ハルキ「うっ…えっ?」
ゼット「お前に敵う相手じゃない、ここは任せろ!」
ハルキ「ゼットさん!」
『Haruki Access Granted.』
ハルキ「はああっ!」
『Ultraman Z.』
概要
ウルトラマンゼットは緊急時にて等身サイズの敵に対して応戦する際、一体化しているハルキの体を使用して等身大に変身できる。
ゼット曰く「いつもの逆パターン」とのことで、ハルキがゼットの体を使って戦う通常時とは逆に、こちらはハルキの体をゼットの意志で動かしている。初披露時など、ゼットが「ウルトラ緊急事態」としてハルキを無理やりこの形態に変身させることもあった。
ウルトラフュージョンではないのでこのサイズでの戦闘は現時点ではオリジナル形態のみ。
通常の戦闘では変身時間は3分だが、この姿ではエネルギーの消耗がウルトラ激しい(ハルキの体にも負担が大きいとのこと)らしく50秒しか変身を維持できない。
第7話にてバリスレイダーとの戦闘にて初披露した。
第10話では基地に侵入してきたバロッサ星人に対し変身したが返り討ちにあってしまった。
第22話では三代目バロッサ星人との戦いの際に変身。三代目が弱かったこともあり「50秒もいらない」と豪語し追い詰めるも諸事情があって三代目が巨大化したため、そのままアルファエッジへとウルトラフュージョンした(この際、オリジナルの状態からビルを突き破りながら巨大化してウルトラフュージョンする描写があった)。
変身方法
アクセスカードの装填までは通常時と同じものの、ウルトラメダルを装填せずにスリットをスライドしてトリガーを押す。すると、出現したヒーローズゲートがハルキの体をすり抜けると同時に等身大のゼット・オリジナルへと変身する。
例えるなら変身場面はどこぞのオンドゥル語ネタの仮面の戦士を思わせる形となっている。
余談
映像作品で主役ウルトラマンが等身大に変身し闘う展開は『ULTRASEVENX』以来実に13年ぶり。
- 戦闘なしの活躍を含めても、『ウルトラマンマックス』第38話以来14年ぶりとなったために話題になった(OVを含めると『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』におけるゼロで約10年ぶり)。
- 敵ウルトラマンでは、『ウルトラマンタイガ』に登場したトレギアが記憶に新しい。
- 『ウルトラマンメビウス』第27話では、メビウスが電脳空間へ侵入する際に一瞬だけ等身大の姿になった。
- 主人公以外では『メビウス』第35話でヒカリが地球に再来した時に等身大になっている。
ゼットは本来ハルキと覚悟を決めなければ変身できないのだが、等身大にならゼットの意志だけで一方的に変身できる事、その際の活動時間が短くなる事の理由については、かつての師匠がそうだったように、中途半端な心構えで無理やり変身した影響と捉える事もできる(逆に言えば、等身大に変身する程度であれば覚悟を決める程の心の力は必要ない=緊急時に役立つという事なのかもしれない)。