Z語
ぜっとご
『ウルトラマンZ』の主役戦士・ウルトラマンゼットが使う独特すぎる日本語。
常体、敬体が崩壊し、主人公との会話を中心にタメ語や丁寧語が入り交じった独特な口調で話す。
特に主人公ナツカワ・ハルキとの最初の対面でその口調が大暴れする様は、田口清隆監督の「明るく楽しいウルトラマン」をありありと体現している。また、脚本とシリーズ構成を担当した吹原幸太氏はコメディタッチな脚本に定評があったため、氏の影響も受けていると思われる。
また、非常にシリアスな局面における長台詞のとき、Z語が連発されやすいようだ(場の空気を和らげる意味もあるのかもしれない)。
「ウルトラショック」「ウルトラいけず」等、彼特有の喋り方に「ウルトラ○○」というものもある。
ちなみにその意味は大体「とっても」の様に強調するときに用いる。
尚、決め台詞も放送前に(良い意味で)ファンを戸惑わせた「ご唱和ください我の名を!」な件といい、其の独特さは歴代随一とされ、その中毒性の高さも相まって第1話放送直後から注目を集めた。非常に高い中毒性ゆえ、本編で飛び出したZ語がTwitterでトレンド入りすることも少なくなかった。
ただ、話の流れや文脈次第では言い回しが目立たない場合もあり、第4話以降の前半期はぶっ飛んだ言葉は鳴りを潜めていた。そのため、Z語に毒された視聴者からは逆に物足りなさを感じる、もっと喋ってほしいという要望も聞かれたほど。
その後、特別編で久方ぶりにZ語が連発された他、後半期でも要所でZ語が使われていた。そして、次回作の『ウルトラマントリガー』にゲスト出演した際はほぼ半年ぶりにZ語を披露され、ファンからは待ってましたと言わんばかりの喝采を受けた。
ちなみにゼット本人としてもZ語を傍から見ると変な言葉遣いをしているという感覚になるらしく、『ウルトラヒーローズEXPO2022 ニューイヤーフェスティバル STAGE3「時空を超えた戦士たち」』で全く同じ喋り方をする別世界の自分と会った際には「何か、話し方おかしくないでございますか?」と突っ込んでいた(その後、「いや、それはお互い様かと。」と至極真っ当な返しをされた)。
第1話
- 『ウルトラ熱いぜ!!』(予告)
- 『私はウルトラマンゼット。申し訳ないがお前は死んだ。ついでにどうやら、私もウルトラやばいみたい』
- 『手を組まないか?私もお前の力が必要なのでございます。…………言葉通じてる?』
- 『えっえっマジ?まいりましたなぁ…地球の言葉はウルトラ難しいぜ』
- 『さあ、そのウルトラゼットライザーのトリガーを押します』※
- 『その中に入れ(豹変)』
- 『スリットにセットしちゃいなさい』
- 『おぉ、ウルトラ勘がいいな!』
- 『ウルトラ気合入れていくぞ! ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーーーット!』
- 『トリガー、トリガー最後に押すの! そこそこ!(小声)』※
- 『あの怪獣から散らばったメダルを回収してくれ。あれはこの宇宙を救う希望なんだ。お頼み申し上げます!』
※本来トリガー(=引き金)とは押すのではなく引くものなのだが、ウルトラゼットライザーのトリガーは押すタイプの構造になっているので、その点では別に間違ってない。因みに、次回作の名前が名前だけに、「最後にトリガー『推す』の!」という解釈がされることも…
第2話
- 『ウルトラ張り切るぜ!!』(予告)
- 『ちゃんとギリギリまで頑張って、俺たちの気持ちがグッと出来上がってからじゃないと、ウルトラマンにはなれないんでございますよ』
- 『俺の言葉遣い、ここまで変なとこありまへん?』
- 『えっ、ちょ、ちょっ…頭(ず)が、頭が低っ…』※1
- 『全然見えてない。誰も気付かなかった。……そもそも目立ってない!』※2
- 『このままじゃヤバみを感じます!』
- 『ウルトラヒットォ‼︎』
※1 正しくは「腰が低い」。
※2 ゼットホルダーは地球人には見えないように出来ているという発言に訝しむハルキに対して。思いっ切り視認していた人がいたけど。
第3話
- 『ウルトラ燃えるぜ!!』(予告)
- 『ウルトラ馬鹿力だな、こいつ!』
- 『俺たちみんなの兄さんみたいな、ウルトラ凄い人だ』※1
- 『あれがあればゴモラの馬鹿力に対抗できるはずでございますよ、ハルキ!』
- 『よし、こういう時は気合いとボディランゲージだ!』※2
※1 初代ウルトラマンに対する説明。
※2 肉体言語とでも言いたかったんだろうか。
第5話
- 『ウルトラ冷えるぜ!』(予告)
- 『ウルトラやばい闇の波動を感じたぞ!』
- 『コイツの使い方はわかる、わかっちゃいます!』※
- 『おい、お~い、なんでもかんでもオレに訊くなよォ!』
- 『ウルトラムカつく野郎だなぁ!』
※ゼットランスアローを手にして。
第6話
第7話
- 『ウルトラ凄いぜ!!』(予告)
- 『ウルトラ緊急事態だ。お前の身体を借りるぞ』
- 『しかしパワーの消耗がウルトラ激しいから、この姿で活動できるのは地球時間で50秒』
- 『やっぱ、この状態でのバトルはウルトラきつい』
- 『よっしゃー、ウルトラやってやるゼェ!』
- 『ウルトラ決めますかぁ!』
第8話
- 『ウルトラ変わるぜ!!』(予告)
- 『(ウルトラゼットライザーを)失くすなんてウルトラひどいじゃないか、ハルキぃ!』
第9話
- 『ウルトラ守るぜ!!』(予告)
- 『この使い方は確か……えーっと……』※1
- 『ウルトラ面目ない。えーっと……えーっと……うお!?』※1
- 『ウルトラナイスな情報だ!』
- 『ダメだぁ!!どーしよー!!?』※2
※1 すぐ後ろにキングジョーがいるにも拘わらず考え事。
※2 ウルトラ情けなさすぎる声で発言。
特別編『特空機シークレットファイル』
- 『ウルトラカッコいいぜェッ!!』(予告)
- 『よう、みんな!ウルトラマンゼットでございます!』
- 『温かく見守っていただければウルトラうれしゅうございます!』
- 『それでは早速、いつものやつ行ってみましょう!』※1
- 『凛々しい顔をしてると思いませんか!?』※2
- 『助けてくれて、誠にありがたかったぜ』
- 『地球人の努力には、本当頭が下がる思いです!』
- 『今度は味方同士で戦うみたいだけど、どうしてかわかりますか?』
- 『ゼロ師匠のお仲間にも頼れるロボットがいるんでございますよ!』
- 『セブンガーといい、ロボットは拳を発射するもんなんだな』※3
- 『いや〜!宇宙にはいろんなお仲間がいらっしゃるぜ』
- 『みんな、これからも温かいご声援よろしくお願いします!』
※1 ここからOPに繋がる。
※2 キリッとしたセブンガーの表情を見て。ボイスドラマで「変な顔」と言っていたときから評価を改めたと言える。
※3 ダブルジャンナックルを見て。だいたいこの人のせい。
第13話
- 『ウルトラ食べるぜ!!』(予告)
- 『これまでイイ感じでやれてたのになんでなんだ』
- 『あぁぁ…ウルトラもやもやするぅ!』
- 『おかげさまで分かったよ、ハルキの悩み。一つになってるのに分からないこともあるもんです』
- 『難しい問題です。だから、オレも考えるよ、一緒に。ウルトラマンにとっても大事なことだと思うんです』
第15話
- 『ウルトラ掴むぜ!!』(予告)
- 『ハルキ!ウルトラフュージョンだよ!』
- 『この野郎……速やかに抜けやがりなさいよォ……!』※
- 『っしゃあ!ウルトラ効いてるぞ!』
※ 地面に突き刺さったまま抜けないベリアロクに対して。
第16話
- 『ウルトラ響くぜ!!』(予告)
- 『ホロボロスがお休みになりますぅ!』
- 『コイツ、ウルトラ凶暴だぞ!』
第17話
- 『ウルトラ信じるぜ!!』(予告)
- 『この前のヤツよりウルトラ斬れ味がいいぞ、こっちもキレキレでいくかァ、ハルキ!』
- 『汚いですぞ、バロッサ星人!』
- 『ウルトラ卑怯だぞ、正々堂々と戦え!』
- 『なんてヤツでしょう…』※
※ 自由奔放なベリアロクに対して。
第19話
- 『ウルトラ驚くぜぅえーす!?』(予告)
- 『ハルキ、パネェのいっちゃいますぞォ!』
特別編2『つなぐ師弟』
- 『1/3人前だったオレも、健やかに成長してきたんじゃないかと思う今日この頃です』
- 『とんでもない力のベリアルメダルだったけど、ハルキと協力してようやく変身することができました』
- 『悪意はないみたいだが、頑固なヤツでございますよ』
- 『ベリアロクは、このデスシウムスラッシュの他にも強力な技を持っている頼もしいヤツなんですよ』
- 『感謝、感激、雨あられでした!』
- 『別の地球で戦ってた時にゼロ師匠と協力していたらしいので、オレの兄弟子と言っても過言ではないんですなァ』
- 『思い出しても興奮してきます!』
- 『異次元人ヤプールの残留エネルギーが実体化したと言われています』
- 『エース兄さんはかつて別の地球でヤプールの野望を防ぐために活躍されていました』
- 『エース兄さんのエネルギーホールには、パワーを貯めて光線にする能力がある。なんとオレのウルトラホールにも同じ能力があったのです』
- 『エース兄さんの姿は平和のため諦めずに戦い抜く強い意志を、ハルキとの日々は絆の大切さをオレに教えてくれました』
第25話
- 『ウルトラ最終回だぜ!!』(予告)
- 『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼーーーット!』※
- 『ヨッシャぁ!ウルトラあばれるぞ、ハルキッ!!』
- 『もちろんでございますよ、ハルキぃッ!!』
- 『これが最後だ、ハルキ! ウルトラ気合入れていくぞォッ!!』
※毎回言っている台詞だが、最終回だけあってハルキだけでなく、ヨウコやストレイジの面々(配信では視聴者も含めて)も唱和した。
ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ
ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀
- 『ウルトラ強えぇ…』
ウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイ
17話予告
- 『ウルトラかっ飛ばすぜ!!』
- これまで未登場だったゼットだったがこの予告で満がを持してゼット登場。この予告がゼットの似た声の人気カードゲームアニメ主人公の口癖のノリでゼットがゼロに乗っ取られると思われたが…。
18話予告
- ゼロ『ウルトラ見てくれよな!!』
- ゼット『師匠!?』
- まさかのゼロがZ語を乗っ取るというオチを披露。そもそもゼロは『ウルトラマン列伝』を始め総集編番組のナビゲーターとして人々に伝えた経験が何回かあり、さらに他の要員としても様々な先輩たちがいた為(前回の予告での台詞のためか)ゼットにン熱血指導ゥ!な人のようにゼットにクロニクルの厳しさを見せてくれたようである。
Blu-rayBOX CM
- 『ウルトラマンZ!Blu-rayBOXが発売決定でございます!』
- 『様々なタイプに変身して戦う私の姿など見所がウルトラいっぱいだ!!』
- 『Blu-rayBOX!手に入れるしかないでございますな!!』
ウルトラマナーおやくそくムービー
- 『いよいよ皆と直接会える日がやって来たこと、ウルトラ嬉しゅうございます!!』
- 『というわけで、ウルトラマナーのお約束を作ってみましたよォ!』
- 『みんなの思いはちゃんと俺たちに届いています!』
- 『お約束がいっぱいでお疲れかもしれないけど、油断せず、一緒に乗り越えていきましょう!!』
『ご唱和ください、“彼“の名を!』
- 『こう見えて、ウルトラ緊張しています…!』
- 『地球のみんなはウルトラマンのこと、当然ご存知でんな?
- 『数々の伝説を残してきた誰もが憧れる英雄です』
- 『ウルトラシビれる思い…受け取りました!!』
『ウルトラヒーローズとあそぼう!2020』
- ゼロ『とめるな!キミのビッグバン!』
- ジード『いますぐゲットだ!ジーッとしてても、ドーにもならねえ!』
- ゼット『ウルトラあつい本できた!!』
- 子供向け雑誌ゆえか、師匠や兄弟子と仰ぐ人共々平仮名が多くなっている。『あつい本』と言っているが、決して本の厚さではなく『熱い』とか『アツい』といったニュアンスなのだろうと思われる。
『ウルトラマンとあそぼう!レジェンド』
- 『ぜんりょくでおあそびください!』
- またも言い回しが彼らしいが、目玉付録のウルトラマンティガのソフビフィギュアの、それも限定復活のアルミニウムVer.の事も含めて言っているのだろうと思われる。
2020年のウルトラマンの日(7月10日)において、特別企画の一つとして『ウルトラシリーズのTwitter公式アカウントがゼットによるツイート』と言う体裁で、Z語まみれのツイートを投稿し、地球の言葉に不慣れであるゼットの設定を有効活用した面白ツイートを連発した。
また、一部のツイートでは当時話題になっていたハッシュドタグを誤って使用していた為、更にユーザーの腹筋を破壊する事態となった(参照)。
上述した「トリガー、トリガー最後に押すの!」に関して、ゼットとハルキが次回作『ウルトラマントリガー』にゲスト出演することが発表されたことで、また別方向でネタにされている。…その際はちゃんとトリガーを押したが、また珍妙な事件を引き起こした。
NHKで放送された「歴史秘話ウルトラマンヒストリア」でもゼットの紹介で第1話の珍妙な変身シーンがばっちり放送されていたりする。
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Zの単発駄文、あのおかしい言葉遣いはどんな感じで生まれたのか、妄想を 働かせてしまいましたww。80先生の所為ではなく、ゼット君がアホの子で あったからこそ、あのおかしい言葉遣いが生まれたと駄文使いは思いますw。1,057文字pixiv小説作品