概要
学名の意味は「隠れた脚」。
全長1m、肩高約50cm、体重50kg。
食べ物は低木の木の葉。
生息年代は始新世中~後期(だいたい4500万年くらい前)。
特徴
絶滅した古代の植物食動物の一種。
バクの仲間の絶滅した系統に属し、同科のヘプトドンとは比較的近い類縁関係にある。近縁の他の仲間と同様、相対的に頭部が小さく、四肢がほっそりとしていてスマートな外見であった。
絶滅したグループとはいえバクなので森林に棲息し、低木の葉を食べる動物だったと推測されている。バクの仲間は5000万年~3500年万年前までは大変栄えたグループだったのだが、その後急速に衰え、現代では現存種4種を残すのみとなってしまった。
これは新生代第三紀の半ば以降に熱帯気候から乾燥・冷涼な気候にシフトして森林環境が衰退し草原が広がった事、その草原にバク類が巧く適応できなかった事が原因と見られている。
そのためか現在のバク類もやはり木の葉を主食としている。