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ゴンドウ・キハチ

ごんどうきはち

ゴンドウ・キハチとは、ウルトラマンダイナの登場人物である。
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「見ろ! 人間の常識を超越したこの怪物どもを! こいつらに対しTPCの現状勢力は、無力だ… ダイナ抜きではまともに戦う事すらできん! そんな軟弱な防衛力で地球を守り切れるか! 正体もわからぬ巨人に人間の未来を任していいのか! 断じてそんなはずはない!」
演:亀山忍

人物像

地球平和連合TPC総合本部参謀長。警務局所属。ちなみに警務局所属経験者にはヒビキ隊長ウルトラマンティガの時代のヨシオカ・テツジ警務局長官、ナグモ副長官がいる。

武装強化による地球防衛を主張する人物。高圧的な言動を取ることが多く、気に食わない相手には皮肉を並べ立てる傾向もあるため、スーパーGUTSの一同にはあまり好かれていない。特に言動が不真面目なアスカ・シン隊員とは対立することが多く、それが第49話における暴挙の一因になった。

ただし、単なる無能なタカ派というわけではなく、その場における正論を述べたり、敵への有効な対策を自ら提案することも多い。過激な言動もウルトラマンの力なしでは満足に自衛もできない人類を憂い、彼なりに地球の平和と人類の未来を想っているが故であり、決して悪人ではない。

実際、彼は他のTPCの首脳陣やスーパーGUTSのメンバーが『ダイナがいれば敵を倒して戦いが終わる』と言う依存の発想ばかりの中、ゴンドウは常に戦力の増強、F計画やダイナに関する情報を集めていた。それ故に誰にも報連相を行わず一人で抱え込んで勝手にフラストレーションを募らせ、侵略者の思惑に翻弄された挙げ句悪い方ばかりに転がってしまう運や間の悪さでダメ人間に見えてしまう面もあり、行動だけを見ればむしろマクロな視点を持っているとも言える。

戦力増強を図ったプロメテウスやネオマキシマ砲、テラノイド等の開発も、スフィアを始めとした宇宙からの攻撃が続いている中で正体不明の光の巨人に頼らなければいけない現状を憂いての行動である。
その巨人の正体が神では無く人間の変身で、しかも模範的とは言い難い人物であれば、軍事指揮官としては嘆きたくもなるだろう(プロメテウスや後述するヤマザキの黙認の件で十二分に更迭案件なのに、フカミ総監がゴンドウを参謀職に置くのもこういった事情を理解していた…と思いたい)。

後述のエピソードで見せる冷酷なイメージが目立ちがちだが、子供を含む10名と数百万人とを天秤にかけた上の判断だったり、アスカからの光エネルギー強奪の際も一応アスカの生命には支障がないことを分かった上での行動だったりと、目的のためなら部下の命を含めたどんな犠牲も辞さない上に、最悪の事態が発生しても開き直る姿勢すら見せていた「THE_FINAL_ODYSSEY」のF計画主導者であるナグモ副長官よりは人命を気にかけている分、遙かにマシだったりする

フカミ総監らと一緒に氷の入ったタライに足を突っ込んで涼を取ったり、スーパーGUTSの一同と共に満面の笑みを浮かべながらミヤタ参謀の誕生日パーティーに出席するなど(自分の誕生日は祝ってもらえなかったが)、割とコミカルな姿を見せることもあった。


来歴

劇場版『光の星の戦士たち』ではキサラギ・ルイ博士に感情に左右されない究極の兵器として「電脳巨艦プロメテウス」とその主砲であるネオマキシマ砲を作らせたが、人類完全抹殺を図るモネラ星人にプロメテウスを乗っ取られ、デスフェイサーに変えられてしまった。

デスフェイサー襲撃に伴い避難したシェルター内では、避難民にTPCの勝利を約束するなど参謀として毅然とした態度を見せた。しかし、自らと同じ思想を持つはずのキサラギ博士の翻意、そして人々の心の「」がウルトラマンティガを復活させるという奇跡を目の当たりにしても、ゴンドウだけは光になれず、事態を理解出来ないまま唖然とするばかりだった。

この事件以降、ウルトラマンダイナを倒したクイーンモネラの圧倒的な力とティガの復活という不可思議な現象を見た彼は絶対的な防衛力としてウルトラマンの力を求めるようになり、凍結されていた「F計画」のデータを密かに盗み出し、人造ウルトラマンテラノイドを製造。同時にダイナの正体を探り始めていた。

また、39話ではスーパーGUTSが有名になり過ぎたという名目で警務局の特務部隊ブラックバスターを設立。事実上の私兵として戦力を集め、TPC上層部へのクーデターを画策し始める。

41話「ぼくたちの地球が見たい」では、ダイオリウスに産卵された宇宙船ガゼル号の撃墜を真っ先に提言、乗員の救助作戦を訴えるヒビキ隊長の意見を退けようとした。非情な判断ではあるが、子供を含むとはいえ十名に満たないガゼル号乗員と、ダイオリウス幼虫が放つ毒ガスによる数百万の犠牲者を天秤にかけた判断であり、ゴンドウにとっても不本意ではあったと思われる。

45話では前述の誕生パーティーの際にフカミ総監から「部下から愛される上司になるよう努力したまえ」と窘められたためか、トロンガーを見て冷静さを失ったミヤタ参謀を非難し、珍しくスーパーGUTS隊員を擁護する言動を見せる。しかしその後の査問会ではギガール星人チュラサの存在を頭ごなしに否定し、ミヤタ参謀に嫌味を並べ立てていた。

そして最終章三部作の第一作にあたる49話にて、遂にダイナの正体がアスカ隊員である事を把握。ブラックバスターにアスカ隊員とユミムラ・リョウ隊員を拘束させてリーフラッシャーを奪い取り、アスカから「光」のエネルギーを強奪してテラノイドを完成させた。しかし、人の心を持たないテラノイドは兵器としてもウルトラマンとしても欠陥品であり、光線を乱射してエネルギー切れに陥った隙にスフィアによって同化され、ゼルガノイドにされてしまう。

ゼルガノイドの攻撃で火星基地とブラックバスターは壊滅。持てる戦力を失い、ダイナすらも自らの手で変身不能にしてしまったゴンドウは「人類は何もかも失った」と諦めの言葉を漏らすが、リョウは「失ったのはあなたの人間としての誇りよ」とゴンドウを糾弾。更に「光」を失った筈のアスカも気合でダイナへ変身、ゼルガノイドに戦いを挑んだ。

しかし、光を奪われた影響は大きく、弱体化したダイナは苦戦を強いられる。それを見たリョウは自らの生体エネルギーを「光」としてダイナへ照射することを要求。「そんな事をすればリョウが死んでしまう」と拒絶するゴンドウだが、彼女はゴンドウに銃を突きつけて光エネルギー照射装置の起動を迫った。自らの命を捨ててでもダイナ=アスカを救おうとするリョウとの会話で、ようやく「光」の意味を理解したゴンドウは、リョウを押しのけて自ら装置の中に入り、彼女に笑顔でサムズアップを送ると「人間に未来あれ!」と叫びながら装置を起動。最大出力で光を抽出されたゴンドウは爆死したが、彼の「人類の未来を想う心」は「光」となり、絶体絶命のダイナを再起させる力となった。

死後、彼が開発に携わったネオマキシマ砲とガッツシャドーは、人類とダイナがグランスフィアに勝利するための鍵として大きく貢献した。自らの生み出した兵器のせいで地球を破滅に追いやりかけたゴンドウだったが、その努力は無駄ではなかったのである。

余談

劇場映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではウルトラ戦士たちを応援する横浜市民の中に、髪型が違うため分かりづらいかもしれないが彼のそっくりさんが混じっている。他の面子と同じくカメオ出演である。

ウルトラマン列伝36話では、ウルトラマンダイナ49話が放送。かつて力に溺れかけた過去を持つウルトラマンゼロは彼の最期を見て、「地球の平和を絶対に守り抜きたいと願う、ゴンドウ参謀。その考えは見上げたものだが、やり方が間違っていたと俺は思う。そんな彼も、アスカの思いに、そしてダイナの戦いを前にして大切なことに気がついてくれたようだ。最後まで不器用なやり方しかできなかったゴンドウ参謀。だが、彼もまた地球を愛した勇者の一人だ」と、感慨深く語った。

小説『ウルトラマンダイナ 未来へのゼロドライブ』では、ブラックバスター隊長サエキ・レイカの視点からゴンドウの姿が描かれているが、警務局の権限を強化する為にヤマザキ・ヒロユキの暴走を意図的に見逃していた(クローンダイゲルンの件はこれを利用したブラックバスター隊お披露目のための実質的なマッチポンプ要因)など悪辣な陰謀が明かされている。しかし、ゴンドウの地球防衛にかける想いは本物であり、それゆえ警務局の部下からは強く信頼されていた事、彼らがウルトラマンの存在を「不平等な神」だと誤解した為に道を誤った事など、その心情をフォローする描写も多い。また、レイカはゼルガノイド戦でダイナに「光」を与えたのがゴンドウだと直感で気付いており、彼の光を宿したストロングタイプの戦いぶりを「あまりにも愚直すぎた、熱い、正義の光」と評している。

総じて、ゴンドウの人物評は「道は誤ってしまったが、確かな正義漢」であり、過ちの贖罪に命を捧げ、行動が常に人類の平和のためにブレなかったこともあり、ウルトラシリーズにおける主人公サイドとは対立し、相容れないタカ派のキャラクターとしては比較的視聴者から理解され、嫌われていない稀有な人物である。

ダイナの力を使うガンマフューチャーは、技の一つであるガンマイリュージョンを出す際指パッチンをよくするが、これは力の源であるウルトラマンの変身者三人のどの癖にも当てはまらない(癖ではないだけで、ダイナも一度したことはある)。ファンの間ではその癖を持っていたゴンドウ参謀がダイナの光として消えたのでその癖を受け継いだのではないかという意見もある。


関連項目

ウルトラマンダイナ タカ派
電脳巨艦プロメテウス F計画 テラノイド

高倉司令官カジ参謀統合防衛軍(特に西条武官)、神山政紀…同じくウルトラシリーズにおける防衛チームのタカ派達。神山はゴンドウのようにウルトラマンの変身者から変身アイテムを強奪する暴挙を働いた。

ユウキ・マイ…上述のウルトラシリーズにおける防衛チームのタカ派達の中でもゴンドウと同様に禁断の『人造ウルトラマン』を造りだし、それを敵に鹵獲されてウルトラマン、人類の双方を窮地に陥らせてしまった人物。彼女はゴンドウと違って、平和を思う気持ちよりも単に『ウルトラマンの持つ強大な力への歪んだ羨望・独占欲』のが強く、最後まで贖罪はおろか反省する事もないまま退場した。

レジアス・ゲイズ魔法少女リリカルなのはStrikerSに登場した主人公所属組織の高官。ゴンドウ同様、行き過ぎた武装強化による防衛力を主張するタカ派主人公の仲間達からは嫌われ役であるが、彼なりの正義感に基づいた行動であり、根っからの悪人でない点が共通している。しかし、彼の場合はその正義感が報われる事のないまま、哀しい最期を迎えている。

トレヴァー・マロニーストライクウィッチーズに登場した主人公所属組織の上官。物語の終盤でゴンドウのように主人公達の姿を模した新兵器を開発するが、それを敵に鹵獲・悪用され、最大の窮地を招く大失態を犯した。さらに彼の場合はゴンドウのような正義感ではなく、(上述の高倉司令官に近い)主人公達への個人的な私怨に基づいた行動であったため、余計に始末が悪い。

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