ご唱和ください我の名を!
ごしょうわくださいわれのなを
ご唱和ください我の名を!ウルトラマンZ!
変身する際にナツカワ・ハルキの背後に立つゼット自身が両手を大きく広げて「ご唱和ください我の名を!ウルトラマンゼーット!」と呼びかけ、ハルキがこれを復唱する形で変身する。
早い話が「叫べナオ!ジャンファイトと!」のようなもの。前作のタイガも初変身時に「叫べヒロユキ!バディーゴー!」と呼びかけている。
この台詞は本作品のキャッチコピーとして多方面で使われている。
第1話サブタイトルにも採用されているが、こちらは読点が入った「ご唱和ください、我の名を!」表記になっている。
後にゼットの名前はウルトラマンエースから名付けられたことが判明しており、この台詞にまた違った趣を感じている人もいる。
なお、元々は違う決め台詞であった。
ちなみに、2ndEDテーマ「Promise for the future」のサビに入る前の歌詞はこのセリフの英語表記となっている。
主題歌の概要
- 作詞・作曲:遠藤正明
- 編曲:宮崎京一(KEYTONE)、飯田涼太(KEYTONE)
- 歌:遠藤正明
この台詞が歌い出しにそのまま使われている。表記としてはタイトル、歌詞ともに「ご唱和ください 我の名を!」と半角スペースが入る形になる。
パッと聴くと王道の熱いヒーローソングだが、歌詞をよく聴くと「力の意味」「正義とは何か」はたまた「敵は誰なのか」を問いかけるシリアスな内容も散りばめられている。特に2番で顕著で、1番から通しで聴くと「平和のために戦っていく中で本当の正義が何なのかわからなくなっていく」というまるで戦争モノのような物騒な内容になっている。
前半EDである「Connect the Truth」も同様の方向性の歌詞となっており、関係者のインタビューも併せて不穏な空気を感じる人も。
ウルトラマントリガーの客演回の一つである第7話、インター・ユニバースでも挿入歌として歌われる。
タイトルがタイトルなだけに、情報公開前は『オーブ』の主題歌も担当した水木一郎氏に歌って欲しいという声も多かったが、JAM Project繋がりとも言える遠藤正明氏が担当。影山ヒロノブ氏に続いて「Z」を冠した作品の主題歌を歌うということに水木氏も喜びのツイートを行っている。
また、遠藤正明氏は東映特撮の爆竜戦隊アバレンジャーの主題歌も担当しており、ウルトラシリーズとスーパー戦隊シリーズの両方の主題歌を担当したアーティストとなった。
なお、遠藤はこれ以前に発売されたアニソンカバーアルバム「ENSON」において『ウルトラセブン』の主題歌『ウルトラセブンの歌』や『ウルトラマンネクサス』の主題歌『英雄』のカバーした経験がある。
なお、2024年現在最後の歌詞の中に“ウルトラマン”が入っているOPでもある。
正式タイトル『ご唱和ください、我の名を!』
2020年6月20日 放送
予告
ストーリー
地球防衛軍日本支部のロボット部隊「ストレイジ」でパイロットを務めるナツカワ ハルキ。地球の平和を守る為に日夜戦い続ける彼の前に、新たなウルトラヒーローが舞い降りる!
その名はウルトラマンゼット。ウルトラマンゼロの弟子を名乗る熱血漢だ。
凶暴宇宙鮫ゲネガーグの攻撃の前に窮地に陥った彼らが一つになる時、新たなウルトラの物語が幕をあける!
- 脚本:吹原幸太
- 監督:田口清隆
初めてウルトラマンと会った主人公がいきなりその名を呼んでも面白味に欠けることや、イベントやショーなどの場でファンが掛け声を出しやすいようにという考えから、メイン監督の田口清隆氏がこの台詞を発案した。
しかしながらコロナ禍直撃の2020年はウルフェスの開催中止、翌年以降のウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル(通称:ウルサマ)』も感染対策のため、永らく声出しでの応援を送ることが出来ずにいた。
ウルサマ2023年より声出しが解禁となり、満を持して観客からご唱和してもらうことが出来るようになり、『NEW GENERAION THE LIVE スターズ編「巡る願い星 SIDE スターズ」』での戦闘中、ゼット本人は「どれだけこの時を待ちわびたことか」と感慨深い思い思いに浸っており、共闘してたウルトラマントリガーとウルトラマンデッカーも観客からの声援を受けることが出来た。
ウルサマに遊びに来てステージを観覧してた田口監督も、「やっとご唱和できた」と感傷に浸っている。
上記の通り本作のキャッチコピーとしても使われている本セリフだが、「ご唱和ください」という謙譲語と尊大に聞こえる一人称の「我」という相反する言葉の組み合わせはいろいろな意味でインパクトがあり、番組開始前は「へりくだっているのかふんぞり返っているのかよく分からない」といった指摘が見受けられた。
第1話放送後、このセリフはウルトラマンゼットが地球に来たばかりで日本語が不得手、特に敬語の使い方がよくわかっていなかったことと、自分もハルキも命の危機にある中で急造した決めゼリフであったことが描写され、一応の説明はつけられた。
ストーリーが進むにつれて日本語にも慣れていったものの、「ご唱和ください我の名を!」だけは直っていない。
本作最終回のサブタイトルは「遥かに輝く戦士たち」であり、前述のように初回サブタイトルでゼット=我の名を、最終回で「遥輝」=彼の名をご唱和している。さらに最終回本編では変身時に、ハルキのみならず戦いを見守るストレイジの面々が一緒にゼットの名をご唱和するシーンもあった。
公式配信では、視聴者達もチャットやコメントでご唱和していた。
ニコニコ動画の公式配信動画などでは歌詞に対するいわばお約束とも言うべき返しがあり、いくつか例を挙げると
- ご唱和ください我の名を→ウルトラマンゼェェェェェェッッット→ゲホッゲホッ、だめだ、遠藤正明は強い
※ニコ動のコメント文字数制限まで「ゼェェェェェェッッット」と弾幕を打ち込んでも、歌い出しのロングトーンの方が圧倒的に長く続くことに対するテンプレコメント
- 一番大事なモノいったい何だい?→バンダーイ※1
- 誰の為にこの力はあるんだい?→ベリアル様
- 退屈持て余して蔓延る宇宙人(エイリアン)→ジャグラー※2
- 刺激求めて蘇る巨大怪獣(モンスター)→ゼッパンドン
- この地球(ほし)を守りたい→ふーん、エッジじゃん※3、この腰を守りたい※1
- その笑顔が見たい→レッドファイッ!※4
- 傷つき倒れても構わない→円谷「(予算が)傷つき倒れても構わない」、円谷こわれる※5
- グローイングアップ!→ゴリラ🦍※1
- また地球(ほし)が泣いている→また腰が泣いている😂※1
- 優しさは力→ゼットファイッ!※4
- 共に戦え 未来へ繋げ→(予算を)未来へ繋げ
※1 空耳
※2 ヘビクラ・ショウタ登場シーンの歌詞であるため
※3 アルファエッジ登場シーンの歌詞であるため
※4 ベータスマッシュ登場シーンの歌詞であるため
※5 ガンマフューチャー登場シーンの歌詞であるため
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