「『思い出せ 思い起こせ
お前たちの思う その思いを』
『いざよい たちまち
いまち ふしまち』
『今こそ 夢を見よ
夢を見よ 今こそ』」
概要
東方ロストワードのメインストーリー第4章「永遠戦線」にて登場した、怪獣が支配する世界のドレミー・スイート。帝都世界において脅威となる存在『怪獣』の一種。
『幻想郷』と『人間からの恐怖』を失っているようで、風見幽香を中心に特異かつ意図的な進化をしている。この世界における怪獣はいくつかの『記憶と能力』を付与されているが、このドレミーの場合は『新・幻想郷』の設立のため「境界を操る程度の能力」(さらに『夢』といわれる無名の能力など多数)を与えられた。
『怪獣』はとある並行世界の帝都に住む玉兎たちにとって脅威になる存在で、本編では「バクタイプ(の怪獣)」と呼ばれており、何処かで見たような姿の小さなロボを持ちながら『変身 支配強制領域』の掛け声でいつもの姿から怪獣形態に変身する。
この世界の慧音とお互いの能力を組み合わせることで、さらなる『記憶と能力の抽出』と『その抽出物を見える形でアイテム化』するに至った。それが彼女の所持するリモコン『夢魂リモコン』である。
上記の台詞を放つことで、『夢の世界』に酷似した空間に引き摺り込むような描写があり、帝都世界ではこのような被害を『怪獣災害』と呼んでいるらしい。
メインストーリーでは『博士』(風見幽香)や怪獣番号080-03x(上白沢慧音)と怪獣の姿で会議に参加。第2編では080-03と供託して『怪獣災害』を起こし、玉兎たちを襲撃した。
慧音と共通した形の帽子と黒い上着を着けているが、角は東方憑依華に登場した変身形態に近い。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
---|---|
式 | 妨害式 |
気質 | クラインヒェン |
拡散 | スリープインダクション |
集中 | 干渉するドリームランド |
スペカ1 | 超特急『ドリームエクスプレス』 |
スペカ2 | 羊符『ナイトメア・オブ・キメラ』 |
ラスワ | 『タピルス・インディクス』 |
テーマ曲
怪獣世界のドレミーのテーマ曲は、梶迫小道具店の「Shirubenemu Stage2」。原曲は「永遠の春夢」。
余談
気質は『クラインヒェン』。フランスの天文学者フレデリック・プティが存在を主張していた、地球を楕円軌道で周回しているとされる架空の衛星。ドイツ語で「小さな欠片」を意味することから、その名前が付けられた。
『怪獣』の系譜はグリッドマン怪獣を元ネタとしているが、ドレミーの場合は同じく夢を扱うダズルバやバジャックと考えられている。
二つ名にもなっている『幽玄』は、言葉では表されない深い趣のこと。怪獣番号の"150-03"の「15」は東方紺珠伝のナンバリング、「03」はドレミーがその3面ボスであることから。
慧音とコンビを組んでいるのは、『初登場作品で3面ボスとEXボスを兼任』『別形態が存在する』という共通点から、また「相性が良い」とされたのは『ドレミーが夢、慧音が幻』としているため。
となると、怪獣博士の幽香が旧作を思わせる長髪姿であることから、このドレミーは夢幻姉妹の姉・夢月のポジションとして位置づけられている可能性がある。夢月は版権の都合上プレイアブルとしての実装が絶望的だが、果たして……?
容姿の元ネタである羊符「ナイトメア・オブ・キメラ」ことドレキングに合わせて、変身時に掲げるロボットの外見はガイキングに寄せている。
変身前の立ち絵は通常のドレミーの流用。
小ネタ
ショット・スペルカード
集中ショットは東方憑依華のオカルト必殺技、スペルカードは東方紺珠伝Extraと東方憑依華からの採用。どちらのスペルカードも「ドリーム」や「ナイトメア」と、名前に『夢』がある。
拡散ショットの「スリープインダクション」は名前自体は東方ロストワードオリジナルだが、弾幕は紺珠伝3面中ボスの時の通常弾幕を使っている。
※2:11から。
超特急「ドリームエクスプレス」のスペルカードコメントでは、日本における夢の超特急「新幹線」開通の歴史の一端について書かれている。新幹線は東京五輪開幕直前の1964年10月1日に、東京〜新大阪間を4時間で結ぶ東海道新幹線が開業された(その時に東京駅から大阪駅に向かって走り出したのが、かの『ひかり1号』である)。
※14:31から。
ラストワードの「タピルス・インディクス」の名前はマレーバクの学名「Tapirus indicus」が元ネタ。『タピルス』は、バク科の構成種の総称及び獏のラテン語「Tapirus」を意味する。
他にも演出にはネオ・ジオングのパロディが含まれている。
関連タグ
羊符「ナイトメア・オブ・キメラ」(ドレキング) B世界団 H世界団
夢渡まくら・・・幻想少女大戦に登場するオリジナルキャラクター。夢に関する能力を持っていることや風見幽香と面識があることなどで共通している(ただし角が生えているのはまくらの部下の方である)。