「ラビット1、迎撃弾幕を回避して敵地に着陸。フォックス、ご命令を。」
概要
東方ロストワードに登場する、宇宙怪獣の鈴仙・優曇華院・イナバ(幻想おとぎ草子では「宇宙怪獣鈴仙」と表記される)。
『地上に降りることなく対純狐戦に参加し、そして鹵獲される』運命を辿っている。
『仮想怪獣』の一種と考えられている。
『精神の波長を操り、狂気を帯びさせる』のは通称の鈴仙と変わりないが、時に波長及び狂気を操れずに暴走させることがあり、赤い目から怪光線の発射を抑えられなくなるらしい。
これを抑える効果があるとされる、月の都支給の軍用服をベースにした『キャプチャースーツ改』を着用しているが、実際暴走を悪化させて鈴仙自体を生体光線兵器に変貌させられることも可能。なおスーツの中には薬液も仕込まれているが、誰が何のために仕込んだのかは不明。
さらに純狐の作り出した追加装甲を装着することで『フルアーマーモード』になることも可能である。
『ルナティックガン』は純狐の能力によって完全に作りかえられ『ルナティックガン改』となっている。
彼女もまた、守るために戦っているというが……?
色違いキャラではあるもののルナティックガン改を装備している為、立ち姿は通常の優曇華と異なるが、ポージングはほぼ同じな為、赤魔理沙同様流用だと思われる。
戦闘中では通常の優曇華と同じような制服を着けているが、ストーリーやステータス画面では追加装甲を付けた状態である。
衣服は完全に同一かと思いきや、よく見ると胸元の三日月形のブローチはちゃんと純狐仕様になっている。
略称は主に「黄優曇華」、「秘封優曇華」等。解釈が分かれているのは黄色い早苗が出てきた影響。
汎用記号は「B5」、気質は『夜嵐』。
秘封ロストワードEXにて初登場した。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
---|---|
式 | 防御式 |
拡散 | ルナティックガン改 |
集中 | ルナティッククランプ |
スペカ1 | 『月面跳弾(ルナティックダブル)』 |
スペカ2 | 『地上跳弾(ルナティックエコー)』 |
ラスワ | 『光風狂月(ルナティックレイズ)』 |
2022年5月9日からの「深淵の鹵獲戦士」フェスで実装された。ちなみに防御式の実装は上白沢慧音が実装されて以降1年ぶりである。
前に実装された奴が文字通りの最強キャラだったので流石に見劣りこそするものの、スペックは防御式最強と言ってもいい(そもそもエピックと超フェスなので性能に差が出るのは当然と言えば当然なのだが)。
素の耐久性能に加えて結界増加、体力回復といった形で長時間の耐久を可能にしており、火力も十分に高い。
更に最大の特徴として、防御式である故か(素材が大量に余るため)育成が他の超フェスと比べても容易である事が挙げられる。
増えまくった超フェスの中でも単体で完結した独自の性能を持っており、手に入れて損は無い一体である。
ただ、惜しいのは前に実装されたキャラクターがこいつである事だろうか…。
テーマ曲
鹵獲された鈴仙のテーマ曲はflap+frogの「レイセン丸ゴ StdN W8」。原曲は「狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon」。
ストーリーでは(ネタバレ注意!)
ストーリーではとある存在の「三重会議」のハックに協力した。別世界とはいえ故郷である月への侵攻に後ろめたさを感じている様子はなく、むしろ自分たちの計画がうまくいってテンションが高くなっており、月への未練は全くないと言っていいだろう。
とある存在からは「何よりも意味深く大切」と言われているほか、鈴仙自身も彼女を慕っているので両者の関係は良好である。
余談
カラーリングの元ネタは東方深秘録及び憑依華の2pカラー。純狐と並べても色の見栄えを良くするためなのかスカートの色は赤から白になっている。
原作でのカラーの元ネタは純狐………ではなくメディスン・メランコリー。ロストワードでのメディスンも、純狐と同様(上方修正無し+初期の恒常キャラであるにもかかわらず)結界異常とブレイクのコンビを狙える強キャラとして君臨していた。
小ネタ
スキル・特性
特性の名前「CMB吸収」の"CMB"は恐らく『宇宙マイクロ波背景放射』の略。
ショット・スペルカード
ショットとスペルカードはカラーリングの元ネタと同様、東方深秘録以降の黄昏フロンティア系列作品で使用されたものからの採用。
ラストワードの「光風狂月(ルナティックレイズ)」は恐らく『光風霽月(こうふうせいげつ)』のもじり。日の光の中を吹き渡るさわやかな風と、雨上がりの澄み切った空の月の意から、心がさっぱりと澄み切ってわだかまりがなくさわやかなことの形容として使われる。
ちなみに「霽」は"晴れる"という意味を持ち、「霽月」ならば晴れた空に浮かぶ月という意になる。
その他の色違いキャラクターとの関連性
紅夢の魔女、幽玄の剣聖、神を降ろす祈祷師、白貌の無為同様カラーと五行思想が関係しているのではと考察されている。狂気の宇宙妖怪ならば方角は『中央』、季節は『土用』が配当されている。
季節の変わり目である「土用」の象徴で、植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。(Wikipedia『五行思想』より)
声優関連
CVを担当する花守ゆみり氏は人々を守る為に天津神と戦った者を演じており、天津神に反旗を翻したこの鈴仙にはピッタリと言える。
関連タグ
伝説の吸血鬼ハンター:同じく秘封ロストワードに登場する本来所属しているはずの勢力と敵対している人物繋がり。ただし、敵対しているのはその勢力に加わる前の時系列だからだと思われる。事実、秘封ロスワードの後に開始されたメインストーリー第4章に登場した際には小さな悪魔令嬢に仕えている。