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バクゴン

ばくごん

「バクゴン」とは、『ウルトラマンティガ』に登場する怪獣(メイン画像)。もしくは『流星人間ゾーン』に登場する恐獣
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バクゴン(『ウルトラマンティガ』)編集

  • 別名:夢幻怪獣
  • 身長:63m
  • 体重:0(実態がない為、計測不能)
  • 出身地:生田克磨の夢の中

第40話「夢」に登場。

特殊な人間の脳波に反応する新種の宇宙線「モルフェウスD」と冴えないサラリーマン・生田克磨の睡眠時の脳波が反応し、生田がの中で思い描いた怪獣が実体化したもの。


夢幻怪獣 バクゴン  (白黒)

当初は輪郭がぼやけてがないモノクロの姿だったが、憧れの女性に振られた事、疲れた心を癒そうと訪れた精神科医のドクトル・チヒロに高額のCDやらお香やらを売りつけられボッタクられる等の常日頃から抱いている恨み怒りといった負の感情に反応して色が付き、口から熱線を発射するようになりさらに元恋人に二股を掛けられていたという事実にイライラが頂点に達したことで完全体となり、現実の世界を叩き潰そうとした。

夢幻怪獣 バクゴン


実体がないため攻撃が当たらずウルトラマンティガを苦しめ人々を恐怖に陥れたが、デラムの中で眠ったマドカ・ダイゴ隊員が夢の中で変身したティガと戦い、タイマーフラッシュスペシャルで倒された。事件後に生田はGUTSに拘束された。

因みに、この後にダイゴ隊員は事情を知らない他の隊員に敵前逃亡したとみなされ、イルマ隊長に「後で部屋にいらっしゃい、たっぷり可愛がってあげるから」と呼び出しを喰らってしまうのであった…。


余談編集

デザインは実相寺昭雄監督作品の美術を担当する池谷仙克氏。劇中ドクトル・チヒロの診療所のロケ地として使用された都内にある建築集団「梵寿鋼」のマンションがモチーフになっている。


元々は『ウルトラQ』の没シナリオに登場する予定の怪獣だった。


初期案では花をモチーフにしておりガボラのように顔がヒレに覆われた姿だった。


ドクトル・チヒロは嶋田久作オネエ言葉でしゃべる怪しいキャラクターであるが、これは実相寺が当初岸田今日子吉行和子をイメージキャストとして挙げていたためである。

しかし、両者ともスケジュールの都合により出演が実現しなかったため、『D坂の殺人事件』に出演していた嶋田に本作への出演を依頼した所、快諾されたが脚本は修正せずに撮影したため完成作品ではこのような喋り方となった。(嶋田へのインタビューによると、実相寺との打ち合わせでドクトル・チヒロ役に興味を示したところ、岸田らには依頼すらせずにキャスティングされたとのこと)


本作のメインゲストにあたる青年・生田は、完成作品では角田英介が演じているが、当初は佐野史郎が演じる予定であり、佐野自身も本作への出演には前向きだったが、スケジュールの都合により出演は見送られた


当時TVにはほとんど出演していなかった浅野忠信も1シーン登場している。


実相寺によると、当初はサブタイトルとして「夢遊病の男」が設定されていたが、「夢遊病」が放送コードに引っかかってしまう事を懸念し、最終的に第37話の「花」と同様に「'''夢'''」とサブタイトルを設定、それが完成作品のタイトルとなった。


なお、『モルフェウスD』のモルフェウスとはギリシャ神話に登場する夢の神の事。ウルトラマントリガーでは同種の宇宙線と思われる『モルフェウスR』と本作のゲスト「ドクトル・チヒロ」に由来する町として『チヒロシティ』が登場している。


関連タグ編集

ウルトラマンティガ  悪夢 

ドリームギラス - 『ウルトラマンA』第35話「ゾフィからの贈り物」でおねしょに悩む少年の夢から実体化した夢幻超獣

SSSS.GRIDMAN - 第9話で内海将が購入した怪獣ソフビとして登場し、終盤では、将が夢の世界と決別する際の演出としても効果的に使用された。また、この回に登場した怪獣も「相手を夢の世界に誘う」「普段は実体がなく、特殊な方法を用いなければ干渉できない」「造物主の抱えているストレスが誕生の動機になっている」等、バクゴンと共通点が多い。


バクゴン (流星人間ゾーン)編集

  • 別名:幻覚恐獣/大恐獣
  • 身長:80m
  • 体重:6万9000t

第23話「大恐獣バクゴンの秘密」に登場。

ガロガバラン星人のミラージュ作戦の尖兵として送り込まれた恐獣。幻覚作用をもたらす毒ガスを使って人類を自滅させようとした。幻覚にはゾーンファイターも苦戦したが、最後は流星ミサイルマイトで倒された。

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