概要
哺乳綱奇蹄目バク科に属する4種の動物の総称。
一般的には東南アジアに棲息する、白と黒の染め分け模様を持つマレーバクが有名。 因みに他の3種はいずれも中米・南米に棲息する。ラクダやウマやサイ同様、発祥した北米では絶滅した。
どの種もがっしりとした樽型の胴体、太い四肢、膨らんだ鼻を持つ。植物食である。
生後半年くらいは横のストライプっつうか斑点模様である。(イノシシのウリ坊みたいなものらしい)
因みに名称は、中国の伝説に登場する幻獣『獏』(『貘』とも表記する)に由来する。
バクと『獏』の関連については諸説ある。
南方熊楠は 『晋書』(と書いてあるが『捜神記』にも同じ記述がある)に登場する、「驢山の神使 驢鼠」が、牛のような蹄を持ち、鈍重である点から「バクをモデルにした」と主張している。