概要
イザナミがカグツチを生んで「みほとを焼かれ」死の間際に生み出した土を司る女神であり、『古事記』では「波邇夜須毘売神」、『日本書紀』では「埴安神」と表記する。
…なのだが産まれ方が想像の斜め上を行っている。
なんとイザナミが死に際に漏らした大便が化生し神になったのがハニヤスヒメなのである。
その出自故に似た様に小便から産まれたミヅハノメと共に厠神(トイレの神様)とされることがある。
又、同時にハニヤスヒコという男神も生まれたのだが、通常このように男女の神が生まれる場合、双子にして夫婦の双神(ならびがみ)になる事が多いのだが、ハニヤスヒメの夫は火の神であるカグツチ(ママのまんこを焼いた神で一応まんこ違いだけどお兄さんにあたる、というか)とされる。
文化人類学の関係では、汎世界的に「金属系の神」が糞と関連するが、おそらく五行説その他の関係で、金属の神は五行説で金属と同カテゴライズされる器官の口から出たゲロから生まれている。