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概要

特撮番組『ウルトラマンZ』の主役ヒーローウルトラマンゼットが使う必殺技の一つが、ゼスティウム光線である。いわゆるスペシウム光線の系列に入る光線技であり、敵へのトドメとして使われる。

光線の先端(弾頭?)は矢じり型になっているほか、着弾時に敵の身体に「Z」字が浮かび上がる。
発射中に軌道を変えることも可能で、最終話では光線をZ字型に曲げてみせている。

傷つき倒れてもかまわない




形態共通の技

この技の特徴的な点として、複数の形態で共有している必殺技であるというところがある。

ゼットは先輩ウルトラ戦士の力が宿ったウルトラメダルウルトラゼットライザーウルトラフュージョンし、それによって変身する複数の形態を状況に合わせて使い分けているのだが、彼のように使い分け型のタイプチェンジを行うウルトラマンがメインの必殺技を形態間で共有しているというのは結構珍しいパターンである。

技を複数の形態にわたって使っていることには前例はあり、それに例えて言うなら(適切かは怪しいが)、ハンドスラッシュクロスレイ・シュトローム、もしくはフォトンエッジの要素を足して割ったような技と言えるかもしれない。もっと例えるなら、ウルトラマンネクサスジュネッスジュネッスブルーを使い分け、クロスレイ・シュトロームをメイン技にしているような状態である。

基本的に使い分け型のタイプチェンジでは、必殺技はそれぞれのタイプでしか使えないものが設定されていることが多く(ゼットも形態特有の技があり、それで敵を倒したこともちゃんとある)、その技を使うためにタイプチェンジする描写も多いわけだが、ゼットの場合途中の戦闘において形態固有の技を使い、決め技としてゼスティウム光線を使うことが主である。
それを表すように新世代ヒーローズ作品の必殺技としてはザナディウム光線に次ぐ勢いの使用率を誇る。

この技が多用された理由として単純に「Zが新人の為決め手としての技をゼスティウム光線しか持っていない」ところがある。ウルトラマンゼットというウルトラヒーローとしては様々な技や能力があるのだが、それはあくまでメダルによる力を借りたものでありZ本人の技は殆ど持ち合わせていない状況で本編が開始されている。この光線自体は十分トドメとして申し分ない威力を持っているのだが、師匠の親父のアイスラッガーのようなサブウェポンやワイドショットのような所謂得意必殺光線以上の高火力技を持っておらずある意味Zという戦士の新人故の器用貧乏さを象徴していると言える。

この為か序盤は比較的決め手として多用していたのだが、決め手として使いやすく火力の高い竜巻閃光斬やベリアロク入手後はそちらの方に移行しており必殺光線として出番は減る事になる。一方で最終決戦で活躍するなど数の多さより要所要所の活躍が目立つという点はレッキングバーストに似ている。

手順

1→胸の前で両手を水平に構えて、エネルギーを開放(この時、体のどこかしらが内側から光が漏れ出るように発光するのだが、光る箇所は形態によって異なる。違いは後述)。

2→左手を左上に、右手を右下に伸ばし、斜めに開く。同時に、体の前でエネルギーが大きな「Z」字を描く。

3→左手を前に、右手を後ろに伸ばしたら、左右の腕をぶつけあうようにして十字を組むと同時に光線が発射される。

以上の手順で発動する。緊急時だったりすると、1や2を飛ばした短縮版を使うこともある。劇中でも何度か短縮しているが、防がれたり効かなかったりしており、威力は落ちているのも知れない。

無関係だろうが、3の動作がウルトラマンネオスのネオマグニウム光線にすごく似ている。

ちなみにチャージをしても撃たなかった場合、両腕に集められたエネルギーはゆっくりと消えていく。

各形態での特徴

形態によって演出に微妙な違いが見られるのもこの光線の特徴の一つである。1エピソードで2度、しかもそれぞれ別の形態で撃つことがあるため、比べてみると面白いかもしれない。

発光部分は全身の周りとカラータイマー周辺のライン。玩具のウルトラゼットライザーではオリジナルの技として収録されており、オリジナルへの変身遊び後に必殺技遊びをすると発動するほか、ゼットライザーのパッケージや雑誌の写真などではゼスティウム光線を撃つオリジナルの姿が映っている。『フュージョンファイト』ではオリジナルの必殺技扱い。

長らく本編ではオリジナル自体が戦闘シーンが少ないためにこの形態での使用は描写されてこなかったが、最終回での最強の敵との戦いではこれ以上ない活躍を見せることになる。

「-最後の一撃-」



また、本編の前日談となる大いなる陰謀ではトライストリウムの連続攻撃に怯んだ宇宙恐魔人ゼットに発射し、致命傷を与えた。

ウルトラマンゼット アルファエッジ


劇中で最初に使った姿にして、現状では一番多くの敵にトドメを刺している形態。
胴体と太もものプロテクターの溝(隙間?)にある水色の部分が光る。なぜが空中で撃つことが多い。ジードやゼロとの同時攻撃を行ったことも。なお威力が増すかは不明だが、ゲネガーグとの光線の撃ち合いになった際、ハルキが「チェストー!!」と叫ぶと同時に出力が向上していたりする。

劇中ではエリマキテレスドンとの戦いで短縮版を披露するが、跳ね返されてしまった。第22話ではスペースZでの経験を応用したのかエネルギーを溜める動作を3回繰り返して威力を底上げした強化版を使用しており、キングジョーストレイジカスタムをバリアごと戦闘不能にする程の威力を見せた。(しかも乗組員が何とか脱出できた描写を見るにこれでも威力を抑えていた可能性もある)
この形態ではプロテクターと体の赤い部分が発光する。この時はウルトラマンエースメタリウム光線のSEが加えられていた。

ウルトラマンゼット ガンマフューチャー


この形態だと発光個所は全身の金色の部分と模様の淵。一段ときらびやかな気がする。
ファイブキングの体内から撃ったり、ガンマイリュージョンで召喚したTDGトリオとの一斉砲火を行ったりと容赦ない使い方をしている。なお、ファイブキング戦のみ光線の色が紫がかっている。

こちらは腕のクリスタルや各所金色のライン、額にある3つのビームランプが発光する。
またこの形態のみ指を伸ばしきらない状態で構えを取る

初使用はバラバとの戦いだが、四次元能力によって弾き返されてしまっている。
特に光線の色が変化している描写などはないが、第21話でフルパワーで放った際はD4レイによる次元崩壊を相殺した事から、目に見えないだけで威力は上乗せされていると思われる。

間接的にだがバラバに跳ね返されたことへのリベンジを果たした形となり、同時に改めてウルトラマンの光線の威力のすさまじさが発揮された場面でもあった。ちなみに威力を上げた際には体の各所ラインが再び発光する。

ジンクス?

というには微妙なところだったのだが、キングジョー戦で装甲にはじかれるまで、この技は技名を叫ぶと通用し、叫ばないと効かない傾向が見られていた。実際のところ効かなかったときは上記の短縮版であったため威力が足りなかっただけでと思われる。実際、キングジョーとの戦いでは叫んで(短縮版を)撃ったら効かず、叫ばず撃ったら効果を発揮したため、早々にジンクスらしきものは消えることとなった。

派生技

ゼスティウム光線自体がゼットが基本技であることからウルトラフュージョン形態それぞれが固有のゼスティウムをアレンジした技を使用でき、ゼスティウムアッパーをはじめゼスティウム光線の原型がほぼ残っていない技も存在する。これはウルトラフュージョンで融合した合体元のウルトラメダルの力がゼット本人よりも優先されているからだと推測される(光線自体は前述の通りゼット自身のオリジナル技であるが、ゼスティウムメーザーなどはビームランプから発射することを考えてもゼロやセブンの要素が強く影響している)。

ゼスティウム光線がゼット純正の基本技とすればメーザー、アッパー、ドライブらは先輩達とのコラボ技と考えれば分かりやすいだろう(劇中では本当にコラボ技が登場しているのだが)。

ゼスティウムメーザー

アルファエッジの固有技であり、額のビームランプから照射するエメリウム光線形の必殺技。原点と同様、ピンポイントでの部位破壊や牽制能力に長けており、ペギラ戦からも察せられる通りかなりの射程距離を誇る。本編ではもっぱらノータイムで使用しているが、『フュージョンファイト』では一度ゼスティウム光線と同じくエネルギーを貯める動作を起こしてから発動している。

ゼスティウムアッパー

勇気の力


こちらはベータスマッシュが固有で使用できるゼスティウムエネルギーを体内に充填させて相手を殴り付ける近接技。一見すると大元のゼスティウム光線とはかなり使用用途が異なっているものの、発動時に両腕を構えた後に身体が発光するという本家とかなり近しいモーションを取っており、見た目ほど分家している訳ではないのかもしれない。

ゼスティウムドライブ

「-ゼスティウムドライブ-」


ガンマフューチャーが使用するフォトンエッジフォトンクラッシャーに非常に酷似した2つの鞭を同時に相手に叩き込む技。こちらは本編や『フュージョンファイト』でも頭からエネルギーを放出してから発動しており、使用モーション的には最も原点のゼスティウム光線からかけ離れた技と言えるかもしれない。威力自体は中々に高いものの、ガンマフューチャー自体が豊富な必殺技を持つ汎用性の高い形態のためか実はそこまで使用率は高くない。

ゼスティウム光輪

デルタライズクローが使用できる必殺技の一つで名称から察するに八つ裂き光輪系統の必殺技と推測されるが、現時点では公式サイト及びソフビのタグの記載や玩具版のゼットライザーでメダルを再リードして発動させる必殺技としてしか判明しておらず、ベリアロクが単純に武器として非常に優秀なことも相まってか本編ではついぞ使用されることはなかった。一応設定のみが公開されていたレッキングノバが後に別の映像作品で登場したという前例はあるので、今後のゼットの活躍次第ではゼスティウム光輪の登場する可能性もゼロではないだろう。

ゼスティウムレイバースト

シグマブレスターが使用できる両腕を水平にして上から円を描くようにエネルギーを込めて、炎と冷気の光線を放つ技。ゲーム『フュージョンファイト』限定なのでややマイナー寄りの必殺技なのだが、ゼスティウム光線と同じく使用時にはカラータイマーを中心に両腕を水平にするポーズを取る。

D4レイ

特空機4号 ウルトロイドゼロ


こちらはやや変化球な方であるが、地球防衛軍が新たに設計した最新兵器のD4がそのまま使用すると辺り一帯が次元崩壊を起こして消滅するというあまりにも危険過ぎる代物であったことも含め、前述にもあるようにゼットの尽力により崩壊を食い止められた経験を踏まえてかとある人物の助力もありゼスティウム光線のデータを入手し、ゼスティウムを利用することによりD4レイの次元崩壊エネルギーを相殺する制御システムを改造、暴走をある程度克服することには成功している。実際使用時にはキングジョーSCの時と異なりゼスティウム光線と同じくエフェクトが発生しているほか、大規模な破壊ではなく対象に威力を集中できるように進化している。

ツイッター1時間お絵描き其の202


しかし、このあまりにも強力過ぎる力は最終的に邪悪な愉快犯の手により乗っ取られ、ゼット達どころか人類、地球をも破滅に追い込みかける想像を絶する悪魔へと突き進み、彼らを大いに苦しめる事となる…。

余談

名前の由来は恐らくZest(熱意、活力を意味する英語)と思われる。
そうだとしたら、何の因果かウルトラマンを追い求めることを宿命付けられた人物の名前の由来および進化形態の名称などと同じになることになる。

関連タグ

  • ゼットシウム光線

先輩のウルトラマンオーブ・サンダーブレスターの必殺技。ゼットつながりだが関係はない。発射前後のモーションが上述の3の手順に似ている気がしなくもないが関係ない。ちなみにこの技はゼスティウム光線とは逆に技名を叫ぶと不発に終わり、叫ばないと敵を倒すというジンクスがあった。しかし劇場版『ウルトラマンR/Bセレクト!絆のクリスタル』ではウルトラマンロッソ・グランドが使用してメカゴモラを撃破し、(本人ではないが)ようやく負のジンクスから解放された。

  • ネオマグニウム光線
上述の通りにポーズが似ている。動きだけで言ったら前動作が増えたネオマグニウム光線状態である。
ちなみに師匠のワイドゼロショットはセブン21のレジアショットと前動作が似ていたり。

  • オリジウム光線
こちらはオーブオリジンの必殺技。いろいろと共通点が多い技だが、こちらはオーブオリジン(とそれに連なる形態)しか使えないという大きな違いがある。本編での使用回数が少ないことも大きな違いである。

  • ハンドスラッシュ
例にも挙げたウルトラマンティガが、3つのタイプで共通して使っている「スラッシュ系の小技」(by愛染マコト)。

こちらも基本的にはマルチタイプの専用技として扱われているが1度だけパワータイプ時にも使用している。ただし全形態とも発射手順が共通しているゼスティウム光線とは異なり、パワータイプ版は手順自体はマルチタイプのそれとは大きく差別化されている。

これも一例として挙げたネクサスおよびウルトラマンガイアの光線技。強化形態でも使えるが、ネクサスやガイアは形態の使い分けはしない点で異なる。

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