概要
生年月日 | 1971年12月13日 |
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年齢 | 36歳(初登場時) |
演 | 高樹澪 |
ウルトラシリーズの特捜・防衛チームでは、初となる女性隊長である。
亡き夫との間にミウラ・トモキという天才児の息子をもうけている。
責任感が強く、隊員達を常に信頼しており、優れた観察眼と洞察力で冷静かつ的確な指示を出す。
主に基地からの指令にあたって前線に赴くことは少ないが、出動する際は大胆な行動をとることが多い。
怪獣の出現や宇宙人の侵略活動が頻発する非常時であることを認識しつつも、TPCやGUTSが軍事色に染まっていくことに懸念の意を示している。
実はダイゴと同じく超古代人の末裔であり、地球星警備団団長ユザレの子孫でもある。
『ティガ』での動向
「初めてウルトラマンを見た時、『神』に会ったと思った」
「でも違った」
「ウルトラマンは『人』なのね」
ティガの正体にも途中で気付いており、ウルトラマンと人との関わりについてひとり思いを巡らしていたようである。
闇の勢力との絶望的な戦いに挑もうとするダイゴに対して上記の言葉を語り、「力を持つ者としての使命感だけで命を投げ出す必要はない」「それを強いる事は誰にも出来ない」と諭し引きとめようとした。
人類の存亡が掛っている状況でもなお、ダイゴを「1人の人間」「かけがえのない命」として扱ったこのシーンは本作のウルトラマン像を象徴する屈指の名シーンと言える。
劇場版では、ルルイエ調査隊に選ばれているが調査自体が人造ウルトラマンを作り出すF計画の一環だとしり、サエキ隊長を諌めるが思い届かずカミーラたち闇の巨人が復活する最悪の展開になってしまう。
カミーラの復讐として、いたぶられるものの発掘現場にあった爆薬を全て爆破させてシビトゾイガーを一掃、ムナカタリーダーに助け出されて、調査隊唯一の生き残りとなる。
『ウルトラマンダイナ』での動向
TPC情報局のシイナ・サエコ参謀直属の部下であり、肩書きも参謀となっている。
しかしこのことで情報局は、光の巨人関係の情報を隠しているという風聞まで立ってしまっている。
劇場版『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』で、プロメテウスに敗れ、自信を失っていたアスカから「ティガは何故そんなに無敵だったのか、どうして世界を闇に包み込むような強大な敵を倒せたのか、もしできるなら会って聞きたい」と頼まれ、ティガはもういないこと、そしてもし会えたとしたら『彼』は「自分は決して無敵なんかじゃない」と言うだろうということ、ティガの本質は“光”であり、誰のところにもある、そしてたくさんの人の“光”を輝かせる力があったから、どんな闇の眷属にも立ち向かえたのだと語った。
その後のクイーンモネラ戦ではガッツウイングゼロで援護に駆けつけた。
尚、この事件によりアスカがダイナの変身者であることを見抜いていたようである。
スーパーGUTSのヒビキ・ゴウスケ隊長とは、この一件で友人関係となっており最終章の少し前には二人で一度ゆっくりと話したいと約束を果たしている。
また、この時既に彼もアスカ=ダイナである事をほぼ確信しており、それを察したイルマは遠回しながらティガに関する秘密を打ち明けている。
ウルトラマンを兵器として利用しようとするゴンドウ参謀に対しては、イーヴィルティガ事件やルルイエの悲劇などの出来事もあって「ウルトラマンは人間の手にする兵器ではない」と諫めるも聞き入れられることはなく、凍結されたF計画の情報を持ち出すなどした彼のその不穏な動きをヒビキ隊長に伝えている。
余談
当初は「ナチセ」という名称が考案されていたが、「それでは『ナチス』を連想させる」という意見もあったため廃案となった。
『ウルトラマントリガー』に登場するシズマ・ユナは、イルマとヤナセ・レナが名前のモチーフとみられている。同時にシズマ財団の名称のモチーフと思われる。
また、同作の最終回での台詞を聞く限り、ユナの父親であるシズマ・ミツクニは情報局時代のイルマの部下だった模様で、ガッツウイング1号の操縦テクニックはこの時に培われたもののようだ(ミツクニ曰く「参謀が厳しい人で、鍛えられた」とのこと)。
当初は女性博士という設定だったが、イルマ役の高樹の所属事務所の社長の提案で女性隊長に変更された。
関連タグ
夢野ナオミ、佐々木カナ…後続のシリーズにおける女キャップ・隊長のポジション繋がり。
ユウキ・マイ…色々な意味で真逆の人物。