思想体を外に発露させる。
- 外に出た思想は言葉、行動、反応などで表現される。
このように能力を応用することで、思想を読み取ることと同等の情報が得られる。
思想警察は稀神サグメ(正統と清廉の真理院)管轄の『真理院』の直属組織で、その名の通り思想に関する警察活動(帝都世界では穢れ同等の扱いである『犯罪思想』の取り締まり、『思想犯罪』から姉妹(一般市民)を守る)を行うが、その中でも捜査官は実務執行を担当する。
このようにいかにも殺伐としていそうな設定でありながら、主人公の世界に呼び出された直後では「死後の世界」と勘違いしたり、故郷を思うあまり泣いてしまうなどのコミカルさも持ち合わせている。
性格は本来の清蘭同様、ドライだが陽気でノリが軽い。
抱えている機械のような杵「ルナティックペッスル」は豊姫の発明の一つで、対象を分子レベルで粉砕してしまう物騒なもの。ちなみに彼女は杵の本来の使い方を知らない様子であり、潜伏者の篭っている建物の出入り口や潜伏者が隠れていそうな箱の破壊に使っている。
清蘭がこれを使って打ち出される大技が、彼女のラストワードにもなっている「月破天驚(ルナティックパンチャー)」である。
隊服は平和維持隊員のレイセンと同形同色……ではなく、一部が『浅葱色』に変わっている。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
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式 | 速攻式 |
気質 | 薄明 |
拡散 | 清蘭ホームラン |
集中 | 清蘭コレダー |
スペカ1 | 銃符『ルナティックガン』 |
スペカ2 | 弾符『ラビットファルコナー』 |
ラスワ | 『月破天驚(ルナティックパンチャー)』 |
テーマ曲
思想捜査官の清蘭のテーマ曲は、オーライフジャパンの「星外赴任観光紀」。原曲は「忘れがたき、よすがの緑」。
「忘れがたき、よすがの緑」は東方紺珠伝1面道中の曲であって清蘭のテーマ曲ではなかったのだが、「東方獣王園」でアレンジ曲が清蘭のテーマ曲に選ばれたことで、正式に清蘭のテーマ曲となった。
余談
気質は『薄明』。日の出前や日の入り後にうっすらと明るくなった空のこと。
ちなみにペッスルは本来、物質をホモジナイズしたり分散化したりする際に用いる器具であり、武器でもなんでもない。プレイヤー諸君は絶対に武器にしないようにしよう。
小ネタ
ショット・スペルカード
ショットはいずれも東方ロストワードオリジナル(清蘭が自機として登場する原作『東方獣王園』の販売よりも先に実装されたため)。
ホームランは野球における本塁打のことで、コレダーは恐らく荷電粒子加速器(collider/コライダー)のこと。
コレダーは『スーパーロボットマッハバロン』の主人公マッハバロンの必殺技「マッハコレダー」を最初に、様々なキャラクターの技名に使われている。
技名については、コレダーの直前に使用者の名前があることから「テイルズオブシリーズ」が元ネタと思われる。
採用されたスペルカードは、銃符「ルナティックガン」が東方紺珠伝1面ラスト、弾符「ラビットファルコナー」が秘封ナイトメアダイアリー月曜日弾幕夢3のもの。
ファルコナーは鷹使いを意味するが、「ファルコナー」なのはアポロ11号月面着陸の際に地球への連絡に使われた言葉「鷲は舞い降りた(The Eagle has landed.)」から来ていると思われる(タカ科の中で比較的大きいものを鷲、小さいものを鷹と呼び分ける。)。
- 「わき腹から弾が出てるwww 不思議すぎてアガるわー。」
(宇佐見菫子コメント)
ラストワードの名前「月破天驚」は石破天驚のもじり。石が破れ天が驚くほど巧妙であるという意味から、音楽・詩文・出来事などが人を驚かすほど奇抜・巧妙で優れていることの形容として使われる。