男なら誰かのために強くなれ 歯を食いしばって思いっきり守り抜け
転んでもいいよ また立ち上がればいい ただそれだけできれば英雄さ
楽曲情報
- 作詞・作曲・編曲:徳永暁人
- 歌:doa
概要
『ウルトラマンネクサス』の前期オープニングテーマ及び最終回エンディングテーマ。
疾走感のある曲調とサビ部分の「男なら」「英雄さ」が印象的な非常に男らしいカッコイイ曲で、弾幕ソングとしても有名。ニコニコ動画などでは英雄MADシリーズと称してMAD等で使われている。
「英雄」をバックに覚醒する超サイヤ人
「英雄」をバックに義兄の囚われた処刑台へ急ぐ義弟
「英雄」をバックに決意の眼差しで印を組む未来の火影
「英雄」をバックに魔術師に右手をかざす高校生
「英雄」をバックに全てをドローにかけた決闘者
などなど、アニメ界の錚々たる名シーンを熱いメロディで盛り上げている。
「ネクサスのことも思い出してあげてください」byスタッフ
『ネクサス』本編が陰鬱な展開であったが、苦しみながらも決して諦めずに足掻く姿がこの曲の内容と重なり合っている。
ウルトラシリーズの曲としては始めて「ウルトラマン」や「ネクサス」といったヒーローに関係する単語が一切登場しないため、始めて聞いた人がウルトラマンの歌だと気づかない場合が多い(これは『ネクサス』の他の主題歌も同様であるが)。
版権をめぐる扱い
版権がウルトラシリーズのサウンドトラックを手がけているコロムビアミュージックではなく、doaの所属していた『ビーイング(現B-ZONE)』傘下の『GIZA studio』にある関係上、版権をめぐる扱いがやや複雑で、ウルトラシリーズの主題歌集には収録できないことが多いという不遇の曲でもある。最近では収録されるケースも出てきている(それでも、ネクサスの後期OP『青い果実』やティガのOP『TAKE ME HIGHER』などで収録できないケースは散見される)。
そのためなのか、円谷プロのエイプリルフール企画ではウルトラマンネクサス本人が「『英雄』がウルトラマンネクサスの主題歌だったことも思い出してあげてください」と発言した。
2023年8月31日からdoaが『Giza studio』との契約を終了、同年の9月1日から独立した。
これにより、同じくdoaの楽曲『青い果実』も含めて権利関係が多少は緩和されたと思われ、今後は以前よりかは主題歌集に収録される事が増える可能性がある。
実際に『ウルトラマン主題歌ベスト 〜ウルトラマン列伝 スペシャルCD〜』や『最新ウルトラマン主題歌集ウルトラマンデッカー』には収録された。(一方で『ウルトラマンテーマソングセレクション・ウルトラマンブレーザー』では『青い果実』の方が収録された。
余談
PVは全編モノクロであり、転げまわりながら演奏したり走り回ったり、機材のコードが異様に絡んでいたりと結構印象的。
ネクサス放送から10年が経つ2014年には、THE ALFEEが楽曲「英雄の詩」を発表している。こちらもウルトラシリーズのOPに採用されているのと、歌詞にウルトラマン関連の単語が含まれていない点が共通する。
またこれ以降、「トリガー」や「デッカー」「ブレーザー」等ウルトラマンの名前が入ることはあるが、「ウルトラマン」という歌詞が出てこないパターンも増え始めた。
ウルトラシリーズの主題歌を担当しているvoyger(ボイジャー)によるカバー版も発表されている。
一部のファンからこのdoaの英雄がネクサスでボイジャー版英雄はウルトラマンゼロをイメージしているのではないかという意見もある。
2017年8月26日に行われた「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」において、声優の鈴村健一と羽多野渉のカバー版が披露された。同ライブにおいてアニメソング以外が披露されるのは極めて異例。
あと遠藤正明のカバーバージョンもある。
『ウルトラマンブレーザー』第4話では、サビの部分の歌詞をアレンジしたフレーズが映るシーンがある。ただし、それを引用した人物は自身の欲求を満たす為に自作自演で怪獣を暴れさせるという、本曲のテーマとはかけ離れた人物であった。
2024年12月31日にdoaが活動終了、解散となり、これを受けて円谷プロダクションの公式アカウントは反応した。
これ以外にも、孤門役の川久保拓司氏、姫矢役の桐島優介氏、溝呂木役の俊藤光利氏、海本隼人役の北岡龍貴氏もそれぞれ反応している。
関連動画
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フルスコア
MV
関連項目
Another_day_comes、M八七:歌詞にウルトラマンの名前が入らないウルトラシリーズの主題歌。
男なら誰かのために強くなれ 女もそうさ 見てるだけじゃ始まらない
これが正しいって 言える勇気があればいい ただそれだけできれば英雄さ