「今の私に、ためらいはない。かつての仲間たちの目を覚ましてやる。私はやるわ。」
「レドーム 展開!敵影 捕捉! 狂気の波動で狂い落ちろ!」
概要
東方ロストワードのストーリーのひとつである、秘封ロストワードのストーリーに登場する、「波長を操る程度の能力」を封じられた鈴仙。
別世界の鈴仙で、異変の影響で能力を封印されている。
詳細
異変の影響によって能力を封印されている。そのため、狂気の瞳はただの赤い瞳となった。
そこで「月面探査車」の探査装備を参考に、狂気の瞳の代わりになる装備「レドーム型ルナティックアイ」が作られた。レーダー機能、精神に作用する電磁波の照射と、元の機能を再現している。
主武装は、月の都の玉兎の標準装備「ルナティックガンシリーズ」の設計がまとめられた「21式ルナティックガン[VF]」(VFは、variable form(変形)の略。)。「機関銃モード」、「小銃モード」のほか、拡張パーツがあれば「ハンディバルカン砲」「超小型プランク弾頭ミサイル」「月面戦車主砲」も再現可能。
背負っているバックパックは、各武装へのエネルギー供給、火器の管理・制限やサブユニット格納の役割をこなしている。「飛空牛車」、「航宙羽衣」の設計を参考にした飛翔・高速移動ユニットや、ルナティックガンのモードに対応・連携して形態を変えられる「ルナティックガン追従型疑似オプション」も搭載。
さらに、スーツの内側には、永琳の優れた知恵を提供する「量子人格OS「OMOIKANE」」が展開されている。
この装備の設計・製造には、八意永琳の知識、蓬莱山輝夜の技術を参考にしていて、特殊戦闘服シリーズの中でも本装備はかなり特殊らしい。他の装備では、性能・能力の代替構築に「電子機器」や「機械」を用いているが、鈴仙の装備は「化学反応」、「生体反応」をメインとしているという。
ストーリーでは
メインストーリー第4章「永遠戦線」
月面基地と思わしき場所で傷を負った小さな紫と異界渡りに成功したばかりの宇佐見菫子を発見、保護した。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
---|---|
式 | 技巧式 |
拡散 | ルナティックマシンガン |
集中 | ルナティックライフル |
スペカ1 | 幻波『赤眼催眠(マインドブローイング)』 |
スペカ2 | 懶惰『生神停止(マインドストッパー)』 |
ラスワ | 『一斉射月(ルナティックフルバースト)』 |
2021年7月29日の生放送で立ち絵が公開、その後8月21日の超フェスにてプレイアブル化。
実装前は「秘封ロストワード」のキャラの中でもイマイチかと思われていたが、当時の環境で最強格のアタッカーと言われていた月戦型の妖夢の火力を上回り、ナンバーワンの火力を誇ると言われるようになった(月戦型鈴仙の実装は、月戦型の妖夢の実装のわずか1週間後)。
ラストワード「一斉射月(ルナティックフルバースト)」の攻撃前の効果は、3ターン相手全体の命中・回避を1~5段階ダウン、1ターン自身の陽攻/陽防を5段階アップ、全弾硬質弾、デバフ付きバレット×2、3ブーストで帯電結界ブレイク、おまけに攻撃後味方全体の結界1枚増加とてんこ盛り。
さらに、「波長を操る程度の能力(封印)」の効果(ブースト使用時、1ターンのみ味方全体の陰防を1段階アップ、グレイズ使用時、1ターンのみ味方全体の陽攻を1段階アップ、さらに有利属性からのダメージを25%軽減。)と味方のサポートにも長けている。
防御面の性能も優秀で、相手への命中デバフ、味方全体の体力回復、結界増加、陽防及び陰防バフと盛りだくさん。また、特性3を解放すると毎ターン開始時、HPが20%回復するようになる。
また、スペカ2とラストワードは、3ブーストで帯電状態の結界をブレイクすることが可能。河城にとり、蘇我屠自古、堀川雷鼓などといった帯電結界を付与することができるキャラとは好相性。
全キャラクター内最高火力を誇る性能として環境の頂点に君臨していたが……
限界突破には希少なアイテム「天形代」が必要であるので注意。さらに、天井で手に入れるためには通常のフェスとは異なり、250回のおいのりが必要。育成がかなり難しい。
テーマ曲
月戦型の鈴仙のテーマ曲は、IOSYSの「患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院(カラオケVer)」。原曲は「狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon」。
スペカ発動時のBGMは1:07、下の動画では1:55から。「昆布だしきいてるよ~」の空耳で有名なフレーズ。
余談
気質は『磁気嵐』。太陽コロナ爆発現象などの影響で地磁場の状態に大きな変化が起こる現象。
秘封ロストワードのストーリー内では、”橘色の兎(ラビット2)”や”浅葱色の兎(ラビット3)”から「ラビット1」と呼ばれていたが、メインストーリー第1章EX 『二人きりの宇宙戦争』での鈴仙は仲間との通信に「ラビット1」の名前を使っている(「ラビット2」「ラビット3」「ラビット4」という呼称もこの時点であったが、同一なのかは不明。)。
また、記号Bm3(記号B3のEXストーリー)では、”ラビット1”表記の人物も登場するが、その外見は…
容姿のモチーフは恐らく結月ゆかり凛。黄昏フロンティア系列の作品においてVOCALOIDやボイスロイドに酷似したカラーリングがあるからだろうか。
ちなみに結月ゆかりの中の人である石黒千尋氏は原作での上司のボイス2や元飼い主のボイス3を演じている。
小ネタ
BGM
テーマ曲の「患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院」はニコニコ動画などで多数の音MADが作られるなどの一大ブームを巻き起こしたネットでも人気の曲である。
『患部で止まってすぐ溶ける』という名前は、恐らく当時の鈴仙・優曇華院・イナバの当時のあだ名であった「座薬」から連想したもの。ほかにも「えーマジ初月(イージーモード)!?キモーイ、イージーモードが許されるのは小学生までだよね、キャハハハハハ」「だから座薬って言うな~!!」などの歌詞が印象的である。
ショット・スペルカード
拡散ショット「ルナティックマシンガン」と集中ショット「ルナティックライフル」は、鈴仙の武器や構えや武器の設定から、東方深秘録初出の技「ルナティックガン」が元になっていると思われる。(ショットとして使われたのは「東方紺珠伝」。)
スペカ1の幻波「赤眼催眠(マインドブローイング)」は、原作では東方永夜抄でのスペカ波符「赤眼催眠(マインドシェイカー)」の、スペカ2の懶惰「生神停止(マインドストッパー)」は懶符「生神停止(アイドリングウェーブ)」の強化版として登場している。どちらもHARD以上のスペルカード。
ラストワード『一斉射月(ルナティックフルバースト)』の名前は四字熟語「一斉射撃」のもじり。一斉射撃は一部隊が号令に従って同時に射撃すること。
CV
演じているのは渕上舞氏。
この為、東方振理瓶でのラビットタンクフォームやガンダムシリーズのルナタンクと『鈴仙の属性と戦車を結びつける様な組み合わせ』がネタにされている。
関連タグ
- 狂気の月の兎(東方ロストワード)・・・永遠の夜の世界の鈴仙。
- 狂気の宇宙妖怪・・・同じく別世界の鈴仙。所属している世界団は同じくB。