「私はラミア・ラヴレスです。レモン様がつけてくださった」
CV:清水香里
概要
ロンド・ベル(OG2ではシロガネ))に潜入してきた謎の女性。性格は冷静沈着だが……なぜか敬語が苦手。
その正体は並行世界の軍事組織シャドウミラーがプレイヤー部隊を監視、収容するために送り込んだ人造人間の工作員。
しかし無線機の故障によりシャドウミラー本隊と長期間交信がとれなかったことと、底抜けにいい人ばかりであるスーパーロボット乗りの人々との交流を通じ、誰かの指示でなく自分の意思で行動することを学び、シャドウミラーを裏切ることとなる。
男主人公であるアクセル・アルマーを選択した場合はライバルとして現われ、任務に疑問を抱かない人形のような性格となっている。
『スーパーロボット大戦OG2』やOVA版では、基本は『スーパーロボット大戦A』の主人公バージョンと同じで、ATXチームにアンジュルグのテストパイロットという肩書きでスパイとして入り込んだ。
エクセレン・ブロウニングから「エクセ姉様」もしくは「姐さん」と呼ぶように言われて従ったが、正体を明かしてからもそう呼び慕っている(ただし、心中の台詞においては「エクセレン」と呼び捨てにしている)。なお外見上の年齢は20歳前後なので、一応正しい呼ばせ方ではある。
ご立派なモノを持っているのが多い女性キャラクターの一人ではあるが、本人にとっては大きすぎてむしろ邪魔であるらしい。ちなみにレモン・ブロウニングに修復された際にさらにサイズが上げられたらしい。また、恒例のクスハ汁を飲む立場となっておりアニメ化されたジ・インスペクターでは完全に泡立った状況下でしかも唯一完飲者であった*アラドすら不在でやむなく飲み撃沈した光景に全員が悲鳴を上げていた。
また、『A』とは違い、自分以外のWシリーズが存在するため、彼らが自我を見せつつ死んで逝くのを見て憐みの表情を浮かべることもある。
『OG2』での戦後は新たに少尉に任官し、新生特殊戦技教導隊に所属していたが、バルトール事件に巻き込まれ、生体コアとしてバルトールに組み込まれてしまう。
しかし、キョウスケ・ナンブの一か八かの賭けによって救出される。
なお(搭乗機は最初にアンジュルグ、その後の進行次第でヴァイサーガまたはアシュセイヴァー3号機が追加される。なお、パーソナルトルーパー・アーマードモジュールなどの汎用ユニットにも乗換が可能。
『スーパーロボット大戦OGs』や『スーパーロボット大戦OG外伝』においては、基本的な設定は『OG2』と同じだが、いくらか設定が変わっている所もある。
主な相違点としては、アクセル・アルマー相手の性能テストで唯一引き分けに持ち込んだWナンバーであるといった点。
以前のシリーズ以上に言語機能障害が悪化しており、正確に台詞を読もうとすると一苦労するほどといった点が上げられる。
ちなみに、言語機能を完全に修復することによって自我に影響が出てしまうことを危惧したレモン・ブロウニングが、多少の調整を行うだけにとどめたため、稀に以前のような喋り方が出てしまうことがある。
だが、ハガネやヒリュウ改などの部隊のメンバーからは「特徴があって良い」「かわいい」などと認識されているようである(時折、『無限のフロンティア』シリーズのアシェン・ブレイデルの台詞や無駄に丁寧な言葉遣いが出る)。
とはいえ、人間の感情の機微にはまだ疎く、アクセルに嘘をあっさりと見抜かれている。
ユーモアなどの感性も、理解しようとはしているようだが、ジョークや物の例えを言葉通りに受け取ってしまい、結果的に的外れな行動をとっている場合があるなど、前途多難である。とはいうものの、「母と子」の関係を間近で見た事によりレモンを「創造主」ではなく「自身を生み出した母」という認識が芽生える等、ただの人造人間ではなくなっている。
『第2次スーパーロボット大戦OG』では、もともとおかしい言語機能が更におかしいどころかいろいろ残念なことになったりする。また、プロトタイプに当たるアシェンの口調にも切り替わったりする。
ちなみにだが、おかしな喋り方をするキャラクターであるためか、収録の時に清水女史が台本のセリフをうっかり言い間違えたのにスタッフが全く気付いていなかったことがあって困ったらしい。
バルトール事件ではバルトールに組み込まれた後、生存が確認されキョウスケ・ナンブにより助け出されるが、直後にユルゲン博士が操るヴァルシオン改・タイプCFに不意打ちをされて生死不明となった。
その後、デュミナスに回収され洗脳された状態で復活し、バルトールの制御のためのコアにされてしまう。このときは機械的な口調に変化しているなど『A』における敵仕様のラミアに近い。
キョウスケたちをコードATAに巻き込んで始末しようとするが、アクセルのコードDTDを外部から強制的に引き起こすという一か八かの賭けで救出される(この際の一連の会話は、『A』における敵バージョンのラミアの最期を再現している)。
また、今回の救出をOG外伝の原作元である『スパロボR』に順番に置き換えると
₋ODEシステム:DG細胞
₋ヴァルシオン改・タイプCF:デビルガンダム
コードDTD:ゲッター線
マスターガンダム(再現機):アンジュルグ(本来の機体)か(なぜか放置されていた)ヴァイサーガ
ラミア:東方不敗
と考えられる。
修羅やデュミナスとの決戦では以前の上司やWシリーズを否定するところがあり、以前の面影はなくなっている。
『OG外伝』よりコードATAの他に、彼女とアシェンのみ強制オーバーヒートを起こすコードDTDが搭載されているという設定が追加されている。
このコードでは発動の順位では最優先に当たるらしく、コードATAの発動でコードDTDを割り込ませるとATAの無効やオーバーヒートで操られるために付けられた回路を焼き切ることも可能。
ちなみに「ATA」「DTD」はキリスト教の葬送において唱和される聖句(元々は創世記からの引用)が由来であり、それぞれ「Ashes To Ashes(灰は灰に)」「Dust To Dust(塵は塵に)」から来ている。
レモンによると、アシェンはラミアの姉のようなものであるとのこと。
なお、ラミア自身はアシェンのように自らコードDTDを発動させる描写は今の所はない。
また、アシェンのようなコードDTDで起こる二重人格的な要素があるのかも不明である。
身体機能のメンテナンスがこちらの世界で唯一できるのはテスラ・ライヒ研究所だけである。
搭乗機
※(バルトールの制御コアにされている間)
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レモン・ブロウニング アシェン・ブレイデル アクセル・アルマー
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