概要
2021年1月9日から2021年6月26日まで放送されたウルトラシリーズの総集編番組(全25話)。
略称は『ウルクロZ』で、テレビ東京系にて毎週土曜日午前9時から放送された。
TDG25周年企画として平成の第1作である『ウルトラマンティガ』と、令和の代表作にして直前まで放送されていた『ウルトラマンZ』をフィーチャーしながら、ティガとゼットをはじめとした光の巨人たちの武勇伝を新たな切り口で描く。
各話ごとに共通のテーマに基づき『ティガ』と『Z』それぞれの本編映像を用いて構成されるが、『ティガ』パートは他作品の映像(同じくTDG三部作に位置づけられる『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』、登場する怪獣の出典である『ウルトラマンX』)が用いられることがある。また、OPも4月からダイナ・ガイア・アグルもフィーチャーしたものに変わった。このことから、『ティガ』はメインとして扱いつつも、TDG三部作全体から名エピソードをピックアップするというのが本番組のコンセプトなのだろう。4月放送分以降は、本作の後番組となる『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』関連か、TDG三部作が中心にピックアップされている。
『ティガ』と『ダイナ』の映像は、大人の事情により一部を編集して放送されており、特にジャニーズ事務所所属の長野博が演じるマドカ・ダイゴは『ティガ』の主人公であるにもかかわらず最後まで一瞬も登場しなかった。これに合わせてか、長野が所属するV6が歌った主題歌の「TAKE_ME_HIGHER」およびそれをベースにした劇伴も使用されなかった。また、放送当時ジャニーズ事務所所属だった古屋暢一が演じるヤズミ・ジュンについても同様の措置が取られた。
もっとも、フォローとしてか「S.H.Figuarts 真骨彫ウルトラマンティガ」のCMにはダイゴ役であることの説明は無いものの長野博が出演し、このCMはYouTubeでの配信でもしっかりと内包されている。本作終了後の6月30日に放送された「テレ東音楽祭2021」でもV6が出演しメドレーの中に「TAKE_ME_HIGHER」を含めて披露した。
そして『ティガ』は同年3月に開設されたサブスクリプションサービス「TSUBURAYA IMAGINATION」においてTV放送初回から25周年を迎える同日同時刻(9月7日18時)に配信が解禁され、本作での「雪辱」を果たした。
また、つるの剛士が演じるアスカ・シンも当初は登場シーンがカットされていた(ダイゴの場合は勘の良いファンなら大方察しがついたものの、こちらはつるの本人すら心当たりが無いくらいに詳細が不明である)が、本作11・12話でアスカの登場シーンをカットしてのダイジェストが放送されたダイナ劇場版『光の星の戦士たち』の全編や、「ウルトラチャンネルセレクション」として『ダイナ』第1話などがYouTubeで配信されると、本作においても第16話からアスカの登場シーンが使用されるようになった。
これはおそらく、演者のつるの氏が『機界戦隊ゼンカイジャー』の主題歌を担当することが影響していると思われる(過去にも『ウルトラマンパワード』のVHS第3巻の発売が、主演のケイン・コスギが『忍者戦隊カクレンジャー』に出演したことで第2巻から3ヶ月遅れたことがある)が、2017年には声のみの出演で顔出しでないとはいえ、同時期に放送されていた戦隊作品にウルトラ作品の両方にいずれもレギュラーで出演していた役者もいるために真相は不明のままだ。
1999年度の映画連動や『ウルトラマン列伝』での再放送とは異なり、上記の大人の事情(特にダイゴ)と、25年前の番組の『ティガ』単体で1エピソードをまるまる再放送や再編集で放送するのは流石に難しい(そもそも「クロニクル」シリーズの放送期間が通例では2クールとして想定されており、「ティガ」放送当時の4クールを全てフォローするのは物理的に不可能である)ため、最新作のゼットとの活躍を並行して紹介するという、前年の『ウルトラマンクロニクルZERO&GEED』と同様に再編集主体のスタイルを取っている。
また、上記の通り『列伝』で既に再放送された経歴があることや玩具やソフビとの連動のためか、扱う原典のエピソード通りにならず(『ティガ』がまだ1~2話しか流されていないにもかかわらず再編集したガタノゾーアの回を流すなど)、グリーザなどTDG三部作と関連性が薄い怪獣やウルトラマンなどは、登場元の『X』『オーブ』『R/B』の回をフィーチャーするなど、かなり変則的な構成になっている(ただしこの三者も「各々のアイテムや形態が何らかの形で『ティガの力』を宿している」という共通点はあり、基本形態として登場する『オーブ』以外は「アイテムや形態に『ティガの力』が絡んでいるエピソード」が優先して選出されている)。
上記の通りTDG三部作をフィーチャーした作品だが、『ダイナ』、『ガイア』も扱ったことについて「世界観の繋がったダイナはまだギリギリわかるとして、なぜ世界観が違って何も関係のないガイアを記念作を差し置いてまで扱うのかが分からない」、「ガイアは数回の共演しかしていないし戦友的な関係もないから彼以上に初代マンらティガにもっと強い縁を持つ人にフォーカスすべき」と、ティガの続編のダイナはともかくガイアにはより懐疑的な声もあった。
なお、ティガの客演した『大決戦!超ウルトラ8兄弟』・『きたぞ!われらのウルトラマン』には、前者にはメビウスが、後者にはネクサスとマックスも登場しており、一応ながらハイコンセプト・ウルトラマン3作品も全ても扱われた。
一方、TDG三部作、ハイコンセプト・ウルトラマンと両方にブランクがあり、どちらにも該当せず括りの存在しない宙ぶらりんであり、コスモスに関してはダイナとの交流がガイア以上に多いにもかかわらず一切触れられることなく、平成ウルトラマンで唯一未登場となった。
さらに『列伝』恒例となっていた最終回での最新作紹介は本作では行われず、2021年7月3日に独立した特別番組という形で実施された(『トリガー』が7月10日放送開始のため、従来より1回分放送回が空くことが要因か)。また、本作の最終回の8年前は奇しくも『列伝』最終回が放送されていた。
フィーチャーされるウルトラマンと関係が薄いためか、『ウルトラマンオーブTHE_CHRONICLE』から毎年恒例となっていた前年の映画作品の放送についても、本作では見送られている。
ナビゲーターには、これまで通りウルトラマンゼロが続投。抜擢された理由の通り、世界を越えて活躍する彼がティガとゼットの世界を結んでくれる。決して(司会進行的な意味で)ゼットにナビゲーターは任せられないというわけではない…はず(ただし、第18話からはゼットも登場し、地球での経験を「師匠」であるゼロに伝えている)。
番組の公式Twitterではオオタ・ユカが登場。取り上げられる怪獣たちの紹介をした後、「解剖してー!」と叫ぶのがお約束となっている。
キャスト
- ウルトラマンゼロ(CV:宮野真守)
- ウルトラマンゼット(CV:畠中祐)
- ナレーション(CV:福原かつみ)
- ウルトラマンティガ(CV:真地勇志※放送上はノンクレジットだが「諸事情による『一部シーンのティガの掛け声』の吹き替え」を担当するため便宜上記載)
スタッフ
監修:塚越隆行
企画:黒澤 桂、金木 勲、春山ゆきお
プロデューサー/構成:杉野理人
演出:中山剛平
映像監修:池田 遼
音響効果:矢崎大貴
プロダクションアシスタント:古川貴裕
撮影:石坂良雄
制作協力:千代田ビデオ、東映ラボ・テック
音声:山口 聡
編集:西田光憲
MA:野島秀英
番組担当:大石淳子(テレビ東京)、嵯峨隼人
番組宣伝:徳田良平
番宣担当:大江繭子(テレビ東京)
音楽協力:テレビ東京ミュージック
製作:円谷プロダクション
主題歌
- 作詞:TAKERU/瀬下千晶
- 作曲/編曲:小西貴雄
- 歌:ボイジャー
同曲は元々『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』の主題歌として制作され、『Z』第7話でも挿入歌として使用された。ちなみにボイジャーが地上波作品で主題歌を担当するのは『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』以来3年振りである。
第12話(4月3日放送回)よりOP映像が変更され、ダイナ・ガイア・アグル(このうち、ガイアとアグルはV2状態で登場する)が追加された。ただし歌詞は1番のままである。
放送リスト
サブタイトルは主題歌のタイトルや歌詞の一節を引用、もしくは組み合わせたものになっている。
話数 | サブタイトル | 使用話 | 内容 | 放送日 |
---|---|---|---|---|
1 | Connect toTIGA | 『Z』第1話・『ティガ』第1話・『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』 | ティガとゼット2人のデビュー戦を紹介 | 1月9日 |
2 | グローイングブレイブ | 『Z』第3話/第9話・『ティガ』第2話/第3話 | 2人のタイプチェンジについて解説 | 1月16日 |
3 | 勇気の光があらわれる | 『Z』第8話・『ダイナ』第26話・『ガイア』第44話・『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』 | ガンマフューチャーの元になる3人のウルトラマンと、ゼットとティガたちが共通して因縁を持つファイブキングの構成怪獣を合わせて紹介 | 1月23日 |
4 | 君の待つ明日へ | 『Z』第15話・『ティガ』第1話/第3話/第25話/第51話/第52話 | ティガ最後の戦いを紹介 | 1月30日 |
5 | なんのために 誰のために | 『Z』第23話・『ダイナ』第49話 | 人が生み出した人造ウルトラマンとそれが引き金となった最悪な結末を紹介 | 2月6日 |
6 | 共に戦え | 『Z』第2話/第4話/第12話/第21話・『ティガ』第1話/第2話/第19話/第20話/第38話 | 地球側の防衛隊であるGUTS・ストレイジおよびその戦力メカニックを紹介 | 2月13日 |
7 | ここから一歩も下がらない | 『Z』第25話・『ガイア』第49話/第50話/第51話 | ガイアとアグル、そして最大の強敵との決戦を紹介 | 2月20日 |
8 | 何を背負い揺れ動く | 『Z』第5話・『ガイア』第18話 | 時には敵としてウルトラマンと対立したが最終的に良き協力者となった2人のライバルキャラおよびその人間態を紹介 | 2月27日 |
9 | 試される明日 | 『Z』第10話/第17話/第22話・『ティガ』第25話 | 何回もウルトラマンと戦い倒されていった2人の侵略者たちを紹介 | 3月6日 |
10 | スパーク!心と力をリンクさせ | 『Z』第15話・『X』第21話/第22話 | ゼットたちを大苦戦させた怪獣グリーザを、同じく対峙したエックスと合わせて紹介 | 3月13日 |
11 | 光の星の戦士たち・前編 | 『Z』第6話・『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』 | 2人のウルトラマンの共闘をダイジェストで紹介 | 3月20日 |
12 | 光の星の戦士たち・後編 | 『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』 | 同上 | 3月27日 |
13 | 超時空の大決戦・前編 | 『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』 | 『ガイア』の映画を分割放送 | 4月3日 |
14 | 超時空の大決戦・中編 | 『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』 | 同上 | 4月10日 |
15 | 超時空の大決戦・後編 | 『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』 | 同上。なお、この回の終了提供クレジットから『トリガー』の情報が解禁 | 4月17日 |
16 | ULTRA HIGH | 『ダイナ』第31話・『ガイア』第16話/第27話 | 宇宙人や2体の金属生命体が化けた偽ウルトラマンと本物たちとの戦いを紹介 | 4月24日 |
17 | 世界中が君を待っている | 『Z』第22話・『オーブ』第1話/第3話/第4話/第5話/第12話/第15話/第17話/第23話 | 次世代ウルトラマンの中で最もティガと強い関連性を持つオーブの初陣と活躍を紹介。なおこの回の次回予告からゼットが登場 | 5月1日 |
18 | この地球(ほし)を守りたい | 『Z』第23話/第24話/第25話 | ゼットの最後の戦いを前後編で紹介する前編 | 5月8日 |
19 | FIGHTING SOUL | 『Z』第25話 | ゼットの最後の戦いを前後編で紹介する後編 | 5月15日 |
20 | たとえ力が強くても | 『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』・『ティガ』第43話/第44話 | マサキ・ケイゴが変身したイーヴィルティガやカイザーベリアルのように力を求め悪に墜ちたウルトラマンを紹介 | 5月22日 |
21 | 光の国からはるかに超えて | 『Z』第19話・『ティガ』第49話 | ティガとゼットが共に戦ったウルトラ兄弟の一員である昭和ウルトラマンとの共闘を紹介 | 5月29日 |
22 | きたぞ!すすめ!時のゲートを開けて | 『Z』第7話・『大決戦!超ウルトラ8兄弟』・『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』 | ゼロやティガを中心としたウルトラマン同士の共闘を紹介 | 6月5日 |
23 | もっと高く | 『R/B』第1話/第2話/第3話/第5話・『ティガ』第50話 | 空中戦が得意な2体の怪獣にティガやティガの力を借りたブルの空中戦を紹介 | 6月12日 |
24 | 向かい合う時が来た | 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』・『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』 | 以前(第20話)のケースであったイーヴィルティガとベリアルのように、力を求めたゼロとティガの苦い過去、そしてどのようにこれを乗り越えていったかを紹介 | 6月19日 |
25(終) | 君の待つ未来へ | 『ティガ』第52話・『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』 | 闇に向かい合うティガ、そして闇の巨人が変貌した邪神と最後の決着を付ける戦いを紹介 | 6月26日 |
余談
55周年関連
2021年はウルトラシリーズ生誕55周年記念であると同時に、『ティガ』が放送されてから25周年の節目でもある。
おそらく『ティガ』がピックアップされているのもこのためなのだろう(ちなみに『ゼアス』も『ティガ』と同じ25周年である)。これを意識したのか第1話冒頭では歴代のヒーロー/変身者や怪獣が紹介されていた。
紹介された変身者はハヤタ・シン→モロボシ・ダン→郷秀樹→北斗星司→石動美鈴(なぜか東光太郎ではない。詳細は後述)→おおとりゲン→ヒカリ超一郎→矢的猛→星涼子→ウルトラフォース→ジャック・シンドー→ケンイチ・カイ→スパークレンス(ダイゴの顔出しはなし)→リーフラッシャー(アスカの顔出しはなし)→高山我夢→藤宮博也→朝日勝人→カグラ・ゲンキ→謎の少女→夢星銀河→春野ムサシ→ジュリ→真木舜一→姫矢准→孤門一輝→トウマ・カイト→サコミズ・シンゴ→ヒビノ・ミライ→ジン→レイ→ラン→ナオ→タイガ・ノゾム→礼堂ヒカル→ショウ→大空大地→クレナイ・ガイ→朝倉リク→伊賀栗レイト→湊アサヒ→湊イサミ→湊カツミ→工藤ヒロユキ→ヘビクラ・ショウタ→ナツカワ・ハルキの順。細かいところまで抑えられてはいるが、千樹憐など一部省かれた人物も存在する。
歴代エネミーはウルトロイドゼロ→ジュダ・スペクター→ギコギラー→サラマンドラ→メンシュハイト→クリヤマ長官→キングオブモンス→ギャラクトロン→ウルトラマントレギア→セレブロ→パワードゼットン→メダン→ボーズ星人→ツルク星人→ガロン/リットル→ギギ→巨大ヤプール→レギオノイド→ゴーデス(第二形態)→レイバトス→ストルム星人→バット星人→ミジー星人→ベンゼン星人→ワロガ→ブラック指令→シルバーブルーメ→エンペラ星人→チブル星人エクセラー→ボガールモンス→マガタノオロチ→ダークルギエル→バロッサ星人→ベリアル銀河帝国→ウルトラマンベリアルの順に登場。
さらに冒頭の民衆や防衛隊の紹介シーンはヤナセ・レナ→美剣サキ→クワトロM→Xio→チームUの基地内で暮らす子供たち→ヒビキ・ゴウスケ→オオヤマ一樹→アッコ→ZAP→UPG→山瀬アスナ→ヒカルと仲間たち→サワイ総監→ゴールド星人テル→ガイアの掌に乗せられてはしゃぐ子供たち→佐々木敦子→ミドリカワ・マイ→ジャグラスジャグラー→イナバ・コジロー→フジ/アンヌ/アキ/夕子→モロボシ・ダン→ストレイジ→大空大地たちとピグモン→小森セイジと宗谷ホマレ→W.I.N.R.→ペロリンガ星人→ユミムラ・リョウ→アスカ・カズマと幼少期のアスカ→E.G.I.S.→朝倉錘→ナックル星人オデッサ→ミサキ・ユキ→スーパーGUTS→TEAM EYES→イルマ・メグミ→歓声をあげる人々→エメラナ姫→モリモト・アヤノ→MYDO→風間ワタル→幼き日のリクとドンシャイン→鳥羽ライハ→SSPの順に登場。
タロウの変身者について
上記の変身者紹介の場面において、タロウの変身者として本来は光太郎が紹介されるべきであろう所で何故か『ギンガ』のヒロインである石動美鈴(厳密には『ギンガ』最終回でタロウが復活する場面)がピックアップされるという異例の演出が採用されたが、当然ながらこうした演出に疑問を持つファンも少なくなかった。
これについては、光太郎役の篠田三郎氏の意向から「光太郎の代わりに一番タロウに近い地球人として選ばれたのではないか」、また「タロウと光太郎は、本編後は完全に別個の人格として扱われていることから、光太郎ではない変身シーンが選ばれた」などと推察する向きもあるが、詳しい事情は関係者が知るのみである。
次回作『トリガー』について
過去のクロニクルシリーズの法則から、本作の発表時からファンの間では次回作は『ティガ』に関連する作品になる可能性が高いのではないかという推測の声が早くも上がっていた。
『ティガ』もまたウルトラシリーズ生誕30周年記念番組であるが、ほかのアニバーサリー作品と比較して『ティガ』がメインのひとつとして大々的に扱われているのには何か大きな意味があるのではないかと見る向きは多かった(ちなみにほかのアニバーサリー作品の戦士たちは、同時期に配信公開中の『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』に登場している)。
そして、2021年4月1日の0時ちょうどに円谷プロダクションのTwitterにて、ティガとティガの隣にいるティガとよく似たウルトラ戦士のシルエットが公開され、その2週間後の4月15日の17時ちょうどに円谷プロダクションのTwitterにて、最新作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』が令和版『ウルトラマンティガ』として発表されることとなった。
なお、もう1人のピックアップ対象であるゼットについても、2021年6月24日にハルキとともに『トリガー』本編へのゲスト出演が告知された。
ソフビについて
ソフビでは、『ティガ』からはゴルザ・キリエロイド・ガタノゾーア・イーヴィルティガ・ガーディー・ゾイガー・カミーラ・ダーラム・ヒュドラ、『ダイナ』からはデスフェイサー・クイーンモネラ・ゼルガノイド・ゲランダ、『ガイア』からはキングオブモンス・超コッヴ・ゾグといったTDG三部作のソフビが(一部再販を含め)大量に定番入りを果たした。
関連項目
光の星の戦士たち 超時空の大決戦 THE FINAL ODYSSEY
大決戦!超ウルトラ8兄弟 ウルトラ銀河伝説 超決戦!ベリアル銀河帝国
ウルトラマンギンガS ウルトラマンX ウルトラマンオーブ ウルトラマンR/B
DARKNESSHEELS-Lili-:4月から連載が始まった5人の闇の巨人たちの物語。この内の彼を除いた4名は今作に登場するウルトラマンたちと密接な関係(宿敵・元恋人・元同族・隊長など)にある。
ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED → (ウルトラマンZ) → 本作 → (ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA)→ウルトラマンクロニクルD