「興味深いですね。想定不能だった状況も、実際に陥れば不思議と合点がいきます。私は帝都を襲う化け物、理不尽にもたらされる滅亡……純狐です。さあ、忌み嫌いなさい。恐怖しなさい。無理せずに。」
「(なんでうどんちゃんは真面目な対応なんだよ!甘えさせろ!)」
概要
東方ロストワードに登場する、小さい純狐。能力の説明文では”地球外生命体(?)としての純狐”。
小さな亡霊楼主、小さな大妖怪、そして小さな悪魔令嬢に次ぐ、色違い以外のオリジナルキャラクターである。
「純化する程度の能力」の基本的な部分は変わってないようだが、多くの情報が抹消されているため不明な点が多く、出現する世界によっては大きく性質を変える可能性があるという。その根本的な原因もまた不明。
汎用記号は「B2」。
メインストーリーでは
第4章『永遠戦線』
主人公側の世界線の純狐は自身が敷いた仙術『多次元神経網』の一画の空間に青い霊夢たちと異世界を渡っている最中の主人公を呼び寄せ、話しかけていた。しかしその最中小さな純狐が突然乱入。自分も主人公と話し合おうとする。
純孤「(主人公)。耳を貸す必要はない。こやつは、私の中のノイズを集めたような神経腫瘍だ。もはや私とは別の存在と考えていい。」
小さな純孤「なんですか、失礼ですね。私は貴方だし、貴方は私ですよ。私からしたら、貴方と私はほとんど同じです。数多の異世界の私たちの中でも、最も近い部類じゃないですかね。」
大きい方の純狐は、小さい純狐の気を引いて時間を稼ぐと同時に、「異世界に着いたら、現地のヘカーティアを探せ」という言葉だけを思い出せるよう、主人公に術をかけ元の空間に放り出したのだった。
純孤「ここは私の経験的思考によって生み出されたエリア。それは地上の賢者たちの敷いた、弾幕ごっこのルール。そして、地上へ降りた月の賢者が生成した、『紺珠の薬』による運命の繰り返し。そうーー ーー完全無欠の狂気を帯びた、弾幕ごっこだ。すべての弾幕を避けきるまで、この遊びは、終わらん!」
小さな純孤「た、謀(たばか)ったわね〜〜〜っ!!!」
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
---|---|
式 | 攻撃式 |
気質 | スカイパンチ |
拡散 | リトルムーンイーター |
集中 | チッパードラゴン |
スペカ1 | 『殺意の百合』 |
スペカ2 | 『サイケデリックマンダラ』 |
ラスワ | 『純粋にして完全なる闇』 |
2022年2月28日から開催された「外宇宙からの幼侵略者 超フェス」にて実装された。
結界異常ブレイクを中心としていて、スペカが全て無属性で構成されているという非常に特殊な性能。そのためか全種類の結界異常の付与とブレイクの効果を網羅している。
- スキル1で相手一人に「凍結」を2~3枚付与(相手全体の陰防・CRI回避を2段階ダウンのおまけ付き)、スペカ2の1ブーストで凍結結界ブレイクができる。
- スキル2で自身の霊力上昇と同時にチャージ(味方の中で行動順が最後になる)を付与、さらに相手一人に「毒霧」を2~3枚付与する。拡散ショットでは確定で「毒霧」結界付与。スペカ1の1ブーストで毒霧結界ブレイク可能。
- 集中ショットの3ブースト、スペカ1の攻撃前の効果で「燃焼」を付与できる。また、スペカ1の2ブーストで燃焼結界ブレイクが可能。
- 特性「暗黒星雲」でWAVE開始時、100%の確率で相手単体に結界異常「暗闇」を1枚付与。スペカ2の2ブーストで相手の暗闇状態の結界をブレイクする「閃光弾」が打てる。
- スペカ2の攻撃前効果で相手単体に結界異常「帯電」を3枚付与、2ブーストで帯電結界ブレイクの性能を持つ「放電弾」が追加され、即席でコンボが狙える。
- そして、ラストワードでは1ブーストで「毒霧」、2ブーストで「燃焼」、3ブーストで「凍結」「帯電」「暗闇」の結界を一気に割ることができる。
また、拡散ショットとスペカ1には帝都・月の民・月の兎・月の都・神様特攻、集中ショットとスペカ2には月面基地・幻想郷・人間・霊・妖怪特攻、その両方は蛙特攻、ラストワードはそれら全部というかなり広い特攻範囲を持っている(特攻が効く相手には必ずクリティカルが当たる)。蛙というのは、もしや……?
弱点属性がないうえ、能力の効果で、結界異常「燃焼」「凍結」「帯電」「毒霧」「暗闇」にかからない(すべての状態異常にかからない)。相まって、「リプレイオート」を使った探索が安定する。
もちろん、味方へのサポート性能も持ち合わせている。
しかし、体力が4500、陽防が825と防御面は割と低めで、陽気アタッカー相手の戦い及び長期戦は苦手。
育成には超フェスキャラ専用の突破素材「天形代」が必要。育成も通常のキャラに比べて難易度が高い。
テーマ曲
小さな純狐のテーマ曲はDiGiTAL WiNGの「Pure Furies (ALR REMIX)」。原曲は「ピュアヒューリーズ ~ 心の在処」。
余談
気質は『スカイパンチ』。スカイパンチとは、層状に薄く広がった巻積雲や高積雲に空いた円形の穴のこと。この雲のことを穴あき雲、スカイパンチ雲という。
小ネタ
ショット・スペルカード
ショットでドラゴンを召喚するのは月食が起こるのは「鬼や巨人が月を食らうから」という古来からの伝承と、鬼や巨人が関わる伝承は竜伝承から変化・混合したケースがあること、そして「月を喰らうのは悪魔や魔神である」ことが由来。
採用されたスペルカードは、それぞれ東方紺珠伝2枚目と秘封ナイトメアダイアリー裏・金曜日の弾幕夢3からの採用。
『サイケデリックマンダラ』は「psychedelic(サイケデリック。幻覚剤によって生じる幻覚や陶酔状態を想起させるようなさま、極彩色のグルグルと渦巻くイメージによって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現、略してサイケ)」な「曼荼羅(まんだら)」から名付けられた。
関連タグ
- 純化ロリ・・・小さくなった純狐に付けられるタグ。
- うど純 / 狐うどん・・・純狐と鈴仙のカップリングタグ。この純狐の台詞には、うど純/狐うどんを意識したかのような台詞が多い。「殺意の百合」ってそういう……?なお、通常版純狐を担当している矢作紗友里氏は夢想夏郷にてうどんげを演じている。
秘封ロストワードでは(ネタバレ注意!)
『怪獣』によって滅亡の危機に瀕している帝都の世界にて、???&???との戦いの末、世界がついに終わりを迎えてしまう。その後、主人公と謎の声の主との対話が始まった。
『怪獣』によって追い詰められていたカンナギ、オトヒメ、アズサ、ナヨタケの4人は『三重会議』そのもの、もしくはその中の一部である緊急プログラムを起動。
ほんの一瞬の間で『怪獣』への対抗策を見つけ出すため、ナヨタケは『三重会議』を活用し仮想空間を確保、そこで『怪獣』退治の緊急訓練を開催した。
しかし、とある『怪獣』の介入によってそれは失敗に終わってしまう。その介入者は、いわゆる取り除けない瑕疵(かし)、不意に入り込む障害、そして『機械に混入した蟲』であり、さらには『三重会議』の瑕疵だったのだ。
瑕疵は『仇なす者』であるにも埋めわらず、一瞬(十分に長い時間)、三重会議をハックできた。その原因は、協力者…ラビット1の存在があったからと推理した主人公。
それを聞いた声の主は「答え合わせ」と称し、『振り返る』よう促した。
そして、の世界で初めて来た部屋と同じ部屋にたどり着く。
そこにはナヨタケたち4人の少女の姿は無い。
声の主曰く、広大なシステムの海に溶け、ドロドロになって混ざってしまったという。
「もう、いいよ。」
「もー、いー、よー。」
「もー、いー、よーって、言ってんの!」
後ろからの声の通りに、主人公は振り返った。
「はい、正解ー!」
「ぜーんぶ、貴方の言ったとおり!何一つ間違ってない!」
そこには、さっきまでの声の主である謎の小さな少女、そしてラビット1の姿があった。
主人公が困惑している中、また別の女の子が突然現れた。
「こうして『少女たち』を『三重会議』で飽和させ、内部へ介入して均衡をワザと崩す。」
「そうすることで、いにしえの黴(かび)臭き神格が結晶化する。」
「ふふふ……あえて不純物を投入することで、純化を促す方法もあるんだよ!」
「ねぇ、私が今までどんな気持ちで頑張ってきたか、分かる?」
「ずっとずっと、この日が来るのを待っていたの。」
「大変だったなぁ、つらかったなぁ。」
小さな少女がいくら話しかけても、月の頭脳と呼ばれた少女は微動だにもしない。
「××にも、もうすぐ会えるんだ~!こうして、本物に!」
「うふふ。」
「うふふふふふ。」
「うふふうはうふといほhざおさおほんfんふぁおrんflんか
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「111001111011010010010100111001011000110010010110
111000111000000110011011111000111000001010001000」
「××を手に入れるのも時間の問題、でもそれは始まりに過ぎない。」
「そこから先が、本番なの。」
「だから、ねえ。」
「私を導いてーー」
「ーー『蕃神』。」
さらなる余談
秘封ロストワードのストーリーでの会話の中の1と0が並ぶ文字列は、2進数バイナリ文字列で解読すると「純化せよ」になる。
記号Bm3のエピローグ中、小さな純狐との会話中のBGMとして使われたアレンジ楽曲は、オーライフジャパンの「夢に抱かれて眠る」。原曲は「夢消失 ~ Lost Dream」。